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死海で浮かぶ夢が叶いました、そして世界一標高の低い場所でビールを飲みました🇮🇱

人生24年目にして、死海で浮かぶ夢が叶いました。同時に、世界一標高の低い場所てビールを飲むことが出来ました。これは私的のんべえ史上の輝かしい輝点となりました。

誰でも一度は耳にしたことがある地名。中高時代の社会の資料集で、人が新聞紙を持ってぷっかり浮いている姿を見てからというもの、そのネーミングと写真の衝撃さにすっかり夢中になってしまいました。死ぬまでに一度は行きたかった死海。

とは言っても、なぜかたどり着けない場所のような気がしてどこかこの世界線上にはない気がしていて、せっかくヨルダンとイスラエルに行くのにどこか自分からは遠い世界のような気がしてしまってあまりちゃんと調べていませんでした。

しかしヨルダンに入国して世界中の旅行者たちと話しているうちに、案外すんなりいけるものでみんながゴリ押しする場所だということが判明し急遽死海に行くことにしたのです(驚きの計画性のなさ)

ヨルダン側とイスラエル側を比較すると、設備が整っているのはイスラエル側が多かったのでイスラエルで行くことに。

バスも出ていましたが手頃なビーチが遠いこと、どのみち有料ビーチの入場料が高額なこと、タクシーをシェアするような友人がいなかったことから、アブラハムホテルの半日死海ツアーに参加しました。

半日では短いかなと思いましたが、一人なので半日で十分に楽しむことができました。

訪れたのはKalia Beach

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エルサレムから専用のバンで1時間弱で到着しました。このツアーの参加者は7人ほど。

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エルサレムから近く、天然の泥で泥パックができること、設備が整っていることがこのビーチの売りのようです。

よくインスタグラムで見かけるような、塩の塊とブルーの死海が見たければMineral BeachEin Gedi Beachなど、ほかのビーチに行く必要があります。今回の死海体験が素晴らしかったので、私も次回はそちらに必ず行こうと決意しました。

死海のビーチ探しはこのサイトがおすすめです。バーやシャワーの有無、アクティビティの詳細が記載されています。

さて、到着し運転手さんの先導で入場。私は入場料込みで4000円のツアーを申し込みましたが、個人で入ると約2700円。タクシーで行くことを考えればなかなかコスパの良いツアーでした。お買い物の割引券ももらえました。

入場料に含まれる設備は シャワー、更衣室、バスタオルです。シャワーは温水も出ます。また別途400円程でコインロッカーも使用できるのですが、クレジットカード可な上に何度でも荷物の出し入れが出来るので、着替えやバーに行く時、お土産を買いに行く時に大活躍でした。

一人でビーチに行くなら荷物の心配をしなくてはいけないので、ここのビーチを選んだのはセキュリティ的にもコスパ的にも大正解だった気がします。ヨルダン側に設備のいい単独のビーチは少なく、かと言ってホテルのランチ付き死海体験はかなり割高でしたので。

お待たせしました、着替えを済ませていざ死海へ(幸い水着は持参していました)

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看板がもう既にリゾート感満載でテンションが上がります。普段あまりビーチリゾートを好まないのですが、柔らかい太陽と開放的な空気に次第にイスラエルの洗礼を受け疲弊していた私も陽気な気持ちになります

ここからビーチに向かい階段を降りていきますが、有料写真スポットとしてラクダがいました。高くはなかったけれど、乗って写真を撮るだけで、歩き回ったりはできないみたいです。

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素敵なご夫婦がいらしたので後ろから写真を撮ってしまいました…

ビーチはこんな感じです。

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私が訪れたのは12月。ほかの月の旅行者の写真を見ていたらもっと芋の子洗うようでしたが、12月のビーチは程よい人気の無さと活気を両立していました。水着で歩いていても寒くなく、入水も全く寒くありません。

パラソルと椅子も無料で使用できるので、タオルなんかは椅子に置いてから死海で遊ぶことができます。また、更衣室とは別にこちらにもシャワーがあるので泥パックもへっちゃらです。

地面はごつごつしていて痛いので、サンダルを必ず持参しましょう。ちなみに私は100均のビーチサンダルを持って行ったのですが地面のぬるぬるさにサンダルが負けて足を少し切ったので、丈夫な作りのサンダルを持参することをお勧めします。

さあ、いざ入水

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底質が泥なのであまりよく分かりませんがまずはとても綺麗です。

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世界で一番標高が低い場所のようです!

なんてワクワクするんだろう!来て本当に良かった!!!

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へっぴり腰でしゃがみます

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本当に浮いた!!!!!

夢が叶った瞬間でした。

転倒することもひっくり返ることもなく無事に浮かぶ私。後から気づきましたが、新聞紙か本を持っていこうと思っていたのに完全に忘れていました。

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夢が叶った嬉しさと若干のお尻の痛さで(ラクダに乗ったときにちょっと擦れてる)早々に退出。

奥の方でクロールしてる人いたけどなんなの、モンスターなの?(死海では絶対に顔をつけてはいけません)

一旦岸に上がり写真撮影を楽しみます。

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写真でも言葉でもうまく表すことができませんが、この世のものとは思えないくらい"空気"が独特なのです。

マイナス430mがなせる技なのでしょうか。空気の密度の違いなのかわかりませんが、今まで生きてきた中で一番不思議な空気を存分に吸った気がします。死海では浮く、ということ以上に、死海の空気そのものが面白く、実際に行ってみて良かったと思える体験でした。

さて、せっかくなので泥パックも行きます。

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つるつるのすべすべになりました!(写真無し)

その後もう一度だけ浮遊を楽しみシャワーを浴び着替えて、楽しみにしていた世界一標高の低いbarへ。

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もうね、世界一標高の低いbarだなんて言われたら行かない手はありません。のんべえ史上最大にして最高の思い出の一つとなるでしょう。

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浜辺にせり出した店内も素敵、ハンモック椅子でゆらゆらお酒を楽しむのも良いですね。

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せっかくなのでイスラエルのビールを頼みます。

マカビー(真ん中)とゴールドスター(右)はイスラエルを代表するビールのようです。飲みやすい方!と言ったら右のゴールドスターを注いでくれました。

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これがベツレヘムの星(かどうかは知らない)…ゴールドスターかあ…

飲みやすく、かと言って薄くないとても美味しいビールでした!リピートしたい!泡の立ち方から全て愛せる!

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ご満悦な私。もし日本でゴールドスター飲めるところあれば教えてください!飛んでいきます!

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店員さんが着ているシャツと同じものを購入することもできますよ!世界一標高の低いbar のロゴ入りです。

大いにバーに満足して、時間も迫って来ていたのでお買い物を。

死海系コスメを物色し、入り口でもらったクーポンを握りしめて少しだけお買い物。

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いい買い物したな、とほくほくしながら集合場所へ。

車に乗り込む前にドライバーさんがおやつを配給してくれました。

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みんな無心でデーツとくるみをボリボリいきます

また1時間ほどバスに揺られアブラハムホテルに到着、解散。

夢にまで見た死海での夢のような体験。イスラエル滞在中にしては珍しい、リラックスした時間となりました。

自分の目を持ってしか、肌をもってしか確かめられないことがこの世の中には恐ろしいほどたくさんあって、それらはきっと美しい、ということがわかって嬉しかった。

楽しい死海の思い出も、ひとまず今日はここで筆を置くことにします。

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