さよならのタシュケント day7

今日は楽しかったウズベキスタンの最終日

にもかかわらず朝食を食べて二度寝する私

たぶん起きられないだろうなと思ってドライバーさんとの待ち合わせをチェックアウトに合わせて12時にしてもらってた

車に乗り込みタシュケント観光のスタートだ

さんざんみてきたミナレットだけどこれで最後かと思うと寂しい。そういえばこの青と空の青の対比は旅行中一つも乱れなかった。前日、雲ひとつない快晴

Teleshayakh Mosque と言うのだけど、サマルカンドやブハラと比べて観光客は少なめ

お次はチョルスーバザール へ。タシュケントは旧市街新市街に分かれており、チョルスーバザールは旧市街にある。

あ、途中イモトさんがイッテQで一緒に演じてらしたウズベキスタン国営サーカスの建物も見えたよ!ちんぷんかんぷんなロシア語で調べたらこの日は公演なかった…

おまちかねのチョルスーバザールへ到着

車がいっぱいでとても目の前の駐車場には停められないので隣のレストランの駐車場のようなところにドライバーさんがチップを払い停めてくれた

残念ながら中の写真はぜんぜん撮ってない…

けれど、ドームの中の一階は肉、二階はナッツ、ドライフルーツ、外には野菜、スパイス、ナンと様々なエリアに分かれていて見ているだけでおもしろい

一人だったら絶対迷うよ!とドライバーさん

羊肉や鶏肉がメインなのは分かるけど、馬肉ソーセージが。ウズベキスタンでも馬を食べるの?と聞くと大抵馬肉はカザフからの輸入だそうだ

スパイスはこの辺は料理で、この辺は薬用だね〜と教えてくれた。スパイス大好き人間の私は匂いだけでテンションが上がっている

なんだかインコもいたな。サマルカンドでもインコ屋さん見たし、こちらではポピュラーなペットなのかも。写真はサマルカンドのもの。

テレビの取材なんかも来てたな。

特に何も買わなかったけど楽しかったバザール

みんな大きいカートでまとめ買いしてた

道端にはメロンやスイカなんかも出ていて良かったよ、何人かで来てたら買いたかった。

その後は歴史博物館

ソ連時代の外装がとっても高まる

イスラム建築も大好きだけど、案外私こういうソ連建築も大好物らしいというのがこの旅の発見

引き続きお腹の調子の悪かった私にこの後爆笑事件が起こる

入場料と別途撮影代(ウズベキスタンではカメラやビデオ撮影するのは別料金がかかる、人が多いところなんかでは言わなきゃ分からないけどそもそもそんなに高くないのでちゃんと払おう)を払い終わって係員さんにトイレはどこかと聞いた

案内されたのはどう見ても職員用トイレだったのだけどここしかないと言われる。地下だし、職員の人お弁当箱洗ってるし笑

まあいいや、無料で使わせてもらえるなら…と思い入ったら…まさかの

トイレがスケルトン!すけすけ!

ガラスよりは曇ってるけど、 すりガラスよりは良く見えるよレベル、もはや囲う意味ある…?

もう一人で大爆笑してしまった、これなら観光地の15円くらい払って入るトイレのがいいなあ笑 その後どうしたかと聞かれると、これはもう背は腹に変えられないので用を足しましたとしか言えない…

これもまた思い出か笑

あ、そうそう、博物館はけっこう見応えあったよ。入ってすぐ桜の絵画が出迎えてくれたのがすごく印象的でした。

伝統模様の布はいつ見ても綺麗

ウズベキスタンのはにわ(か土偶)

個人的にツボに入った子達三選です。このゆるーい顔がたまらん。

ひとしきり見学してから遅い昼食をドライバーさんと。ほんとは中央アジアプロフセンター  に行きたかったけどお腹が怪しくてなくなく断念

洋食系のカフェに入りチキンのケバブとナン、サラダを食べる。なんだかここのは都会の味がした。そういえば羊ばかり食べてたからチキンなんてほんとに久しぶりだった。

けっこう長いことお茶を飲みながらドライバーさんとおしゃべりした。若く見えるけど息子さんは大学で日本のJICAにも携わったりしてること、私の趣味のダイビングや海の話(海の写真見せてあげたらいちいち驚いてた、さすが二重内陸国!)

面白かったのはどこの海?と聞かれ沖縄だよ!と教えてあげた時。

ドライバーさん、かなりの日本人を乗せているのでこんにちは、やどうぞ、ありがとうなんかを知ってる。だからウチナー言葉を教えてあげた。沖縄では、ラフマト ありがとう が たんでぃがたんでぃ になるんだよ〜!て。アリエナ〜イ!と驚いてたので簡単に沖縄の歴史も教えてもらった。

あとはウズベク人は、この人ウズベク人だ、この人タジク人、カザフ人だ!てわかるの?て聞いたら、君たちがこの人はチャイニーズ、コリアン、日本人、て分かるような感じで分かるよーって言ってた。

やっぱり今日はガイドをお願いして良かった。ひとり旅は楽しいし、街の人と話すのも良いけどドライバーさんの分かりやすい英語でウズベキスタンの文化に触れるのもまた良い

その後は日本人が建築に携わったという ナヴォイ劇場 を見学。日本では美談だけな話になってて、それがまた非難を浴びていたりもするみたいだけどそういうややこしいのは抜きにして素敵で立派な建物でした。いつかここでオペラかバレエも見てみたいな。

