UNBRAND

大手化粧品メーカー出身の2人によるブランド/Apparel&Cosmetics/信念は…

UNBRAND

大手化粧品メーカー出身の2人によるブランド/Apparel&Cosmetics/信念は、"JUST HONEST"/https://scense.co.jp/

最近の記事

化粧品商品企画のつぶやきpart.12

リキッドアイライナーは横置き保管 リキッドアイライナーが途中で掠れて最後まで使い切れなかった経験ありませんか?それ、保管の仕方が悪いかもしれません。一般的なリキッドアイライナーは蛇腹構造と呼ばれる複雑な容器機構をしていて、縦置き保管ではなく横置き保管の方が格段に商品が長持ちします。今日からぜひ、試してみてください。 営業のオジオジもスキンケアするよ 巷でこのような声を聞きます。「どうぜ化粧品メーカーのおじさん管理職は化粧品つかったことないんでしょ?」実際は、ダブル洗顔や日焼

    • 化粧品商品企画のつぶやきpart.11

      今年の夏は非常に熱いですね。日本の特徴は何といっても四季。今日は季節感を交えながら化粧品を呟きます。 ”美白”のエビデンス・試験について 夏場と言えば、売れるのは美白化粧品。美白効果をどうやって証明するのでしょうか? 夏場って紫外線量が多いから自然と日焼けしますよね。肌が白くなりましたって証明できないですよね。ぶっちゃけ、秋から冬にかけて、自然と肌が白くなる時期に美白試験やってます。夏場で美白試験やってる会社があれば教えて! 化粧品業界に入社したい人に向けて 化粧品業界に

      • 化粧品商品企画のつぶやきpart.11

        商品開発を進めていく上で、どんな商品を作ろうか悩みます。そんなときに大事なことは、使用シーンを妄想して具体的な感情曲線を描いていくってことですね。今回は、どんなシーンを妄想しながら、どんなことを思いながら、ACSCENT(スキンケアブランド)を立ち上げたのか?についてお話しします。 開発ストーリ_その① 彼氏の家に、彼女が急に泊まりに来て、一緒にスキンケアする、ACSCENTを使う。その時、あれ?めっちゃいい香りするって言われてはしゃぐ。その後、一緒に寝るときも顔を近づける

        • 化粧品商品企画のつぶやきpart.10

          こんばんは。とうとう10回目になってきました。 まだまだ化粧品について語りますよ。 ごみ拾いで褒められた話 週末に海や川のゴミ拾いをしてますが、電車で隣だったおばあちゃんから、「ゴミ拾いして偉いね。日本の若者もまだまだ捨てたもんじゃないね。」って言われて嬉しかったです。なかなか会社で褒められることって少ないですしね。簡単にできることから始めてみましょう! OEMメーカーが凄すぎ 化粧品業界には製造に特化したOEMメーカーがいます。このOEMメーカーって実は大手メーカーの商

        化粧品商品企画のつぶやきpart.12

          化粧品の商品企画担当のつぶやきpart.9

          ブランド名の秘話 ブランド名を命名するのって、ものすごく難しいです。スキンケアに香りのアクセントをってコンセプトで”ACSCENT”に思いを込めたのですが、当初は別のブランド名でした。このブランド名については、かなり議論を重ねて、明け方まで自宅で打ち合わせをして、ようやくお互いが納得するブランド名を見つけました。当初のブランド名は、僕たちの名刺にこっそり記載してるので、リアルで出会った人しか知らないかもです。 原価率へのこだわり 化粧品は水商売と揶揄されるように、実際の商品

          化粧品の商品企画担当のつぶやきpart.9

          化粧品の商品企画担当のつぶやきpart.8

          こんにちは。今日も思いつくままに、〇〇な話を呟きます。 それだけは無理って話 女性向けメイクブランドの商品企画をしていたんですけど、基本的に好きな商品カテゴリーを担当できたんですね。基本的にメイクに抵抗感はなかったんですけど、ある時に上司から「次どのカテゴリー担当する?」って聞かれて悩んでいたら、「悩んでるなら、口紅やる?」って言われて、男の理性でそれだけは無理ってなり、アイライナーになりました。男性で売れる口紅を開発できる人ってホント少ないですよ。 悔しすぎる話 先日、

          化粧品の商品企画担当のつぶやきpart.8

          That`s the way it goes.

          僕のルーツ  コスメボーイズのkokiです。僕には、これまでの人生で最大に影響を受けた方がいます。”北川景子”さんです。誰もが知る国民的女優さんですが、彼女の生き方・考え方に魅かれて、約15年です 最も尊敬する人 北川景子さん  私が中学生の頃からブログを見ていて、生き方・考え方に大きな影響を受けてます。  特に、北川さんが、明治大学在学時は人気に拍車がかかり、かなり多忙中、学業と女優業を両立している姿を大変尊敬していました。 今でも印象に残っているブログの言葉がありま

          That`s the way it goes.

