【備忘録】5月に読んだ本9冊紹介
五月病とよく言われますが、何とかGWの余韻から脱却出来たころ。
読書も休み明けだと気力がなくなってきたりしますね。
そんな5月はKindleで読んだ本が多かったです。
Kindle Unlimitedも岩波文庫や古典が多く入っていて、月額980円でも余裕で元が取れますので、ついつい今月は何が入ってきたのかなとチェックしてしまいます。
難点はKindleアプリ内で検索したときに、それがKindle Unlimited対象なのかどうかが分からないことです…
結局レコメンド欄から芋づる式にチェックしている感じ。
さて、実際に何を読んだかというとこちら!
『白川静 漢字の世界観』はなぜ読んでこなかった?!と思うぐらい衝撃を受けました。
普段使っている漢字から東洋学、古代思想まで見えるんだという、その論の展開に感激…
実際の著作も読みたいと思い、『白川静著作集』も購入。
文字の霊のように、もともとは文字に呪力があったという論には、本当かなと思いつつより知りたいと思わされました。
引続き読み進めていきたいです。
『千年後の百人一首』は読書というよりは、アートに近い印象でした。
百人一首を解釈して詩に再構築し、イメージをアートにする。
こういう解釈もあるのか!という発見がありました。
京都のブックホテルで即購入した、思い出深い本でもあります。
『無駄学』はビジネス本として読んで、生産現場の無駄をなくす工夫など、いまのDXやデータドリブンにもつながる基本的概念を学べたと思います。
『これからの時代を生き抜くための文化人類学入門』は、実際に現地の方々との交流を通して、私たちの文化では「ない」ものに目を向けて、それが絶対必要なのかと自分の考えを見つめなおす重要性に気づかされました。マルチスピーシーズという複数種の関係から見るなど、初めて知る概念も多くて勉強になります。
『読んでいない本について堂々と語る方法』は、ベストセラー過ぎて今さら?という感じですが、読書の姿勢にもいろいろあると知った本です。
『本を読む本』と『ヘッセの読書術』と合わせて読みたくなりました。
『ビジネスと空想』は、ショートショートの書き方講座も含まれている本で、どうやって空想をアイデアに落とし込んでいくのか、面白くてさくっと読めました。
ショートショートのフレームワークをChatGPTに落とし込んだら、ショートショートSFを簡単に作ってくれそう。
まだ実際には出来ていませんが、気が向いたらやってみようと思います。
ChatGPTも日本語アプリ化されていますしね。
Kindle分の感想は別のところであげていますので、ここでは割愛します。
話がそれますが、放送大学の講座が我が家のBSでも見れるようになっていたので、ちょくちょく見始めています。
歴史とかAIとか数学とか化学と幅広くて、内容も濃くて面白いです。
当たりはずれはありますが、講師との相性が良ければ楽しめると思います。
毎回見ているのが、「中国と東部ユーラシアの歴史」「都市からみるヨーロッパ史」とか。
「中国と東部ユーラシアの歴史」は、『大モンゴルの世界』と合わせてみると理解度が深まりました。
軽く見るには内容が難しめかもしれませんが、興味のある分野だと楽しめると思います。
そろそろ梅雨に入りじめじめとしてきますね。
七十二候では5/31~6/4は「麦秋至(むぎのあきいたる)」と言い、麦の収穫にとって大事な期間とのこと。
読書も何か収穫するように育て、実ったものをおいしく与えられるようにできたらと思います。
ちなみに、先月分はこちら。
月平均10冊読んでいる感覚ですが、少なくてもその本から得られるものが多ければそれだけ充実していると思います。