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ミドルリーダー教員こそ名刺を持つべし!【新年度準備:Canva活用】


公立学校には名刺交換の文化がない

 一般企業に勤められている方であれば、名刺を持つことは当たり前のことだと思います。
ですが、その常識が教員の世界では通用しないんです。
私の肌感覚ですが、公立学校に勤められている先生の多くは名刺を持っていないと思います。(管理職は除いて)

かくいう私も、名刺を持ち始めたのは数年前からでした。
それまでは、年に数回名刺を貰うことはあっても、渡すことはありませんでした。(名刺交換ではないですね・・・)

大学生の頃、教職課程の先生に「教員の人生は、黒板の前で一回転したら終わってしまう」と言わたのを覚えています。
つまり、「子供の頃は黒板の方を向いて授業を受けて、大人になったら黒板を背にして授業をする」といった世界です。(この言葉からも、今と授業観が異なることが垣間見えますが、そのことは置いといて・・・笑)

私も、教員としての経験年数が少しずつ増え、ミドルリーダーとして学校運営に携わる機会が増えてきました。
今までは、目の前の仕事をこなす事で精一杯でしたが、ちょっとだけ視野も広がり、この先のキャリアのことも考えながら仕事をするようになりました。

その時、ふと大学生の頃に聞いた言葉を思い出し、学校の中だけで自分の人生や世界が終わってしまうことが非常に怖いことだと感じました。

そのため数年前から、年に一度は教育実践論文を執筆し、学会やシンポジウムに参加することで、外部の先生方との機会を意図的につくるようにしています。

その時、気づいたのが・・・・
「みんな名刺交換してる!!」です。
この経験以降、名刺を持つようになりました。

なぜ、ミドルリーダーに名刺が必要か?

 「ミドルリーダーの教員こそ名刺を持つべし!」
私がそう考える理由には、以下の3点が挙げられます。

1.外部との交流の機会が増える

ミドルリーダーになると〇〇主任といった役職に就くことも多くなります。
これまでは、学級を見ていたも方も、次第に行事の運営や学年をまとめる立場になってきます。
すると、外部の方との交流の機会が増えていくことに気づくはずです。
(例えば、修学旅行では、旅行会社やカメラマン、引率の看護師などとの調整です)

さらには、地区や県の教科研究会の役員を務めたり、体育連盟の事務局に所属したりする方もいらっしゃるかもしれません。
そうなると、所属校の同僚だけでなく、地区内外の先生方との協働の機会も増えてきます。

そんな時に名刺があると、連絡調整もスムーズになり意外と便利なんです。

2.意図的にコミュニティの幅を広げる

 ただ、それでも教員の関わるコミュニティはとても狭いと言えます。

経験年数を重ねる毎に、同じ地区での顔見知りは増えるかもしれませんが、意図的に世界を広げていかないと、他県の先生や他業種の方と関わる機会は非常に少ないと言えます。

他県の先生方との交流では、「自分の県で当たり前だと思っていたことがそうではない」ことに気づかされることがあります。

例えば、千葉県で教員だった頃に勤めていた学校(大規模校)では、学年主任が学級担任をもつことが当たり前でした。
しかしながら、沖縄県では、小規模校を除いて学年主任が担任になる事は、非常に稀なことです。

一般的に、大きな分掌をもつ先生は、副担任になります。
このように、副担任の位置付けも県ごとに異なることを初めて知りました。

学会やシンポジウムでの交流では、さらに勉強になる事が多いです。
先進的な実践を行なっている他県の先生方との情報交換は、本当に驚かされる事ばかりです。

このような場面で名刺交換をしておくと、「あの先生と連絡を取りたい!」と思った時に、容易に繋がることができます。

また、名刺交換では、思いもよらない場面で有名な先生と繋がったり、交流の輪が広がったりすることもあります。

3.今後のキャリア設計に向けて繋がりをつくる

 このような素晴らしい先生方との出会いは、教員としてのキャリア設計において非常に重要なものだと考えます。

大袈裟ではなく、人と人との出会いが一番大切かもしれません。
まさに、自身の世界が広がっていく感覚を味わうことができます。

「学校の中だけで仕事が完結しなくもない「教員」という職業だからこそ、
一つの学校の中でコミュニティが終わってしまうのはとてももったいない」
と私は思います。

というわけで・・・
来年度は、名刺を作成して、学校の外へ自身のコミュニティを広げてみるのはどうしょう?

これ以降は、Canvaを活用した名刺のつくり方を紹介します。
とっても簡単に素敵なデザインの名刺を作ることができますよ!

Canvaで名刺を作ろう!

 まずは、Canvaのホーム画面の右上に貼る「デザインの作成」をクリックします!

デザインの中から「名刺(横)」を選択します。(左下の図)
すると、名刺の作成画面に移動するので、画面の左に出てくる検索バーから好みのデザインのテンプレーをを検索します。(右下の図)

今回は、「学校」で検索してみました。
デザインのアイディアが沢山出てくるのでどれにするか迷うくらいです。
今回は、以下のデザインにしてみます。

名刺のサンプル

続いて、名刺作成画面の右上にある、「Canvaで印刷する」のバナーをクリックします。

すると、以下のような画面が出てくるので、用紙の種類や仕上げ方に関して好みのものを選択してください。

選択する項目によって料金が多少前後しますが、現在セール中のため、非常にお求めやすい価格で名刺を作成することができます!(2024年3月23日)

用紙の種類は「普通紙」と「上質紙」の2種類から選択できます。
また、仕上げに関しては、「マット仕上げ」「光沢仕上げ」「光沢なし」の3種類から選ぶことができます。
(ちなみに、両面印刷も可能です。裏面にご自身のSNSアカウントのQRコードを添付するのも良いかもれませんね)

お急ぎ便(無料)で注文すると2〜3日で届きます。届くのが楽しみですね。

おわりに

 いかがでしたでしょうか? 
今回は、新しい企画としてミドルリーダーに向けた新年度準備に関する記事を書いてみました。

次回は、この企画の第2弾として、「オススメの教師用の手帳(スクールプランニングノート)」を紹介できたらと思います。
なんか、ICTから離れていっているような・・・

それでは、次回の記事も読んでいただけると幸いです。

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