見出し画像

【歩き方1】story②自己効力感  「自己肯定感より自己効力感」の時代突入!心理的安全性を意識しよう(2)#自己効力感

「自己肯定感より自己効力感」の時代突入!心理的安全性を意識しよう
(2)自己効力感 前編

「幸せの研究」が教えてくれる令和の歩き方
 国家資格 公認心理師のyukky(ゆっきー)です。

おはようございます!今日は9月9日金曜日です。福岡のお天気は曇りです。
今日は、小学1年生の娘が朝「学校に行きたくない」と休みたい~~って雰囲気を出していました。多分、明日が土曜日授業があって「明日も学校!疲れた!」ってところが理由だと思うのですが、なんとかいってらっしゃい!と送りだしました。
もうすぐ、スクールカウンセラーの勤務があるのでそれまでの時間で今日のコラムを書いています。

自己肯定感と自己効力感の違い

自己肯定感は、前回のコラムでも説明しましたが、私自身をありのまま認められて、自分にあるいい面も悪い面も受け入れられるし、そんな自分を好きでいられるための基礎になるものです。

でも、自己肯定感は、実はタイプがあります。
自分の実績だけで積みあがったものと、プライベートな時間で何も評価されるものがなくても積み上げられてきたもの

自己肯定感が高いと、「俺ってやればできるんだ」っていう自信につながります。ですが、実績だけで積みあがった自己肯定感が多い人は、環境が変わったり、これまでの技術が通用しない部署に異動したりすると、たちまちモチベーションが下がり、新しいことにチャレンジすることができなくなってしまいます。
前回のコラムでもお伝えしたように、ネガティブ大魔王の支配が始まり、以下のような症状がでてくることがあります。

資料:「自己肯定感より自己効力感」の時代に家族の心理的安全性が保たれている家庭は強い!(1)#自己肯定感

#自己肯定感  の記事はこちら
    ↓

私のコラムでは、成り上がる為の話より「幸せになるため」に必要な視点をお伝えしていきますね!いつも研修で話題にあがるこの質問。

「あなたは、どちらの自己肯定感をUPしたいですか?」

 A 周りより優れている成績や能力がある自分が好き
   人が買えない高級車を乗っている自分が好き
  人が簡単に住めない地域に豪邸を建てて住んでいる自分が好き
  上司に認められる自分が好き

 B 時々おっちょこちょいな部分がある自分が好き
  失敗してもなんとかなると考えられる自分が好き
  小さな部屋で贅沢はないけど充実して幸せ

昭和から、平成、令和と時代が変化する中で、人は所有することより「体験すること」や「価値を感じるもの」にお金を使うようになりました。

今は、Bの自己肯定感の方がしなやかに生きられるといわれています。

教育現場でも、Aの自己肯定感が高い子どもは、テストの点数にこだわったり、勝ち負けに固執しすぎて、よい結果にならないとたちまち不安定になるといったケースがあります。

大人も、そうですよね。
Aは、常に人の評価や結果がつきまとうので、結果がでない環境になるととても不安定になります。頑張っても結果が出ないと「つらい」ので、抑うつ気分になります。気分が落ち込んだ時に、対処法を知らないとあっとゆうまに心のエネルギーが点滅しだします。

Bになれたらラクになる

そうはいっても!!と思いますよね。はい、私もその通りと思っています。
仕事で成功するためにはAも必要。
だって、結果がないとステップアップできないから!
でも、自分のために結果を求めることと、他人からの評価のために結果を求めることは同じ行動をしていても、内発的な動機は全く違います。

意識的にAなのか、Bなのか使い分けることが大切ですよね💖

仕事が終わって、プライベートの時間になったらBを優先することができると、きっとすごくラクになります。 

Bの自己肯定感を高めるために必要な「自己効力感」を知ろう

Bの自己肯定感を高める方法で効果があるもののひとつに「自己効力感」があります。

先日、小学校の職員研修でも「子どもの自己効力感」について解説しましたが、最近色々なキーワードが増えて、初めて耳にしたという先生や聞いたことあるけど他のキーワードと混同しているという先生が多かったです。

自己効力感とは、
簡単に言うと「やって成功できるかわからないけど、やってみよう」という気持ちです。

心理学者のデシは、以下のように述べています。

人は生まれながらに自分の力を最大限に活かして、人の役に立ちたいと思っている「自己実現」の欲求を持っているとし、この欲求が邪魔されなければ、人は自然と自己実現に向けて成長していく

引用:デシ3つの基本的欲求

「やってみよう」という気持ちは、生まれながらに持つ欲求の一部で、何かが邪魔しているからそこに向けて進めないと解釈します。

自己効力感が高まると、「やってみよう」を邪魔するものが減り、行動に移しやすくなります。

「やってみよう」の気持ちがなくなったと感じた瞬間はどんな時ですか?そして、それはどんな環境でしたか?

~考えてみてくださいね~
 ・
 ・
 ・
 ・
 ・
人によりどんな風に感じて、どんな風に高めていくのか異なるので、
是非ノートに箇条書きでピックアップしてみてください。

意外と、あなたの「落ち込みやすいポイント」が見えてくるかもしれませんね!自分を知ることって、実はとても大切なんです。
どうやったら自分のガソリンが満タンになるのか?
どうやったら燃費がよくなるのか?
どんなご褒美があればピカピカに輝くのか?
自己分析してみてくださいね!

(2)#自己効力感 前編
では、自己効力感についてお伝えしました。

次回のお話(3)#自己効力感 後編


次回は、自己効力感についてもうちょっと掘り下げていきたいと思います。

このnoteのお話がいいなと思ったら、是非フォロー&スキ💖マークをお願いいたします。


【サポート支援のお願い】

現在、特別支援学校高等部1年生に「声分析」と「職業興味検査」を実施しています。
近年、障害児の就職の割合が低いことに加えて、就職後の離職率が高い状況があります。学校側も支援する私たちもとても心配しています。就職できた子は、できるだけ離職しないような支援が求められていますし、就職する時点で離職の要素はできるだけ減らしておくことで、幸せに働くことができると考えています。
検査結果をもとに、実習先を提案する活動をしておりますが、学校では予算が取れず支援がいつ途切れるかわからない状況です。
もし、「障害がある子が幸せを感じながら働くサポートをしたい」方がいらっしゃいましたら是非サポートをお願いいたします。
「サポート」は全額障害児の就労支援研修費として使わせていただきます。【リターン】サポートくださった企業様をnote内で宣伝させていただきます。「この特別支援学校に出張してほしい」という限定的なサポートも大歓迎です。よろしくお願いいたします。


文責:YU.RA.LAカウンセリング・キャリアコンサルティングOFFICE 池田幸恵 




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?