見出し画像

【事例】就労支援~サヴァン症候群と支援打ち切り


ゴールできなかった就労支援

過去に支援していた利用者さんは、今でも印象深いです。
私がキャリアコンサルタントの資格を取って初めて担当した方。

「発達持ってます」

という前任者からの引き継ぎでした。
発達障がいとされる方と接するのは、人生で初めてであるにも関わらず、就労支援という踏み込んだ関わりをすることに、かなりの不安を感じました。

とはいえ、私の心の準備を待ってくれるでもなく面談の時間は刻々と近づいてきて、お互い緊張感持った面持ちで初回面談が始まりました。

長期の支援期間を経て、距離感も縮まったかな、と主観で感じていましたが、さまざまな事情で継続支援ができなくなりました。

後任の方とは会うタイミングがなく、書類のみの引き継ぎとなり後ろ髪がとても引かれましたが、利用者さんのゴールを見届けること無く、支援が突然終了しました。
(このギリギリの期間の引継ぎ制度を、本当にどうにかして欲しいと心から思います)

印象的だったサヴァン症候群の症状

この利用者さんとのやりとりを少し振り返ります。
たくさん、たくさん、たくさん話してこの利用者さんに対する理解を深めていくなかで、いちばん驚いたことは、

西暦年月日を伝えるだけで、曜日を即答すること

どんなに過去の西暦年月日でも、即答でした。
「どんな頭の中なの?!」
と聞いても、間髪入れず、
「分かりません!」
でした。そうだよな。と思いながら。

調べてみたら、この症状はサヴァン症候群のなかでも、カレンダー・サヴァンとも言われているようです。
私は医者ではないので断言もできませんが、症状を見るに、似てると感じました。
比較的、カレンダー・サヴァンの症状を持つ人はサヴァン症候群の中では多いようです。

以下がちょうど、見つけた記事です。


特性を生かして世の中で活躍している方もいる

そんな時に、以下のような記事を見つけました。

記事に出てくる方は、サヴァン症候群ではありませんが、自身の特性を活かして自身の世界を広げて、自立へ大きな一歩を踏み出せていました。
周囲の理解と支援が繋がって、繋がってこそのものです。

この記事を読んで、前述の利用者さんを思い出しました。
とても驚くべき特性を持っているこの方を、その「凄さ」を、どうしたら活かせるのだろうか、と。
活きる糧のひとつとして、どのように活用できるとよいのだろう、と。
先の独立行政法人国立特別支援教育総合研究所でも、まだサヴァン症候群についての関心も低く、研究段階とのことです。

解決策が出せるほど、私は情報を持っておらず、かつ支援も終了してしまったいるため、本人からの最新情報も得られません。

ただ、思い出しながら、何ができるだろうか、何ができただろうか、と考えるきっかけを与えてくれた記事でした。


最後までお読みいただきありがとうございました。
株式会社シールズ 澤田玲奈




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?