Tatsuya Hayashi

沖縄県の公立中学校の理科教員です。 ICTを活用した理科の授業や生徒指導についての僕の…

Tatsuya Hayashi

沖縄県の公立中学校の理科教員です。 ICTを活用した理科の授業や生徒指導についての僕の学びを少しずつ発信できたらと思います。

最近の記事

  • 固定された記事

教員向けICT認定資格のすゝめ【ICT活用のスキルをアップデート】

なぜ、ICT活用スキルをアップデート? 令和元年に始まった、GIGAスクール構想により生徒一人ひとりに1台ずつタブレット端末が整備されました。これが、「1人1台端末」です。 1人1台端末は、生徒にとってシャープペンシルや消しゴムと同じように「文房具」としての役割があります。 この1人1台端末の導入によって、学校教育での学びの可能性が大きく広がりました。 別の視点から捉えると、私たち教員には、「1人1台端末を日々の教育活動に活かしていく術を学ぶこと」が求められているとも言えま

    • 環境教育に力を入れているなら「コカ・コーラ環境教育賞」に応募してみては?

      コカ・コーラ環境教育賞とは? あの有名なコカ•コーラが、SDGsの推進を図るために、環境教育を推進している学校や団体を表彰する事業が「コカ•コーラ環境教育賞」です。 コカ•コーラ環境教育賞は「活動普及部門」と「企画・研究推進部門」の二部門から構成されています。 小中学校であれば、「活動普及部門」への応募、高等学校や大学であれば「企画・研究推進部門」への応募になるかと思います。 ちなみに、それぞれの部門の募集概要は以下のような感じです。 活動普及部門 対象:①小学生お

      • 学年主任は担任?それとも副担任?

         私は現在、沖縄県の公立中学校の教員をしています。 過去には、千葉県でも公立中学校の教員をしていました。 県を跨いで公立中学校の教員をしていると意外と、自治体ごとに意外と文化が違うことに気づきます。 その一つが「学年主任が担任をもつかどうか」です。 沖縄県の公立中学校では、副担任の先生が学年主任などの大きな分掌をもつことが一般的です。 小規模校を除いて、担任の先生が学年主任を担うことは、非常に稀なケースと言えます。(多分、何らかの事情がないとそうはならない) 一方、

        • 離島の教室から#2 『縄ない競争』という運動会種目【僻地教育】

           今回も沖縄県の離島にある極小規模高の運動会の様子をお伝えします。 いつか、沖縄県の離島で勤務されてみたいと考えている先生は必見です! もし、前回の記事を読まれていない場合はこちらからどうぞ↓ 離島の学校には独特な競技がある みなさんの学校で行われる運動会にはどんな書目がありますか? 徒競走 障害物競走 紅白リレー 玉入れ 騎馬戦 などでしょうか。 実は、沖縄県の離島の学校には珍しい競技種目があります。 その名も「縄ない競争」 みなさんは、この「縄ない競

        • 固定された記事

        教員向けICT認定資格のすゝめ【ICT活用のスキルをアップデート】

        マガジン

        • 教育実践論文・コンテストの紹介
          1本
        • 教員としての仕事のあれこれ
          4本
        • 離島の教室から
          2本
        • 教員向けICT認定資格のすゝめ
          11本
        • 教育実践研究の記録
          2本

        記事

          離島の教室から#1 「運動会には豪華景品があるのが当たり前」【僻地教育】

           トップ画を見て、「まさか・・・」と思われた方もいるかもしれませんが そうなんです。 こちらのヤギは、運動会の職員リレーで一位になると頂けます。 もちろん、その日に連れて帰ることができます(笑) このように、沖縄の離島の運動会には「内地」(沖縄の方が本土のことを呼ぶ方言)の運動会にはないような、ぶっ飛んだエピソードが多々あります。 本日は、その離島の運動会について少しだけ紹介したいと思います。 「いつかは、離島で勤務してみたいなぁ」と思われている方に必見です。 離

          離島の教室から#1 「運動会には豪華景品があるのが当たり前」【僻地教育】

          今更ながら、よろしくお願いします

           noteを始めてから、 約1ヶ月が経ちました。 始めた頃は、noteでも自己紹介が必要なことなんて知らず、いきなり自分の考えを発信してしまいました・・・。 ただ、よく見るとみなさんの記事にはプロフィールが設定がされている! ですので、私も今更ですが自己紹介をしたいと思います。 私と仕事 名前は、Tatsuya Hayahsiです。生まれも育ちも千葉県です。 今は沖縄県の公立中学校で理科の先生をしています。 ただ、離島で勤務をしていた頃は体育や技術も教えていました(笑

          今更ながら、よろしくお願いします

          教員向けICT認定資格のすゝめ vol. 8【Microsoft Innovative Educator Expert:2】

           今回も「Microsoft Innovative Educator Expert(MIEE)」についてです。 この記事では、MIEEになるための具体的な申請方法や認定によって得られるメリットついて紹介していきます。 前回の記事(MIEEの概要)を読まれていない場合は、こちらからどうぞ↓ 申請方法 この記事では、2023年度の申請方法について紹介します。 例年、申請方法に大きな変化はありませんが、もしかしたら2024年度の申請では、多少の変更があるかもしれません。その点

          教員向けICT認定資格のすゝめ vol. 8【Microsoft Innovative Educator Expert:2】

          教員向けICT認定資格のすゝめ vol. 8【Microsoft Innovative Educator Expert:1】

           今回は、少し前の記事で紹介した「Microsoft Educator」の上位資格である「Microsoft Innovative Educator Expert(MIEE)」について紹介していきます。 ※Microsoft Educatorの記事を読まれていない方は、こちらからどうぞ↓ Microsoft Innovative Educator Expertとは 初めに、Microsoft Innovative Educator Expert (MIEE) は、「世界の

