常識を覆しているのに納得させられてしまう本【徒然読書⑤】
ちょっと画像デザインを変えてみました。
画像の色や彩度調整と、フォントが変わっています。
フォントのこだわりも出てきたので、「自分の好み」を探し続けていきたいです。
さて、今回読んだ本はこちら。
よく紹介されているというか、耳に入ってくる本です。
1年前ぐらいに買ったのですが、眠ったままだったので掘り起こしました。
いざ読んでみると、新たな発見だらけで、するする読めてしまいました。
「Zero to One」はこんな方におすすめ!
・新規事業を立ち上げたい方
・起業したい方
・PayPalの創業者ピーター・ティールについて知りたい方
・何かをしてみたい方
まず、重要なポイントは「独占の重要性」を主張していることです。
永続的な価値を創造してそれを取り込むためには、差別化のないコモディティ・ビジネスを行ってはならない。
独占企業は自分たちの市場をいくつかの大きな市場の総和と定義づける。
今世界的な独占企業といえば、GAFAMですね。
そして、それらの企業は競争していません。
最初はニッチ市場を狙って少数のコアなファンを獲得し、独占しているのです。
資本主義下では競争することで、互いに利益を得られるとしていますが、それを否定しています。
バイラル成長の可能性があるような市場の中のいちばん重要なセグメントを最初に支配した会社が市場全体のラストムーバーになる。
「何よりも先に終盤を学べ」。
独占するには、最後の参入者になる必要があります。
永続性、拡大性がある市場では、すでに他の企業がいたとしても、ラストムーバーになれます。
マネされないぐらい、本質をしっかり固めるのです。
そして、どんなビジネスも答えを出すべき7つの質問もあげています。
1 エンジニアリング
2 タイミング
3 独占
4 人材
5 販売
6 永続性
7 隠れた真実
ピーター・ティールは営業、セールスも重要視しています。
どれだけ優れた商品を生み出せても、営業力がなければ、伝わらないし広がらないのです。
ここでの「隠れた真実」とはどういうものかというと、
「賛成する人がほとんどいない、大切な真実は何だろう?」
→「世の中のほとんどはXを信じているが、真実はXの逆である」
つまり、ほかに誰も見ていない場所にある真実です。
周りが「え?」となるような事実です。
「隠れた真実」を見つけることができれば、深めていけば良いのです。
まだ訪れていない未来を描くことにつながるかもしれません。
そして最後に、心に響いた格言のような言葉を引用します。
必死にみんなと同じことをするより、本当に身のあること、自分がいちばんになれることに力を注ぐ方がいい。
今僕たちにできるのは、新しいものを生み出す一度限りの方法を見つけ、ただこれまでと違う未来ではなく、より良い未来をつくることーつまりゼロから1を生み出すことだ。
この本に書かれていることは、企業の在り方や今を生きる私たちが持つべきマインドセットにもつながると思います。
また読み返してみると、違った気づきが得られそうです。
読書日記もどんどん投稿していきますので、あなたが次に読む本の参考になれば幸いです!