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いつもいいとこで終わる

お昼休みが変わった。

ぼくのお昼休みは今まで50分だった。そして3時を過ぎると、まるでおやつの時間ですよと言わんばかりに20分の休みが与えられていた。

ぼくはこの20分休みが好きだった。20分なんて休んだ気にもならないし意味あるの?なんてよく言われたものだったけれど、なんせ一日立ちっぱなしの仕事であったから、この20分が待ち遠しくて仕方なかった。

20分間人の目にさらされることなく、ただただ足を休めることに使えるなんてなんて至福の時間なのだろうと思っていた。この時間にちょっと甘めのフルーツジュースを飲んだりしたりして、脳が欲している糖分を補給したりしていたものだった。


でもこの至福の時間はなくなった。


今のぼくの休憩はこの2つがまとまってお昼の時間に70分の1回になった。たったの20分が合体しただけなのに随分と長く休憩を取っているような気がする。ご飯を食べてからの時間を持て余してしまうのだ。

そして結局、することもなくただスマホの画面の上を親指が舞うだけっていうのもなんだから、読書に走るってのがなんとなく正解かなという結論に至った。なので1時間に近い時間を読書に当てられるようになった。これはこれでなかなか充実した昼休みなんじゃないか?と思いながらも少しもの寂しい。あの至福の20分のエクスタシィな感覚はもう2度とないのかぁなんて思うとたまらなく恋しくおもってしまうのだ。

ちょっとだけのエスケープ。うたた寝の間にみる束の間の夢の世界。2時間だけのバカンスならぬ、20分だけのバカンス。たまたま出会った休憩の同士と盛り上がりかけたトークも、いつもいいところで終わってしまうのだ。だから次が欲しい。

70分じゃ10連休と同じで休憩もたれしちゃうんだ。もう働きたくな〜い、なんてね。

ちょっとが美味しい。食べ過ぎは美味しいけど、ありがたくなくて実はあんまり美味しくない。

何事も“ちょっとずつ”って言うのが、実は人生のコツなのかもしれない。


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社会人3年目のしがない小売業界会社員(外商)。宇多田ヒカルが好きで黒猫を飼っています。あとテニスを観るのも大好き。ぼくのありふれた日常と感じたことの記録。
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