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教員向けICT認定資格のすゝめ【ICT活用のスキルをアップデート】

なぜ、ICT活用スキルをアップデート?

 令和元年に始まった、GIGAスクール構想により生徒一人ひとりに1台ずつタブレット端末が整備されました。これが、「1人1台端末」です。
1人1台端末は、生徒にとってシャープペンシルや消しゴムと同じように「文房具」としての役割があります。

この1人1台端末の導入によって、学校教育での学びの可能性が大きく広がりました。
別の視点から捉えると、私たち教員には、「1人1台端末を日々の教育活動に活かしていく術を学ぶこと」が求められているとも言えます。

ただ、みなさんは、日々の教育活動の中で、1人1台端末を効果的に活用できていると自信をもって言えますか?
中には、「いまいち使い方が分からない・・・」や「もっと良いつか方がないのかなぁ」と思っている方も多いのではないかと思います。
かくいう私もその一人です。

教員向けICT認定資格とは

 そんな方にオススメなのが、IT企業等が発行している教員向けの認定資格です。
実は、教育コンテンツを制作している多くの企業が独自の認定資格を設けています。
しかも、初心者から上級者まで様々なレベルのものが用意されています。
私は、この認定資格を取得していく過程で実践的なICT活用の方法を学び、自身のスキルを少しずつアップデートしていきました。
(余談ですが、認定資格を得ると、証として「デジタル・バッジ」を貰えるのも地味に嬉しいです。)

もちろん、資格やバッジを取得すること自体が目的ではありません。
その先には、日々の授業改善や目の前の教育課題の解決といった大きな目的があります。
ただ、デジタル・バッジが少しずつ増えていくことで、まるでゲームキャラをレベルアップさせていくような感覚で、楽しく学んでいくことができたのも確かです。

認定資格の種類 7選

 一例として、私の持っている認定資格には以下のようなものがあります。

  1. Apple Teacher

  2. Google for Education Certified Educator

  3. Microsoft Educator

  4. ロイロ認定Teacher

  5. Adobe Creative Educator

  6. Flip Certified Educator

  7. Kahoot! Certified for Schools

これらの資格は、ICTに関する教員向けの認定資格のほんの一部です。
まだまだ、いろんな企業が認定資格を発行しています。
是非、興味のある方はご自身のスキルアップに向けて検索されてみて下さい。

認定資格を取得するメリット

 ただ残念ですが、こちらに記載した資格は、公的なものではありません。
そのため、所有していたとしても学校現場で何かが優遇されるわけではありません。もちろん給料も上がりません・・・。

「だったら、取る必要ないじゃないか!」といった声が聞こえてきそうですが、資格取得に向けて学んだ知識や習得した技能は、きっと授業に還元することができるはずです。

 それに、資格を得る事によってのみ得られるメリットもあります。
それは、認定された先生達だけが所属できるコミュニティに参加できる事です。
全国(全世界)のICTを活用して創造的な実践をされている先生方とオンライン上で繋がり、情報交換や実践の共有ができるのは、とても大きな利点です。
それに、対面での研修会やシンポジウム、サミットなども年に数回ほど開催されるのも楽しみの一つです。

 そこで、これ以降の記事は、順次認定資格の取得方法や留意点、認定される事によって得られる特典について紹介してけたらと思います。

是非、次の記事も読んでいただけると幸いです。

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