          教員向けICT認定資格のすゝめ vol. 8【Microsoft Innovative Educator Expert:1】

          教員向けICT認定資格のすゝめ〈番外編〉【JAET 学校情報化認定】

           これまでは、教員個人のICT活用スキルをアップデートを目的として「ICT認定資格のすゝめ」と題した記事を連載してきました。 本日はその番外編です。 実は、ICT認定資格には「学校単位」のものもあるのをご存知でしょうか? 今回の記事では、日本教育工学協会(JAET)が認定している「学校情報化認定」について紹介していきたいと思います。 学校情報化認定とは 日本教育工学協会(JAET)は、教育の情報化の推進を支援するために、総合的に情報化を進めた学校を認定する取組を2014

          教員向けICT認定資格のすゝめ〈番外編〉【JAET 学校情報化認定】

          教育系新聞からの情報収集も悪くない【新年度準備】

          教育系新聞とは? その名の通り、教育に特化したニュースを扱う新聞のことです。 授業のことから、部活動、教育課程、働き方改革などの教育行政について、 はたまた、国公私立に関わらず、幼稚園から大学、特別支援学校や海外の学校に至るまでの実践の紹介など、ありとあらゆる教育に関するニュースを扱っています。 その教育系新聞を今年度の新たな試みとして、1年間の定期購読をしてみました。それも、各新聞社の特徴を比較するために、2社から定期購読を行ってみたんです。 今回の記事では、定期購読を

          教育系新聞からの情報収集も悪くない【新年度準備】

          教員手帳と週案の二刀流が意外と便利!【新年度準備】

          教員手帳って? 文字通り、学校で働く先生に特化した手帳です。 様々な企業が、工夫を凝らしたものを販売しています。 教員手帳の中には、有名な大学の先生が監修したものや、教員インフルエンサーが企業とタイアップして一から作り上げられたものなどがあります。 どの教員手帳にもこだわりが詰まっています。 有名どころでいうと、以下の4社です。 1.明治図書  菊池省三先生が監修した「ほめ言葉手帳」には授業の気づきをメモする「座席表」や毎日のよさを蓄積する「ウィークリーページ」など

          教員手帳と週案の二刀流が意外と便利!【新年度準備】

          ミドルリーダー教員こそ名刺を持つべし!【新年度準備:Canva活用】

          公立学校には名刺交換の文化がない 一般企業に勤められている方であれば、名刺を持つことは当たり前のことだと思います。 ですが、その常識が教員の世界では通用しないんです。 私の肌感覚ですが、公立学校に勤められている先生の多くは名刺を持っていないと思います。(管理職は除いて) かくいう私も、名刺を持ち始めたのは数年前からでした。 それまでは、年に数回名刺を貰うことはあっても、渡すことはありませんでした。(名刺交換ではないですね・・・) 大学生の頃、教職課程の先生に「教員の人生

          ミドルリーダー教員こそ名刺を持つべし!【新年度準備:Canva活用】

          教員向けICT認定資格のすゝめ vol. 7【Microsoft Educator】

          はじめに Microsoft は、「学校教育の制度や教育政策よりも、教員の資質の方が生徒に与える影響が大きい」と公言しています。 実際に、家庭環境以外で生徒の成績に影響を与える最大の要因は、教師の資質だそうです。 そのためMicrosoft は、「教員の資質の向上に投資する事が生徒の成長の鍵」だと考えています。 このような文脈から生まれたのが、Microsoft Educatorプログラムです。 このプログラムの目的は、学び続ける教員を育て、学校教育に変革を起こす事です

          教員向けICT認定資格のすゝめ vol. 7【Microsoft Educator】

          教員向けICT認定資格のすゝめ vol. 6【Kahoot! Certified for Schools】

          Kahoot! Certified for Schoolsって? 「Kahoot! Certified」 は、Kahoot!のエキスパートになるために設計された教員向けの認定資格です。 コースを完了すると、Kahoot! に関する基礎知識を学ぶ事ができるほか、 卒業証書とデジタル・バッジを獲得することができます。 (デジタル・バッジの一覧は以下に掲載) Kahoot! Certifiedのコースは誰でも無料で受講する事ができます。 そのため、現職の教員だけでなく、教員を目

          教員向けICT認定資格のすゝめ vol. 6【Kahoot! Certified for Schools】

          〈教育実践:積極的生徒指導〉ICTのより善い使い方を自分たちで考える

          はじめに 本実践は「第7回 NITS大賞 優秀賞」に選出して頂いた取組です。 これも全て、子供たちの未来のために日々試行錯誤されている先生方のお力と、その思いに真っ直ぐに応えてくれた生徒の存在があってのことです。 この場を借りて、栄誉ある賞を頂くことができたことに、心から感謝申し上げます。 ところで、NITS大賞って?  「独立行政法人教職員支援機構が、先進的で他校の参考になるチーム学校の取り組みを全国から募集・表彰するコンテスト」と説明されています。 エントリー要件

          〈教育実践:積極的生徒指導〉ICTのより善い使い方を自分たちで考える

          教員向けICT認定資格のすゝめ vol. 5【Apple Teacher】

          Apple Teacherとは? Apple Teacherとは、日々の授業や自身のスキルアップにApple製品を取り入れている教師をサポートし、その成果を称えるための無料のラーニングプログラムです。 このプログラムには、以下の3種類の認定資格が設定されています。 Apple Teacher Apple Teacher Portfolio Apple Teacher Swift Playgrounds ホームページには、これらのプログラムを通して「理想的な指導を実践

          教員向けICT認定資格のすゝめ vol. 5【Apple Teacher】