タクシーは過去の遺物になるのか


#KENMAYA です。


まず、本記事を書くに当たり、タクシードライバーをはじめ、タクシー業界に関わる方々を貶める意図は全くございません。あらかじめご理解ください。


昨今、タクシードライバーの高齢化も影響してか、事故や逆走、トラブルなどのニュースが跡を絶ちません。先日も大きなタクシーの事故があり、巻き込まれた歩行者、ドライバー共に死亡するという痛ましい事故がありました。亡くなられた方、ご遺族の方に哀悼の意を表し、ご冥福をお祈り致します。

ドライバーの方には基礎疾患などはなく、突発性のくも膜下出血だったと見られています。しかし、中高年のこういった突発性の心筋梗塞や脳出血といった健康リスクはゼロではなく、タクシーに限らずバスや公共交通機関のような人命を預かる仕事において、その安全性について絶対の信用を置いてしまっているわたしたち利用者側にも問題がないわけではないと思います。

もちろん、タクシーやバスを運転するには二種免許という、普通車を運転するために必要な一種免許よりも『乗客の生命を預かる』という観点から運転免許試験場においての技能試験の合否採点基準は非常に厳しく、合格率はおおよそ10%程度とされています。しかし、現状では上限となる年齢などの要件は定められておらず、年配の方の再就職先としてタクシードライバーは未だに人気の職種となっています。


さて、そんなタクシー業界もこのコロナ禍で多くのダメージを負っている業界のうちのひとつであり、乗客と密な空間を共有することになることから利用者からも嫌厭されがちな状態が続いています。

一部の先端IT企業が自動運転技術などの試験運用を開始していることから、そう遠くない未来に【自宅に無人車を呼び、目的地まで無人で自動運転を行う。】というサービスが開始される可能性は大いにあります。残念ながら日本の現行法では無人運転、完全自動運転を許可できない、という障壁はありますが、これも優れた実証実験データがあれば改正法は早い段階で施行されると思います。

そうなってくるとタクシーという概念が崩れ、下手をすれば自家用車という概念も崩れてくるかもしれません。自家用車を持つことでかかる自動車税、燃料費、保険料といった年間のコストは莫大です。それがもう既に都心部ではよく見かけるカーシェアリング、さらに自動運転とセットになってくれば、もはや余程の車好きでない限り自家用車を持つ必要はなくなってきます。


公共交通機関のほとんどが無人化、自動運転化すれば、利用者は満員電車を避けて他の移動手段を選択することもできますし、サービスの利用価格次第では通勤、通学に自動運転のシェアカーを利用することも可能になってくると思います。

例えばの話ですが、自家用車を持つ人が自分の利用する時間外に自家用車をカーシェアサービスに登録することで勝手に運賃を徴収し集金してくれるようなシステムが開発されれば、多くの登録者を得ることができるようになるでしょうし、それで年間の維持費をペイできるようになるのであれば、自家用車所有者にとって利用しない手はないでしょう。

現在のタクシー業界がそういった未来を見据えて、業種転換や新規事業構想を行うのはまさに今なのかもしれません。


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