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速報!施設長&リーダーの最終プレゼンテーション【前編】


 
介護マネジメントコンサルタントの近藤麻耶です。
昨日は弊社が主催する介護経営カレッジ・施設長&リーダー養成コース
最終プレゼンテーションでした。
 
最終プレゼンテーションとは、
これまで受講した5回の講義で学んだ内容をもとに
自施設のビフォーアフターを5分程度で報告していただくものです。
 
コロナクラスターが多発する中
今年も皆さん、素晴らしいプレゼンテーションをしてくださいました!
ここまで準備することは、本当に大変だったと思います。
 
さて、今回はそんな皆さんのプレゼンテーションのご報告です。

1.人気の高かったベスト4のテーマは…

プレゼンテーションは受講者同士が投票し合い
最終的に表彰者を決めるのですが
今回、多くの票を集めたベスト4のテーマをご紹介します。
 

①環境整備×成約率UPの挑戦

環境整備は、業務改善で注目されるテーマですが
それだけではなく「成約率アップ」につながった!という内容!

例えば、施設の受付窓口の面会簿や消毒済みのペンの設置方法などを
工夫することにより、来客の対応時間の削減につながったそうです。

その他にも、探しものの時間を徹底的に削減し、その分、入所相談の時間をしっかりとるようにしたとのこと。

その結果、成約率が昨年比で12%増加!したそうです。

環境整備と成約率アップの直接的な因果関係はわかりませんが
環境整備をきっかけに「成約率を○%上げる」という明確な目標を設定したことで、成約率アップにつながったのではないでしょうか。

環境整備のよいところは、他のスタッフからも目に見えて変化がわかること。環境整備がスタッフさんの意識にプラスの変化をもたらした事例かと思います。
 

②目標設定でチーム力アップ

新たな部署にリーダーとして異動したばかりの発表者さんが、
課題が山積みの現場を改革し
チームを1つにまとめたプロジェクトの発表でした。

その課題とは、例えば…
 
職種間の情報共有が上手くいっていない
コロナによる職員の疲弊
目的・目標・ルールが曖昧
などなど…
 
同じような悩みを抱えるリーダーさんも多いのではないでしょうか?
 
この発表者さんは、施設長&リーダー養成コースで学んだ
「生産性の高い会議の手法」や「目標設定のポイント」をフル活用して
課題の洗い出しから目標設定まで一貫して実践しました。

利用者様を喜ばせるための、スタッフがワクワクするような目的
明確な目標を掲げ、1つのプロジェクトをやりきりました。

その結果、スタッフはプロジェクト主体的に関わり
大きな成長につながったといいます。
 
リーダー的な立場であれば、目標設定を求められる場面も多々あると思いますが、この発表者さんの素晴らしいところは、スタッフがプラスの感情(ワクワク)するような目的を示した点ではないでしょうか。

ただ「これを達成しましょう」だけでは、働いていても楽しくありません。スタッフをワクワクさせたことが、スタッフの成長と利用者様の笑顔につなげた好例ではないでしょうか。
 

③ケアマネ業務の効率化

こちらは居宅介護支援事業所の管理者さんのご発表でした。

ケアマネさんは、残業が多い!
しかも、個人でのお仕事が多く、実態を把握しづらい…

このような状況を打破すべく、業務効率化にチャレンジされた事例でした。

素晴らしかったのは、徹底的に現状分析を行ったこと!
法人内の18名のケアマネさんに協力を仰ぎ、「何の業務に何分かけているのか」を調べ上げました。

さらに、数値分析を行うことで、「うちのケアマネが苦手としているのは、どのような業務なのか」を考えたそうです。

そして、「ケアプラン作成業務が、最も所要に間の個人差が大きい」ということが数字に如実に表れました。

数値を見て私も驚いたのですが、その差は最大約130分にもなったそうです。

ケースの違いがあるとはいえ、これは確かにばらつきが大きい…

ここから、ケアプランの作成マニュアルを作り、法人内で共有したところ、少しずつ成果が見られ、徐々に残業時間が減りつつあるそうです。
時代的にも求められる、非常に興味深いテーマではないでしょうか?

介護経営カレッジ 施設長&リーダー養成コースは、「1年間でプロの役職者を養成する」ことを目的とした、会員制のオンライン勉強会です。
2023年度は5月開講!
現在、講義の一部が受講できる無料オンライン体験も実施します。
参加者受付中ですので、ご興味のある方はぜひ、こちらの特設サイトをご覧ください。

後編に続く

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