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【歩き方1】story④心理的安全性 「自己肯定感より自己効力感」の時代突入!心理的安全性を意識しよう #心理的安全性

「自己肯定感より自己効力感」の時代に家族の心理的安全性が保たれている家庭は強い
(4)心理的安全性

「幸せの研究」が教えてくれる令和の歩き方
 国家資格 公認心理師のyukky(ゆっきー)です。

おはようございます!今日は9月11日日曜日です。
story4になりました。
今日は、「心理的安全性」について取り扱いたいと思います。
産業分野では、よく耳にするフレーズです。

心理的安全性とは、ハーバード大学のエイミー・エドモンドソン教授が1999年に発表した概念です。Googleで実績を上げているチームの共通点に「心理的安全性を維持していること」がわかり話題になりましたね。

エドモンドソン教授は、心理的安全性が欠けている組織で働く従業員が持つ不安感「4つの不安」を提唱しました。
① 無知だと思われる不安
② 無能だと思われる不安
③ 邪魔をしていると思われる不安
④ ネガティブだと思われる不安

心理的安全性が欠けていると、
不安がない人であっても様々な不安を感じるということがわかりました。

story1~3で自己肯定感と自己効力感についてお伝えしてきましたが、
自己効力感が低い人は、自分に自信が持てず「やってみよう」が思えないということを学びましたね。
難しい概念なので、今はなんとなくの理解でも全然大丈夫ですよ♪

自己効力感が低い人に、心理的安全性が欠けている環境を与えるとどうなるでしょうか?

多くの人が、「やってみよう」という気持ちが持てず、その環境に踏み込むことすら困難になりますよね。
これは、不登校のお子さんにも当てはまることなのですが、心理的安全性が保たれていると判断するのは本人なので、本人が安心と思わなければ意味がないんです。

発達障がいを持つ方が、会社で「やってみよう」の気持ちが持てず困っている場合は、自己効力感が低下しているか会社の心理的安全性が欠けていると考えるとスムーズになります。
Aさんがこんなことを言った。Bさんがこの指示をした。という切り取った場面を見ていると本質的な問題が見えなくなってしまうことがあります。

会社で、心理的安全性が欠けていると感じた時に確認してほしいことが2つあります。

1つ目
家の中の心理的安全性はどの程度保たれているか?

2つ目
子どもはいつまでたっても子ども。愛情のコップはどのくらいの水位か?

この2つを確認してほしいなと思います。
なぜ、家に焦点を当てるかというと、多くの人は自分の空間や毎日変わらない生活をしているエリアを「安心・安全」と感じます。
その「安心・安全」エリアがまず心理的安全性が保たれている必要があります。
もしも、「安心・安全」エリアが心理的安全性が欠けていると、家の中でも「危険」なのに、外なんて「恐ろしくて出られない」「不安を乗り越えられるわけがない」といった思考になります。

この「安心・安全」エリアのことを「コンフォートゾーン」と言います。
年齢に関係なく、この課題は出てきます。

小学生でも中学生でも出てきます。

コンフォートゾーンを超えることに不安を感じているお子さんに、
「不安だったら出なくていいよ」というと、どうなってしまうでしょうか?

「不安だったら出なくていいなら、怖い体験をしたくないから今のままでいよう」と思うのが普通の考えだと思います。
ですので、お子さんがコンフォートゾーンを越えなければならないポイントの時は、家の中の心理的安全性を保ち、不安なことを気軽に話せる雰囲気づくりをしていく必要があります。

その中で、不安に共感し排除するのではなく、できれば「不安に挑戦する姿を応援」してほしいなと思います。

それでも勇気が出ないとき・・・
その時は、愛情のコップの水位が低くなっているかもしれないという仮説を立てて話をしてみてください。

挑戦には「失敗」と「成功」がついてきます。
愛情のコップの水位が低いと、「成功以外は絶対に許されない!」と極端な考えになってしまうことがあります。
これは、「こだわり」ではなく、ごく普通のことなので大丈夫です。

失敗しても大丈夫という、愛を伝えることで極端な考え方が和らいでいきます。親御さんが「失敗はダメだからね」と念を押すようなことは控えましょう。

~挑戦は怖い~
よい結果を出すために、やらなければいけないことってきっとたくさんあるし、大人から見たら「そんなの少し考えたらわかるのに、なんでやらないんだろう」と心の中で唱えて、そっと見守るのはあまりよくありません。

何をやるべきかがわからず困り果てている状況と捉えましょう。

「やってみよう」を育むためには、
作戦づくりから実行まで、とことん同席してください。
途中で、自己責任にせず、最後までとことん付き合って「成功体験」にしてあげてください。

お父様とお母様の意見が一致していない場合は、階段を踏んでいることだけ共通理解するようにしてください。
「何も言わない」と「応援」は全く違います。
期間限定なので、是非協力をお願いして家の中の心理的安全性を高めるようにしましょうね!

その小さな成功が、次の「やってみよう」につながります。
今日より、明日。明日より来週。頑張るあなたを応援しています。

💖スキ&フォローよろしくお願いいたします💖
とっても励みになります。

story1 #自己肯定感

story2 #自己効力感  前編

story3 #自己効力感  後編


【サポート支援のお願い】

現在、特別支援学校高等部1年生に「声分析」と「職業興味検査」を実施しています。


近年、障害児の就職の割合が低いことに加えて、就職後の離職率が高い状況があります。学校側も支援する私たちもとても心配しています。就職できた子は、できるだけ離職しないような支援が求められていますし、就職する時点で離職の要素はできるだけ減らしておくことで、幸せに働くことができると考えています。
検査結果をもとに、実習先を提案する活動をしておりますが、学校では予算が取れず支援がいつ途切れるかわからない状況です。
もし、「障害がある子が幸せを感じながら働くサポートをしたい」方がいらっしゃいましたら是非サポートをお願いいたします。
「サポート」は全額障害児の就労支援研修費として使わせていただきます。【リターン】サポートくださった企業様をnote内で宣伝させていただきます。「この特別支援学校に出張してほしい」という限定的なサポートも大歓迎です。よろしくお願いいたします。

▶自己紹介

▶不登校・登校しぶりで悩む方におすすめの講座

「学校に行きたくない」をポジティブ心理学で解決する7ステップ

講座は【オンライン】不登校を解決するために必要なことを学ぶ講座です

▼こんなことを教えています▼
💎STEP1 「不登校の段階とタイプを知ろう」
💎STEP2 「幸せな人生」になる親子の行動習慣
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🔍LESSON1 「教室に入れない」お子さんのよい環境づくりを学ぼう
🔍LESSON2 思春期・反抗期どのような声掛けがよいか学ぼう
🔍LESSON3 自分に優しくなれるセルフ・コンパッションを学ぼう
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子どもの自己効力感を高め、ママの自己肯定感もUPし、親子で幸せに」をテーマにした講座を行っています。
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