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【8月】1報目|こんな研究してみたい(みっつ)


みっつです。
夏休みの宿題を計画的にやれたことがありません。
9月1日が始まるまでは8月。夏の余韻を感じながら書き上げています。


⓪趣旨について

今月のお題は「こんな研究してみたい」です。

学生としてではあったものの、学位取得の過程にて一気通貫の4研究プロセスを味わった上で「いま自分の研究分野を選べるとしたら、何をはじめるか?どういう決め方をするか?」と解釈して書いてみます。

大学や学部を決めるときやラボを決めるときに「確固たるモチベーションがあったか」と問われると微妙です。
もしチャンスがまた巡ってきた、あるいはタイムスリップを想定でもいいですが「今あの頃のようなターニングポイントに立たされたらどういう視点で判断するかな」と考えました。

偏った思考かもしれませんが、もし読んでみて何かの足しになったら嬉しいです。そんなやつもおるか。でも、ほんまにそうか?でもOKです。


①判断基準をどこにおくか

「テクノロジーで人の琴線に触れることができるか」
ということを最近よく考えています。仕事でも、その他の時間でも。
自分の思考の中でもかなり上流にある命題だと感じてます。

こういうことを考えるとき思うのが「どうせやるなら、ちゃんとやりたい」ということ。真剣に物事に取り組む過程ならではの苦しみがあることも承知の上で、興味のあることはプロもしくはそれに準ずるレベルになりたい。

いま「道を選べ」と言われたら、人が語る面白さや目先の利益を判断基準にはせず、自分自身が興味を持ち続けられそうかどうかであったり、半ば自己催眠にかかってでも使命感をもって取り組めるような事かどうかであったりを重視するかなと思います。チャレンジしてみたい、成し遂げた先の景色をみてみたいということをモチベーションにしそうです

その上で、3, 5, 10年後の自分のある姿がぼんやりと想像できるような、少しは実利のありそうな環境であれば尚いいかなと思います。軌道に乗った場合のイメージはついている方が、頑張れそうな気がします。
これはなくても別にいいかなとも思います(生活さえそれなりに安定していれば)。
道は後からついてくる。と思いたい。


②何をするのか

「人の心にふれることをする」という、自分の人生での目標ともいえることの範囲内にある「テクノロジーで人の琴線に触れる」という部分は、研究の対象としてはアリなんじゃないかなと改めて思います。
ここを判断基準にしてよさそうです。頑張れそう。楽しそう。

次は、何をやるかを明確にするために、もう少しかみ砕く必要がありそうです。
自分が使っている言葉の定義をはっきりさせておきたい。

▶テクノロジー 
= いま現在も発展途上の分野で、研究領域として盛り上がりつつも、その出口が一般の手に渡りうる領域、それを可能にするもの

自分がよく触れているものベースだと、(i)機械学習のようなAIとかの分野 や(ii)XR関連 みたいな範囲をイメージしています。

琴線に触れる
= 他者の感情を動かす
= (a)負の思考からの開放, (b)興味関心の刺激, (c)意味もなく面白い・楽しいと思えるものの提供

aについては、普段働いている会社の仕事で関わっています。bについてはSciKaleidoでの活動が関係しています。cについては趣味でネタとしてやっている範囲のことで、これもそろそろ何らかの形で人目に触れるようにしたいなと思っています。


文字に直すと
i-a AIをもって人の負の思考を解消するための手法、その際重視するべき視点についてまなびたい
ii-b VRをはじめとするXR技術で、人の興味関心を刺激できる体験を創出したい
i-c, ii-c AIやバーチャルを使って人を笑かせるネタ、「またばかなことやってるよこいつ」と思われるようなものを作りたい

こんな感じのことを研究したい。本気で。
これが2021年 夏 のみっつ、お題の答えです。

いずれにしても、いま手掛けていることをもっと真剣に本格的にやるための手法や知見、経験を習得したい。という見方で選ぶんだなあと思いました。


③どこで学ぶか

掛け合わせのパターンから考えると i-a や ii-b が特に学びたいかなと思ってます。この観点で体系的に学問を修めて、研究活動として試行錯誤を繰り返すことができる領域がないかなと考えました。
特定のラボや大学、組織を出すのは気が引けるので、見つけ方の案を代わりに書いておきます。

まずは検索。とにかく検索。もしかしたらこれ以上書くことかないかも。
出てきた組織や文献を眺めて、思想に近そうなところをピックアップ。
実際に自分が所属する想定だと、研究活動が活発か・テーマの多様性があるか・教育熱心かどうかなどは特に見ると思います。
あとは行き先を国内で考える場合は、そこに自分が所属している間に海外の別のラボに滞在する機会があるかも知れたらうれしいです。本場の空気を味わう機会があるか。
ピックアップ出来たら、あとは何とか連絡してみることになるのかなあ。もしかしたら界隈の学会に出て講演などを聴講、そのあと直接相談しに行ってみるのもいいかもしれない。


場所が決まればどういう風に関わるかですが、大学そのものに入学する、大学院(修士)に入学する、共同研究をする、博士号を取りに行く(のであれば予算や競争的資金を考える)など色々ありそうです。今の自分の環境であれば、仕事と絡めて会社を利用するのが手っ取り早そう(もちろん手っ取り早くはない)です。たぶんこれは人それぞれですし、いま僕自身経験があるわけではないので特に何も書けません。


④おわりに

この話は絵に描いた餅というわけでなく、チャンスを作って動きたいとも思っているので、今後なにか動きがあれば、どこかでお話できたらいいなと思ってます。

以上です。


⑤ちなみに

ほんとうに何も考えないで、なにかやっていいよと言われたら、

「手のひらサイズのイルカをつくって家で飼いたい」

これです。





注釈
もちろんこの記事については、既に博士号を持っているとか、それなりに経歴と実績があるとか、生活の基盤が安定しているとか、そういう背景があっての判断や思考を書いています。
この部分を積み重ねることに今あまり価値を感じていないというのは、正直あると思います。
研究者の第一歩として一つ目に修める学問領域を選ぶときには、また少し違う視点も必要になるかもしれませんが、そのあたりは省いたうえで書いています。手ぶらで何もないうえで選ぶなら、実績や経験、ノウハウを得られるかなどの環境要因をもう少し重視して、自分のやりたいことは一旦据え置くことも視野に入れそうです。
もし何か聞きたいことなどがありましたら、ご気軽に連絡等くださって構いません。お力になれたら幸いです。

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