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緊急企画…さよなら、スーパーやくも

 もう少しで、特急/やくも…に新型車両である273系が登場する事になります。
 が、その裏では当然大きな世代交代の波で引退する車両も出てくる事に。
 それが、平成18年まで『速達型』と『各駅型』に区分され登場したパノラマグリーン車両併結の特急/やくもである『スーパーやくも』です。
 個人的には、やはり381系電車といえばこの『スーパーやくも』と思っていましたので、撮影できたのは非常に大きな奇跡でした。
 復刻編成が令和になって再び登場。
 その復活は老若男女を虜にし、岡山県・鳥取県・島根県と山陰地方を巻き込む一大プロジェクトに成長しましたとさ。
 では、そうした過程の中で撮影できた『スーパーやくも』色の編成について、緊急企画で振り返ってみましょう。

 最初に撮影したのが、この写真でした。
 確か、復刻されてから少しだけ時間が空いたんですよね。そうすぐには撮影に向かわなかった思い出が残っていまして。
 ちなみに記録したのが令和5年3月。時間バグがエグすぎる…
「スーパー登場したし行ってみようか…」
なんていうノリではなく、確か青春18で伯備線に行ってみたいというノリでの撮影だったように記憶しています。
 この時は、この撮影を契機にして知り合った友人の方がおりましたのでその方と一緒に伯備線で撮影しました。この時は何処だったかなぁ…確か橋のところ?だったような記憶があります。第○高梁川みたいな。

 実はこの時、確かでしたがモハユニットでしたっけ。この塗装が間に合ってなかったんですよね。
 そのお陰か、車両はチグハグな混結となっており、さながら国鉄時代…いや、JR化初期を彷彿させる姿に遭遇しました。
 実はこの復刻以降も何件か復刻×ゆったり…復刻×復刻など、多種多様な混結が発生しましたが自分が観測したのは後にも先にもこのチャンスだけ。
 同行した友人に関しましては
「統一されてへんのがなんか好きやねん」
と仰せだったのですが、自分としては
「良い記録になったかなぁ…」
との思いで精一杯です。笑
 後にこのユニットも『スーパー』塗装となり、統一された編成で『スーパーやくも』を楽しめるようになったのでした。
 あ、そうそう。
 撮影地は確か…備中川面辺りだったかなぁ?
 新見より手前だったのは覚えています。

 同じく令和5年の撮影。
 先ほどの分の折り返しになりますかね。
 確かコレに関しては、伯備線の有名撮影地である『セリカカーブ』の近くで下車し、その『セリカ』の逆方向を歩いて向かった先の農道付近です。
 この時は光線が無事に保ったものの、野焼きの煙に阻まれ写真が少しだけ消化不良状態に…
 そしてこの令和5年の撮影以降、少しだけブランクが開くのでした。

 時が変わって、令和6年。
 おとなりさん…レベルに近い友人の方からいきなり連絡が入りました。
「伯備線行かへんか?」
という連絡が入ったのですが、まさかの受け取った場所は愛知県の西尾市…。
「西尾に居るんですよね、俺…」
と確か最初は渋っていましたが、後に予定を修正し、京都に急いで帰りました。
 その後、早朝位に大津まで移動し、冬季でしたのでスタッドレス車をレンタルし載せていただき岸本…付近までSAでの休憩も込みにしつつ連れて行っていただきました。
 その際の撮影となります。
 なんだろう…少し雪解けしている状態で、雪も薄いには薄いんですがこの写真は撮影できて非常に良かった思い出が残ります。
 国鉄型特急電車特有の『デカパン』も上手く収まりましたし、相性表示器もバッチリと。
 なんとか、野焼き…?で煙った分のリベンジは果たせました。

 続いて迎え撃ったのは、生山駅付近の有名撮影地である通称・『生山カーブ』。この場所で多くの方々と『スーパーやくも』を迎え撃ちました。
 ちなみに、何人かの方がレンタサイクルで到達していたような記憶が残っています。生山からは自転車圏内なのでしょうか。(実際知らない
 何人くらい居ただろう…10人は超えていたような。
 そして、この時にお世話になっているとある方と実に何ヶ月ぶりかの遭遇を果たしました。
「え?」
「あ、あぁ…どうも…」
あの時の少し気まずい?感じは今でも軽く記憶しております。笑
 そして緊張感の漂うモノ通過の瞬間。
 なんとか理想の範囲で収まりましたとさ。
 この分で、冬季最後の伯備線撮影は終了となりました。雪の薄曇りで2回のチャンスを使ってなんとか喰らいつけた感じとなります。

 最後の撮影。伯備線の撮影では最新の分になるのですが、この時は先ほどと同じ生山カーブにて撮影を開始しました。
 先ほどはアウトからの撮影でしたが、同じような構図で仕留めると面白みがないと思った自分は(流石に2回目は違う撮影バリエーションで行きたい)、インカーブから構えていました。インカーブ苦手なんですけどね…
 その為、かなり余白が浮いていますがSNSのヘッダーなどでの使用で考えれば充分良いでしょうか。
 朝早くに出雲市を発車し、岡山の都心に向かっていく姿を曇天の中撮影し、スーパーやくもの最後の撮影への歩みを始めたのでした。

 実質、最後になった…であろうカットがこちら。
 この時は根雨駅で写真左の『緑やくも』と並ぶ機会がありましたので、友人に教えていただき撮影を。実はコレ、間一髪で間に合ったのは公然の秘密なんです…(言ったら秘密じゃないじゃん
 この『緑』×『スーパー』の組合せは、区分化が開始されし平成6年〜平成18年の期間見られたもので、一時期の伯備線の風景の復刻になります。
 この時、またお世話になっている方と遭遇したのですが、本当に偶然が過ぎるよなぁ…なんて。
 ちなみにその方からも、多くのお話を聞かせて頂きました。感謝しかないです。
 この写真が実質の最後になりましたが、何はともあれ…楽しい時間を過ごさせてくれた『スーパーやくも』には頭が上がりません。
 本当に楽しい夢をありがとう。全力でぶつかれたかなぁ…

 おまけ。
 岡山駅でのスナップ撮影タイムです。
 この撮影機会に関しては、
「あまりにも数が少ないし…」
とようやくここで踏ん切りが付き、岡山に立ち寄ったものです。本当に遅過ぎるんだよなぁ…笑
 普段は友人がレンタカーに乗せて下さるのですが、そうした中では編成撮影や流し撮りしかできないので、こうした細部の撮影くらいは自分で行くしかないなと。そうした気持ちで向かいました。
 この時点でもうなんだろう。悔いはなかったような。

 やはり、スーパーやくも…といったらコレ。
 この先頭車両に関しては本当に飽きる寸前くらいまで色々構図を模索してました…が、なんだろうなぁ、夢のような時間だったような。
 本当に楽しかった。
 今週末、令和6年の4月に引退する381系『スーパーやくも』編成。
 その記録を一定振り返るという緊急企画でした。
 タイムリーなウチにこうした事は載せておかないとなので…

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