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城崎マリンワールドの広報誌を読んでみて

⽔族館以上

好奇心旺盛なのに怖がり。気に入らないことがあると舞台に出ない。怒られたらすねて姿を消す。シーランドスタジアムで上演されるイルカ・アシカショーには、わがままなお嬢様のようなキャストがいる。セイウチのそら、14歳の女の子。2005年の冬にやって来た。《中略》そらに限らず、水族館の海獣たちは、人間の感情を察知する能力が高い。顔に出していないつもりでも、「怒っていないよ」と言っても、本心を見透かしたような行動で返してくる。「そらは自由なんだ、こういう性格なのだ」と、しっかり腹に落とし込むことができればコミュニケーションがとれるようになる。結局は、扱う人間の問題なのだ。…

Ijo Magazine vol.11

noteユーザーならきっと好きに違いない、城崎マリンワールドが発刊している広報誌を『Ijo』、を紹介したい。生き生きとした動物たちの写真とともに、飼育員さんたちの日誌、観察記録、心温まる小話が掲載されている。飼育員さんたちが、生きものと真摯に向き合っている様子を知り、個性豊かな海の動物たちをより身近に感じられる読み物だ。

Ijo Magazineは、私たちの考えをお話しする広報誌です。⽣きものとのコミュニケーションのあり⽅、展⽰の視点など、⽔族館以上を⽬指す私たちの姿勢を伝えています。

城崎マリンワールドHPより拝借

生きてる

生きものと人間の絆に弱い。どのくらい弱いのかというと、イルカショーをみて泣いてしまうくらい。盲導犬クイールとか、僕のワンダフル・ジャーニーとか、映像作品も、心臓を鷲掴みにされているのでは?というくらい、胸が苦しい思いをするのでみない。予告編だけで滂沱の涙が、、、(そういう人、結構多いのでは?と思っている)

生きものと人間の強い繋がりを素敵だなと思うのと同時に、それ以上に、人間の、生きものに対する暴利的な態度が苦手だ。

とある水族館で、イルカショーを観てからイルカショーが苦手になった。客寄せパンダ、サーカスのライオン、もちろんその側面は否定しきれない。どんな水族館でも、イルカショーは目玉であることには変わりないし、わたしだって、イルカのかっこよく空飛ぶ姿を見たくて観客席に座る。

城崎マリンワールド、イルカショー

それでも、目の前で無感動に、絶え間なく繰り広げられるイルカの技に、どれほどのトレーニングを積んでここまでのクオリティにたどり着いたのかと、胸が痛くなった。

勝手な言い方をすれば、まったく遊びがなく、イルカの意思を無視したショーに見えた。知能の高い動物ほど、豊かな表情を見せてくれる。イルカたちの、水面から突き出した顔はほの暗く、インストラクターの指示を淡々とこなすだけ。働くことに疲れたサラリーマンみたいだった。

ま、すべてわたしの勝手な妄想かもしれないし、水族館に来ている分際で言えたことではないと非難されるかもしれないけど。

前置きが長くなった。夏休み終盤、そんなイルカショーの苦い思い出を払拭してくれる場所に出会った。

城崎マリンワールド

10ヶ月の娘を連れて行ったので全部を見て回ることはできなかったけれど、7割ほどコンプリートして大満足だった。ゆっくり説明を読む余裕がなかったので、大したコメントも添えられないけど、マリンワールドのかわいい生きものたちを見てほしい。

ツノがかわいい。これはなに?
ゴマフアザラシ
短い毛が生えていて体表の観察が楽しい
エイ
気の抜ける
2階から見下ろされた
ゴーストタイプ
一際大きなエイ、ひらひら
エイってなんか気になるカタチしてる
きれいな桜色のヒトデ
タツノオトシゴ
みーつけた
ドリー
チンアナゴ、ニモ柄
ニモ、たくさん
なんだ?
クラゲの触手だ
ぼんやり
絵画のような
セイウチ!600kgもあるらしい
かわいい巨体
セイウチ、そらちゃん、娘の一番のお気に入り
ヒゲ、口がかわいすぎる
投げキッスしてくれる
アシカだったと思う、、
アシカ、トド見分け方、などと検索してみる
イルカさん
口でひっかけたり
ヒレで持ったり
ツインジャンプ
大ジャンプ、6メートル
大成功、かっこいい

海獣たちが失敗しても笑顔で見守る。成功したら大拍手。トレーナーのお姉さんのフリスビー投げも、みんなで応援。決して、パフォーマンスのクオリティが低いわけではない。

けれど、思わず「がんばれ〜」と口にしたくなるようなあたたかな空気が流れていた。飼育員さんたちが、海の生きものたちとコミュニケーションをとっていることがショーからもたくさん伝わってきた。

アザラシに夢中の母
日和山海岸を見渡せるレストラン
ゆっくり食べすぎて、ペンギンの散歩見逃した(涙)
んん?
寝?
サービス精神旺盛のそらちゃん
水槽のなかをぐるぐるスイスイ、何度も顔を見せに来てくれる
フィッシュダンス
ブリの餌やり
浦島太郎を乗せたカメ
これまた絵画のような、海岸沿いのカフェ
また来るね

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