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実績と信頼、何を基準にその人を認識するのか1

こんばんわ。今日は転職活動(結果転職していない、できなかった)についてつらつら。

わたしの社内での評判は良い、と思っている。今の職種はかっこよく言えばインハウスデザイナーみたいなもので、社内外の制作物や、自社のHPの管理やら、一般事務もそこそこする、といった内容である。例えば自社のチラシのレイアウトから入稿まで、イベントするからWEBページ作ってよ、社内処理の効率的にできるやりかたなど、とりあえず任せる本人(上司)が全くわかっていないのでまかせたらなんとかなるふうな扱いを受けることが多々ある。ので常に何かしら頼まれている。ということはまぁまぁ評価はしてもらっているのでは?と認識しているし、実際上司や同僚にもそう言われているし、ことあるごとに賄賂(お菓子)をもらっている。

さて、これらはわたしがせっせと積み上げた実績であり、社内でしか通用しないものである。これが大企業であったなら、すごい人だな、あの上場企業で実績を積んできた人なんだと認識してもらえるのだろうが、わたしが勤めているのはまったく名の知れない中小企業だ。もちろん採用基準はそれぞれだろうし、それだけじゃないともわかっている。あたりまえだけど、信用が得られやすいのは圧倒的に大企業だ。しかも日本での大企業は0.3%しかない。99.7%は中小企業で、大企業のノウハウがほしいのはすごくわかる。そりゃそうだよねってって思うし、新卒も有利な大企業に行きたいって気持ちもすごくわかる。戦いに勝ち残った人が大企業に行くんだもの、そりゃ生存競争においては優秀だよ。

一度目の転職活動は一発で決まった。応募者30名の中から選ばれたらしい。後々聞いたら元職場の人と現職場の人が知り合いだったらしく、面接後、私のことをリサーチしていたらしい。これは元職場の人の”信頼”の力が大きかったんだと今なら思う。

そしてここ1年ほどの転職活動はさっぱりだった。箸にも棒にもとはこのことかと。応募件数が少なかったのもある。今回は地元を離れて都市部で探していた。田舎と都会の価値観の話もまた書きたい。安定が欲しくて名の知れた会社に応募するも書類選考で落とされる。当時のわたしは謎の社内での評価があって天狗になっていたし、名の知れた企業に努めている友人にも相談したところ、”うちの会社の人EXCELもまともに処理できない人多いよ”という囁きで、なんだ他の会社も一緒じゃんか。と謎の優越感にひたり更に天狗になる。自分は通用すると思っていた。

久しぶりの転職活動で自分は何者なのかを考えたときに、はて?わたしは何をやっているんだと思った。よくある(と思っている)中小企業でのなんでも屋のようなポジションで、採用時は自社WEBページの管理というざっくりしたものだった。ただ、コーダーと名乗るほどゴリゴリ書けないし、ディレクションは多少するがほぼおまかせで特に上司も言ってこないし、デザイナーと呼ぶには件案が少ない。デザインはやりたいようにやらせてもらっているし、指摘も特にない。かといってマーケーターなんて名乗ったら怒られるだろう。SEOのPDCAもあまり回せないままやってるしなぁ。WEB周りのことを半分、あとは一般事務や総務の仕事、一部経理の仕事、写真撮影やA1ポスターなどの制作物の作成もする、日々仕事内容は変わる。傍から見たら事務に毛が生えた程度のもんじゃないか?と。わたしはWEB周りのことをメインにやっているつもりでも、何も成果がなければそれは一般事務+@なのではないか。そんな中キャリアアドバイザーからインハウスデザイナーという新しい単語を教えてもらった。調べてみるとまぁまぁ当てはまるので、これを使うことにした。

インハウスデザイナーを職種にしている企業は少なかった。多いのがWEBデザイナー、しかもコードがバリバリ書ける系。バリバリ?jQueryで躓づいてるのに?自分のできることがなさすぎて笑った。これ、といった強みがないなぁと思った。職務経歴書を見てスカウトしてくれた企業さんからも、”思っていた方でなかった”や、”実績は?”と聞かれたけど、そんなものはない。

ここで天狗になっていた自分と向き合った。あれ、自分全然できない人間じゃんと。ここから信頼とは?実績とは?自分って?に関してつらつら考えるようになる。

また明日書きます。

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