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小雨降る桜並木を息子と歩いた話

定期投稿。定点観測。
毎年決まったタイミングで決まった場所から写真を撮っては、その時に感じたことを残していく。
日記を書くことをやめてしまったので、僕の記憶も記録もこのnoteに頼ることになる。来年の僕への手紙のようなもの。

2021年も桜を撮っていた。
有名ではないけれど、近所の川の両岸を埋め尽くす桜は圧巻で、毎年この場所で写真を撮っている。

2022年も桜を撮っていた。
換算800mmの望遠レンズで普段とは違った視点で桜の風景を切り撮った。この年はLeicaのオールドレンズで桜をたくさん撮った。家族で満開の桜を楽しむことはできなかったけど、その分だけ翌年の桜を待つ楽しみが増えたかもしれない。

ところが今年の桜は生憎の雨。HectorやSummaritで写真を撮ろうと楽しみにしていたんだけど、雨の中にオールドレンズを持ち出すのは流石に気が引けたので、手に入れたばかりの防塵防滴のSIGMA fpと45mm DG DNを肩に提げた。
「雨の桜も悪くないよ」と妻に声を掛けたけれどこんな天気にわざわざ外に出る気はないらしく、春休みに入って暇を持て余す息子に声を掛け、二人でいつもの場所まで向かった。


公式に花見が解禁されたとはいえ、天気が悪ければ人の出は少ない。
傘を差しつつ息子がいい感じのポーズを取ってくれるので、遠慮なくシャッターを切らせてもらう。
雨に桜。雰囲気のある写真が撮れるシチュエーションだけど、息子は相変わらず元気いっぱいのポーズ。風情も何もあったものではないけれど、それはそれで面白かった。

天気予報を見ると来週末も雨の可能性が高い。
来年はこの場所で「去年は雨だったね」と振り返りたい。
息子と一緒なら、やはり満開の桜は晴れた日に見たいと思った話。




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