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もぅまぢ無理。嫌なら見るな、は現代では通用しない?


#KENMAYA です。

インターネット老人会の方にとって「回線切ってクビ吊って○ね」は懐かしいワードですよね。まだインターネットがダイヤルアップだった時代、LANケーブルではなく、一般的に電話回線だったため、相手を煽ったり、罵倒するときに「回線切って○ね」が高頻度で使われていました。

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今でこそ死語であり、誹謗中傷にあたり、場合によっては殺害予告とまで言われ、もはやこういった煽りネタは下火になりましたが、一昨日、昨日、と久しぶりにネットから離れて回線切って吊りたい!と本気で思いました。


そうです。オリンピックの話題です。わたしは以前の記事でも「興味がない」と書いている通り、開会式だの競技だのに全く興味がありません。ところが、いざ始まってみればSNSでは人が入れ替わったかのようにオリンピックの話題が滝のように流れ、今までオリンピックに否定的だったメディアまでもが一斉にオリンピックのニュースを流し始めました。

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どこを見てもオリンピック、オリンピック、気が狂いそうでした。

だいぶ昔の話になりますが、お笑いコンビナインティナインの岡村隆史氏が、番組へのクレームに対して「嫌なら見るな」と発言したことで、大きく炎上したことがありました。
しかし、これはもはや昔の話で、現代では通用しないことを嫌という程思い知らされました。ネットに触れている限り、興味のないトピックを非表示にすることはできても、全てを排除することはできず、瞬く間にオリンピックの話題でSNS、主にTwitter、Facebookのタイムライン、YouTubeのオススメは埋め尽くされました。

仕方ないので、Twitterはトレンドの地域設定を「イラク」などのアラビア語圏にすることで読めない言語にした上で、オリンピックに関係するワードをひとつずつミュート設定にすることで、ようやく一時の安寧が訪れました。
YouTubeでもオリンピックの話題を取り扱うチャンネルやニュースを見かけるたびに非表示にしていくことで、まる二日かけて、ようやくオススメから排除することができました。


これでも日経や時事通信、ヤフーニュースといったニュースサイト、Googleトレンドはどうしようもありませんし、時事経済ニュースを見るためにふつふつと沸き立つ苛立ちを抑えながら、自分にとって必要な記事だけを読むしかありません。

ここまでメディアの露骨な手のひら返しに対する苛立ちもさることながら、単純にスポーツ観戦に興味のない人間が、「オリンピック楽しんでないやついるぅ~?いねぇよなぁ!?」的な同調圧力に気味の悪さと、自分でも驚くほどのスポーツ観戦に対しての嫌悪感が出てきてしまいました。

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「興味がない」だけだったはずの人間をこの短期間で完全な「アンチ」にしてしまうのですから高度情報社会とは恐ろしいものです。例えて言うなら、アラフォー男性のわたしに、延々と「女性用化粧品」のCMを見せられている気分であり、30分に1回程度なら耐えられるものを、10秒に1回見せられているようなもので、もう勘弁してくれというのが正直な感想です。(※過剰反応ともいう)


スポーツ観戦を楽しみにしている方や、オリンピックを楽しんでいる方たちを悪く言うつもりはありませんし、TwitterやYouTubeでオリンピックについて発信している方たちも何も悪くはありません。

しかし、興味のない人間にとっては、もはや情報の暴力といっても差し支えない程疲労感を伴うものであり、情報の受け手がここまで労力をかけないと息苦しい世の中は、果たして近代的で進化した世の中といえるのでしょうか。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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