その後は近くのウズベキスタンで一番老舗のデパートへ。これもソ連時代のものらしい。

マーケットばかりでスーパーには行っていなかったので、バラマキ用のお菓子を買ったりして楽しい。迷っていたらこれはウズベキスタン産の茶葉だ!こっちは輸入だからね。この辺のチョコは全部ロシア!と教えてくれた。

金属や食器、おもちゃなど、ごくごく普通のデパートという感じ。三階には若い女性向けの服もあった。雰囲気はH&Mのような、けっこう可愛かったよ。

アタック、世界進出してたのね。ちなみにお店の外装には書いてあったけど店内には置いてなかった。

ニベア、カカオの香りのボディクリーム(なのかな?)はちょっと気になったけどスーツケース開けなきゃならないので買わなかった…キリル文字のニベア、ちょっと良かったな笑 値段も日本より100〜200円くらい安いかも。

デパートを後にして最後に向かったのは日本人墓地。先程見学した劇場を建てていた日本人が眠っています。

色んな国の色んな人が眠る共同墓地。近くの建物からはコーランが聞こえてくる。

静かな中聞こえてくるコーランがとても心地よいし、そんなイスラムの国でもキリスト、仏教関係なく一緒に眠らせてくれているのが素直に嬉しくなった。

しばらく歩き日本人墓地へ到着、植わっているのは桜の木だろうか。名前と出身地は一つ一つの石に刻まれている。手を合わせてから墓地を後にする。最後にここにこれて良かった。

これで最後だねーなんて言いながらタシュケントの空港へ向かう、時間は19時前、少し落ちてきた陽が寂しげで私まで寂しくなる。

ドライバーさんにお礼と別れを告げて空港へ。チェックインもつつがなく終わる。さすがにウズベキスタンの玄関口なだけあってカウンターもブハラより多い。

これってどこにでもあるやつだっけ?笑 最後までウズベキスタンのコーヒーは美味しくなかったのもまたいい思い出

出国審査の前に成田空港でお話ししたツアーのご婦人にも出会う。お互い無事に旅が終われたみたいでなによりです。

出国審査前には小さな売店が二つと、二階には小さなフードコートが。ここで余っているスムを少し使ってお土産を買ったのだがこれが正解だった

出国審査が済むと免税店があるがユーロかドルしか使えない

出国審査のが終わって(これもすごく楽、そしてお兄さん愛想良かった)まだ数時間あるので免税店を見て回る(といっても少ししかないけど)

ウズベキスタンの店先で買えるようなウズベクビールはたいてい揃っていたのでここで買うのもありかもしれない。そんなに高くなかったし。

私は三ユーロのウズベク産シャンパンを二つ買う。どんな味かわくわくだ。

お酒を飲みたかったけどまだお腹が怪しいのでカフェオレ飲みながら待つ。モカをモッコて書いてるのがかわいい。けっこうソファはいっぱいで立ってる人もいた。

日本人のツアーの団体さんに話しかけられてすっかり気分は日本。キルギスやカザフを周遊されてきたそうで、帰る前から次の旅行欲が湧く。

少しおしゃべりしていよいよ搭乗。

最後の最後までウズベキスタンの人々は優しかった。日本に旅行に行くというお兄さんが荷物を持ってくれたのだ。子供の写真を見せてもらったり、Facebookを交換したり、日本のお勧めを教えてあげたりした。

席まで荷物も持ってもらって、最後の最後まで人のあたたかさに助けられる。

となりの席はウズベキスタンのおっちゃん。ロシア語で挨拶したらロシア語でマシンガントークされたので慌てて英語で頼むよとお願いする。

帰りのフライトはあっという間

機内食はネットに書いてあった通り美味しくなかった笑 行きはあんなに美味しかったのに。ちなみに帰りの機内食は絶対にプロフ、追いプロフだぞというブログを読んだけど普通にチキンとライスになってた。

一眠りして朝ごはんに起こされるけど眠くて食欲がない。税関の紙がくばられたら、隣のおっちゃんが分からない!と言い始めた。これどういう意味?と聞かれたのでひとつひとつ教えてあげる。けど、こんな分かりやすい英語をどうやって説明したらいいんだ笑

結局うまく説明できなくておっちゃんのパスポートと自分のパスポート、税関の紙を照らし合わせながらひとつひとつ場所を指差す。他の国でやったらアウトだろうけど(自分のパスポート見せるなんてね💦)

偏西風に乗ったあっという間のフライトも終わり、着陸。日付も変わってもう day 8 、ああ、日本か。おっちゃんが税関のお礼と入国審査までは荷物を持ってくれた。

タッチ式の入国審査でスムーズに入国、荷物もすでに流れてきてた。荷物を受け取り、外に出て荷物を自宅に送る。東京駅までのバスのチケットを買う。

このあたりでやっと、ああ、旅が終わっちゃったんだと実感した。

私は英語が達者じゃない。少しぼけっとしてて抜けてるってよく言われて。だけどそんな私でも楽しく旅行ができたのは、

ひとえにウズベキスタンの優しい人たちのおかげだと思う。はじめての一人での海外旅行、不安もあったけどウズベキスタンにして本当に良かった。

唐突だけど、私の大好きなお友達の好きな国はインドで、インドに呼ばれると常々言っていたのだけど、その呼ばれるという感覚に近いものがこの旅行にはありました。私もまた必ず、ウズベキスタンに、中央アジアに呼ばれると思う。

土地も建物も人も食べ物も、いつだってあったかく迎えてくれた。素敵な出会いに感謝しながら、しばらくはこの余韻に浸ります。また来たい国、絶対にまたくる国、ウズベキスタン。ラフマト

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?