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企業にとってのサステイナビリティとは


こんにちは、あるいはこんばんは。中途入社12年目のY田です。
 
ところで、私には小学生と保育園児の子供がいるのですが、
皆さんは食事中にテレビはつける派ですか?それともつけない派ですか?
家族構成やライフスタイルによって違うと思いますが、我が家はつけない派なんです!
理由は・・・子供の食べるスピードが遅くなるから!です(普通だな)。
夕飯を食べながら、子供たちはその日あった出来事を聞いて欲しくて口々に話し出すのですが、聞いて欲しい事がありすぎるのか、はたまた協調性が無さすぎるのか、一人が話している途中で、もう一人が待ちきれずに話をかぶせてきて喧嘩に・・・しまいには両方泣き出すという毎日。
最終的に挙手制となり、
長女「ハイ!ハイッ!!」
私「はい、長女ちゃんどうぞ」
長女「えっとね~今日ね~体育の時間にねえ~長女ちゃんねえ~・・・えへへ」
(え?それだけ?内容のない話がどえらい長いな)
次女「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイハイハーイ!!!」

私「次女ちゃん、どうぞ」
次女「えっとねー次女はねーうんとねぇ~あのねえ・・・うわ~ん!もうママのバカ!なに話すかわかんな~い!(大泣き)」
(ええええええ!?)以下繰返し。

あと30分で「飯・風呂・歯磨き」の3点セットを終わらせて早く寝かさないと!とカウントダウンしている私は奥歯をギリギリ噛みしめています。のんびりテレビを見ながら食事ができる日が来るのでしょうか(知らんがな)。
「いいから はよ 食べなさいっ!」この言葉を1日30回は言っている気がします。自分の発語トレンド1位がまさかこの言葉だなんて、ママ悲しいっ!!
 
さて、話が長くなりすぎましたが、やっとここからが本題です。
私は、先だって4月と8月に中野製薬 公式noteで「サステイナビリティ」についての記事を書かれたYさんと前川さんと一緒にマーケティング本部 設計デザインという部署で働いています。
主に美容室で使用されるカラー剤等、いわゆる「業務用」と言われる商品のパッケージ開発や販促物の制作を担当しています。今回は担当者視点でのお話をさせてもらえたらと思います。
 
サステイナビリティについての過去の記事はこちら☆


企業にとってのサステイナビリティとは

最近は何もかもが値上げされてしまい困ってしまいますよね。
私は会社員でもあり主婦でもあるので、スーパーへ行く度に「あぁ、またか。ついにこれもか・・・」と悲しくなります。
さらに、今年は異常気象の影響で安いはずの旬野菜の高いこと!
スーパーで隣にいらした御婦人のひとり言の「えー!野菜高っ!買うもんないわ~」に激しく同意しました。

ただやっぱり、何にしたって値上げをせざる得ない切実な理由があるんですよね。
年々上がり続ける原資材コストにどう対応するのか?ということを中野製薬でも日々考えています。
弊社の事例をお伝えすると、商品に使われる包装資材(箱やラベルやフィルム)の見直しを行い、簡素化する事でコストを抑える取り組みを行っております。

中野製薬だけでなく弊社の商品を購入されるお客様がともに利益を確保できること、資材の削減・軽量化に取り組んで環境負荷を低減することが企業にとっての宿命であり、サステイナビリティなのです! 

パッケージデザインの簡素化

簡単に説明すると、過剰な(無くても困らない)包装をやめたり、見直すことです。
中野製薬では印刷に使われる色の数を減らしたり、商品を入れていた個箱の廃止を実施しました。
印刷に使われているUVインクはもともと有機溶剤を含んでおらず、乾燥時に有害な「VOC(揮発性有機化合物)」を排出せず「環境ホルモン」も「重金属」も含まないため大気環境に優しいのが特徴ですが、通常の水性インクに比べると紙をリサイクルする際の脱墨性が悪く(色が落ちにくい)、脱墨のために水を多く使用しなければならず環境負荷が高いと言われています。
そういったことを考慮し、デザインはベタ印刷といわれる塗りつぶすデザイン自体を取り止め、よりインクの使用量を減らしたパッケージデザインへ変更しました。

左:デザイン変更前 右:デザイン変更後

写真だと見えにくいのですが、デザイン変更前(画像左)はアルミチューブのメタリック感を表現するために、全体的にシルバーのベタ印刷を施していました。
変更後(画像右)は、元々シルバーだった部分は古紙をリサイクルした再生紙の地色を利用して、4色使っていた印刷色を1色にまで減らすことができました!どうでしょうか?結構大胆な変更なのですが、見た目の印象は変わっていませんよね!?ね?ね!!!
 
また販促物といわれるフライヤーやパンフレット類の紙にはFSC認証紙を使用し、印刷インクは植物由来のベジタブルインクを使用しています。

FSC認証紙
ベジタブルインク

一口にパッケージと言っても、商品を包む資材には2つの役割があるのはご存知でしょうか?
1つ目の役割は、お客さまに安心して使っていただくために必要な表示をしたり、中身を損なうことなく安全にお役様の手元へお届けする役割。
2つ目の役割は、そのブランドの役割や世界観を伝え、より魅力的に見せるための役割。
これら2つの役割を損なわずにどこまで資材の簡素化ができるか?を追求すること自体もサステイナビリティなのかなと思っています。こんな感じで、”今より環境にいいこと”を考えています。

まとめ

サステイナビリティとは 、「持続可能性」であり、「環境・社会・経済」の観点から、今後長期間にわたって地球環境を壊すことなく、資源も使い過ぎず、良好な経済活動を維持し続けることを意味する言葉なので、企業だけではなく社会や個人でも取り組む必要のある課題なんですよね。
でも、ぶっちゃけ個人レベルでサステイナビリティってどこまでできるの⁉って思っちゃいますよね。(え?私だけ?汗)
私だって、じゃあお前さんは個人レベルで何をやっているんだい?と聞かれたら、「子どもの食べ残しは捨てずに私が全部食べてます!」とか、「電気代がもったいないから電気こまめに消してます!」くらいしか浮かびません。
私のように大それたことはしていなくても、無駄なものは買わないとか、環境に優しそうなものを選ぶとか、ほんの少しだけ意識するレベルでいいんだと思います。
企業や個人など関係なく、そういった意識が浸透することこそが大切であり、次の一歩に繋がるのかなと私は思っています。
 
これからもお客さまや社会へ少しでも貢献できる製品づくりを行い、中野製薬のことをもっとたくさんの人に知ってもらい、たくさんの人に選ばれる企業になったら嬉しいな~と思っています!

おしまい


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