          化粧品の商品企画担当のつぶやきpart.7

          こんばんは。本日も思いつくままに、化粧品業界について呟いていきます。個人的な感想ですので、ご承知おきください。 ”保湿”と”日焼け止め”これだけは信じてます。 化粧品メーカーに勤めている研究者でも、肌効果に関しては色々意見が分かれるんですね。例えば、美白とかって、医薬部外品を含め化粧品で改善が見込めるって意見もあれば、全く意味がないって意見もあったり、人それぞれなんですね。その中でも共通して言えるのは、保湿と紫外線対策って誰に聞いてもやった方が良いって意見なんですよ。SNS

          化粧品の商品企画担当のつぶやきpart.7

          化粧品の商品企画担当のつぶやきpart.6

          本当に顧客第一主義の会社はあるのか? お客様第一主義ですって会社あるじゃないですか? 本当にお客様一番なんですかね? 「例えば、導入美容液には含まれる成分が、次の化粧水の浸透を向上させる」みたいな話があったとして、企業側は売上のために、2アイテム発売して客単価を上げようとしますよね? 一方で本当にお客様のこと考えるのであれば、化粧水の浸透を上げる成分を配合した化粧水を発売すればいいだけじゃないかと・・・こう思うわけですよね。 本音と建て前ってやつですかね? スキンケアは美肌

          化粧品の商品企画担当のつぶやきpart.6

          化粧品の商品企画担当のつぶやきpart.5

          成分で化粧品を語るな 成分で化粧品を語る人ってSNSで見かけませんか? トラネキサム酸がはいってるとか、ナイアシンアミドが入っているから・・・っていう人をSNSでよく見かけるんですけど、化粧品を成分だけで語るのはおススメしません。成分だけで語りだすと、化粧品=医薬品みたいな誤解を生みかねないもの、業界人としては懸念しています。成分よりも大事なのは、処方のトータルバランスです。それ以外にもデザインや売り方も大事ですよね。 化粧品業界を志した理由 なぜ化粧品メーカーに入社したの

          化粧品の商品企画担当のつぶやきpart.5

          化粧品の商品企画担当のつぶやきpart.4

          試作品でデスクが埋まります。 試作品の評価が商品企画の仕事の一つなんですけど、どんくらい試作品評価すると思います?アイテムによって全然変わるんですけど、会社のデスクが試作品で埋まるレベルです。アイライナーの時は普通に100本以上は試しましたね。そんな沢山ある試作品の中から、1品を選んで世に放つわけです。ちなみに、原価か品質安定性の観点で、本当は出したくても発売できなかった商品も沢山あって、そういう試作品は担当者がこっそり愛用品にしてます。 香りって案外高い 香水ってなんでこ

          化粧品の商品企画担当のつぶやきpart.4

          化粧品の商品企画担当のつぶやきpart.3

          リキッドアイライナーは横置き保管 リキッドアイライナーってよく使いますよね。今回は、リキッドアイライナーを長く使うためのアドバイスです。構造はめっちゃくちゃ複雑なんですけど、簡単に言うと、液体を中継芯っていうやつを介して筆先に送ってるんですね。。そんで、結論言うと、横置き保管がマジでおすすめです。商品企画してた時に研究と何回も試験繰り返したんですけど、横置き保管すると、カスレや色むらとか出にくくなります。縦置きで保管してる人はぜひ横置きにしてみてください。 なぜ地方大学から

          化粧品の商品企画担当のつぶやきpart.3

          化粧品の商品企画担当のつぶやきpart.2

          実はOEMメーカーに依存したブランドばかり 化粧品業界には化粧品メーカーとOEMメーカーの大きく二つ分かれるんですね。このOEMメーカーってブランドは持たないけど化粧品を製造している会社なんですけど、結構業界の中では存在が大きくて、大手の化粧品メーカーでも、製造委託している場合があるんですね。特にメイク品は委託している割合が多いです。そうなると、OEMメーカーは似たような商品をいろんな会社に紹介して利益を取ろうとしますよね。だから、似たような商品が他社メーカーから色々出るって

          化粧品の商品企画担当のつぶやきpart.2

          化粧品業界の闇をつぶやく Part1

          なんとなく、思いついたまま化粧品業界の闇を暴いていこうと思っています。これはあくまでも個人的な意見です。 ①商品原価って案外安い 化粧品ってよく水商売って言われますよね。それ案外あたっていて、実は化粧品原価って安いです。言い換えれば夢を売ってるわけですが、商品企画に配属になったとき、一番びっくりしました。SNS界隈でも成分に詳しい達人がいっぱいいるけど、成分原価なんて誤差レベルです。なんでそう言えるのか?って、僕らが原価まで計算してたからです。 ②化粧品業界って喫煙者多い

          化粧品業界の闇をつぶやく Part1

          化粧品の広告

           メンバーのKです。記事をご覧いただき、ありがとうございます。化粧品の広告について思うことを綴ります。 広告とは そのそも広告とは、「世間に広く知らせること」を意味しています。自社のサービス・商品を広く知ってもらうために、媒体を選定し、広告出稿する。世の中には広告で溢れていて、一日に数千件の広告を目にしているとも言われています。化粧品業界の広告も多岐にわたり、店頭ポスターや什器などのPOPから、SNS広告、TV広告など日常での接点が多いジャンルの一つかなと思っています。

          化粧品の広告

          化粧品の定期販売で思うこと

           この記事をご覧いただき、ありがとうございます。 コスメボーイズのメンバーKです。化粧品業界で7年ほど仕事をしていまして、化粧品の販売モデルとして、小売業を通じた販売と、EC販売のビジネスモデルに関わってきて、今回は、定期販売について思うことを綴ります。 定期販売の市場規模 まず日本の定期販売の市場規模(定義によっては、サブスク市場とも言うようです)は、2020年度で、約8,759億です。 (出典:https://www.yano.co.jp/press-release/s

          化粧品の定期販売で思うこと