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中国発金融ショック【恒大集団】


#KENMAYA です。


予想していた通り、中国の不動産バブルがはじけようとしています。わたしはかねてより、中国市場の危うさを指摘してきました。世界的な金融緩和によってもたらされた金余りの状況は、投資家たちの目に短期的に利食いのできる暗号資産や利回りの良いバリュー株、ジャンク債が魅力的に映りました。結果的に一部の仮想通貨や株や債権は暴騰、暴落を繰り返し、まさにマネーゲーム、ギャンブルとなっていました。

その中でも中国企業は米国企業と肩を並べるほどに急拡大、急成長を遂げた企業がいくつも存在し、世界的覇権争いの様相を呈してきました。中国市場は圧倒的な内需と豊富な輸出資源、香港という世界有数の貿易拠点からすぐ近くの│深圳《しんせん》は中国版シリコンバレーと呼ばれるほどにITも発展し、GAFAMを脅かすほどの存在感を示していました。

しかし、中国市場はあくまでも中国当局の監視管理下、企業は『営業を許可されている』だけに過ぎず、基本的に今の中国当局の方針は、【中国政府の管理できない存在の排除、あるいは管理統制下に置く】ことです。新自由主義を貫く米国市場とは全くの別世界なのです。(もちろん自由の名の元、嫉妬や嫌がらせのような裁判も行われますが(笑))


その根底を理解できずに多くの金融機関や投資家は中国市場に多額のマネーをベットしました。欧州の一部ファンドに至っては約500億円近くも恒大集団の社債を購入しています。これらが一気に焦げ付くとなると、サブプライムローンの破綻を契機にリーマン・ショックが発生したのと同様に、大きな金融ショックを起こしかねません。というかほぼ確実に起きるでしょう。

コロナバブルとも言える異様な株式相場が軒並み暴落を始め、売りが売りを呼ぶ世界恐慌のはじまりになります。これは投資とは無縁の人たちにも大きな影響を与えます。例えば日本の証券会社や金融機関、政府機関も市場に多額の出資を行っていますし、上場企業の多くも大きな影響を受けます。

リーマン・ショック時に一気に景気が悪くなり、バタバタと企業が連鎖倒産したのと同様に、ただでさえ不景気にあえぐ中、より大きな不景気の波が押し寄せてくることになるのです。ギリギリのところで踏みとどまっている企業が巨額の負債を抱えたまま倒産、それに伴い中小零細企業も蒸発することになり、当然失業者が大量発生します。


この非常に危うい状況はまさに【今そこにある危機】でありながら、わたしたちにはどうしようもできない事態です。あえて言うのであれば、投機的マネーは早めに回収しておくことをおすすめ致します。できる限り身軽に、固定費はできる限り圧縮、あるいは一括償却、不測の事態に耐えられるだけの現金を増やすのが短期的金融危機を乗り越えるためには必要不可欠になります。

『備えあれば憂いなし』です。


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