6月に読んだ本13冊ーコミュニケーションと歴史と哲学編ー
6月はいろんな分野の本を読んだと思います。
大雑把に分類するなら「コミュニケーションと歴史と哲学編」ですが、自分で見てもなんのこっちゃ。
かっこいいタイトルが見つからなかったので、本の題名を全部ChatGPTに突っ込んで共通項を使ってタイトルを考えてもらいました。
でもなんだかしっくりこない…ということで最初のままにしました。
プロンプトが悪かったのかも。共通する概念で作ってほしかったのですが、一部のタイトルを丸パクリしてまして。ありゃりゃ。
紙で読んだ本6冊
さておき、紙の本で読んだのがこちら。
2回目で読んだのが『世界は贈与で出来ている』。
5月で人類学系を読んでいたので、その延長上で贈与論や人とのかかわりの分野を深めたいなあと思って読み直しました。
何回読んでも色あせない名著だと思います。
贈与に関する内容だと、『ギリシア・ローマの名言集』でも取り上げられていました。
セネカすごいな…『世界は贈与で出来ている』で書かれていた本質を喝破しておられる…
セネカの『人生の短さについて』を再度読もうと思いました。
『岡潔』は教育や数学に関わっている方は特におすすめ!
など、今にも響く言葉がたくさんあり、戦前の教養人の考えを知ることができます。
今の日本を見たらどう思われるんでしょうか。
『文字逍遥』は白川静さんの著作をどんどん読みたいということで、読みました。
個人的に「遊」と「道」が作られた背景を知るとぞくっとします。
『リーダーの教養書』は、必須ビジネス書や古典を復習するか…と手に取りました。各界の知識人の考える「教養とは何か」にも触れられます。
最後に、『積読こそが完全な読書術である』は読書論を読んで、自分の読書法と対比しようと思いました。
積読は悪いことではなく、積読でビオトープを形成して有機的に読書をしようという印象を受けました。
でも、すでに読んだことのある本の要約やまとめが多く、ちょっと物足りないかも…
がっつりとした読書論はやっぱりアドラーの『本を読む本』、ショーペンハウアーの『読書について』、ヘッセの『ヘッセの読書術』が強いなあと思います。
図書館で読んだ本3冊
『イシュタルの娘』というマンガで小野お通を知ったので、改めて専門書を読んでみようと図書館で手に取りました。
滞在時間的に全部は読めず、ざっと目を通した程度ですが…
マンガには深く描かれていなかった近松門左衛門とのかかわりや歌舞伎の主人公になっていたりなど、芸術方面の活躍についてより知れましたし、娘がどう生きていったのかなどその後についても興味深く読めました。
歴史という曖昧な概念、人によっては受け取り方も視点も違う「何か」を救いとるには、史料をひとつひとつ読み込んで裏を取っていく。
それから組み立てていく。
想像では終わらせない、散逸している中で確固たる根拠を探しまくるのが、歴史の醍醐味なのかなと感じます。
電子書籍で読んだ本4冊
今月は初対面の方と会う機会が多かったので、自己啓発やコミュニケーション関係の本を読んでました。
前もって相手の情報を調べておく、アフターフォローを忘れない、インタビューするつもりで聞くなど、実践できることが多く書かれています。
あとは第一印象をどう良くする、というか内面をどう磨いていくかも大事だと思ったので、そういう系の自己啓発を探して準備と反省に活かしていました。
結果としては、自分も目的をもって話せましたし、いつもより相手に多く話していただけたかなと思います。
内容については、まだまだ知識や経験が足りなかったので、日ごろの業務で意識する点が増えました!
『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』で、日本のリベアルアーツのレベルが低い、と書かれており、グローバル化が進む中では各国の歴史や文化、政治経済の基礎知識を上げる必要があると感じました。
歴史や文化は得意分野なので、7月は欧米や東南アジアにも目を向けてみたいと思います。
最近は東洋や東アジアばっかりだったし…それはそれで自国の歴史文化を語るのに活かせますけれど。
そうして自分の言葉で話せる分野を増やして、越境していけたらと思います。