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化粧品の商品企画担当のつぶやきpart.7

こんばんは。本日も思いつくままに、化粧品業界について呟いていきます。個人的な感想ですので、ご承知おきください。

”保湿”と”日焼け止め”これだけは信じてます。
化粧品メーカーに勤めている研究者でも、肌効果に関しては色々意見が分かれるんですね。例えば、美白とかって、医薬部外品を含め化粧品で改善が見込めるって意見もあれば、全く意味がないって意見もあったり、人それぞれなんですね。その中でも共通して言えるのは、保湿と紫外線対策って誰に聞いてもやった方が良いって意見なんですよ。SNS界隈でも保湿と紫外線対策はマストって意見多いですけど、自分も同意見です。じゃあまた。

買ってよかった商品_ワセリン
個人的に買ってよかった商品を紹介します。ズバリ”ワセリン”です。白色ワセリン、サンホワイト、ヴァセリンなど色々種類がありますが、中でもおススメなのが純度が高いサンホワイトです。自分は元々アトピー持ちなんですけど、皮膚科で毎回処方されるのがワセリンなんですよね。皮膚科医もお墨付きなんでしょうね。めちゃくちゃ保湿力があって、スキンケアだけでなく、リップケアやヘアケアにも使える万能性が大好きで、ずっと買ってます。乾燥肌でお困りの人は是非試してみてください。

薬機法について苦言を呈する業界人に一言いいたい。
●●メーカーが薬機法を逸脱した訴求をしていた、おかしいって騒ぐ業界人多いじゃないですか。まったく間違っていないんですけど、ちょっと思うことがあるんですね。最初に結論言うと、”化粧品の機能性訴求の戦いをやめませんか?”ってことです。機能性訴求で戦う限り、薬機法の呪縛から逃れれないし、新興ブランドはグレーソーンを攻めてきますよ。そもそも化粧品の面白さって機能性じゃないと思うんで、業界の中の人が変わるしかないと思ってます。偉そうにすみません。

買ってよかったアイライナー
メイクの商品企画してたんですけど、個人的に買ってよかった商品をお伝えしますね。リキッドタイプのアイライナーなんですけど、”ラブライナー”です。特にミルクブラウンの色が抜群に可愛くて、個人的に大好きでした。会社でカラーライナーを担当したときも、色開発で非常に参考にしました。重厚感のある容器だから描きやすいし、ミルクブラウン以外の色も非常に可愛いですよ。是非店頭で見てみてください!

酒はこのグラスで飲むべし。
今日は珍しく化粧品以外のことを語ります。コスメボーイズは二人ともお酒大好きなんですけど、酒飲みにおススメのグラスを紹介します。同じお酒でも、良いグラスで飲むと味わいが大きく変わりますよね。僕のおすすめが”バカラのシャトーバカラ タンブラー”です。やっぱりバカラ良いですよ。足がついてないタンブラータイプだと、ワイン以外にもウイスキー・ハイボールでも合うし、使い勝手が最強です。香りの立ち方が他のグラスと全然違うのでぜひ楽しんでみてください。

最近の勝手な悩み
化粧品業界って人権問題やジェンダー問題と距離が近いんですよね。そんな中、最近の悩みを聞いてください。ちょっと前から、「女性だからメイクするなんっておかしい! ノーメイク出社だ」とかって聞きましたよね。最近は、「男性でもメイクの時代だ」って聞くようになり、個人的にはモヤモヤしてます。ぶっちゃけ、メイクした人がすればいいだけだし、強制ではないとは思ってるんですけどね。皆さんはこんな疑問を持ったことありませんか?

CMモデルの起用に関して
化粧品と言えば、美男美女のCMモデルを起用することが多いですよね。あれって誰が決めてると思いますか?僕らの会社はブランドチームでしたね。でも結構シビアな世界で、去年まで自社ブランドのCMモデルだった女優が、今年からは他社の競合ブランドに行くことなんてザラにありました。きっと、事務所も少しでも売れてる・人気なブランドに女優を担当させたいんでしょうね。事実、女優の知名度とブランド売上はある程度比例します。

コスメ賞を受賞してても油断するな
コスメ賞って色々ありますよね。有名どころだと、アットコスメやマキアとかですかね。実は、カネさえ払えば受賞できるコスメ賞も存在します。有名なコスメ賞だと心配ないんですけど、店頭をよく見てみると、僕らでも知らないコスメ賞を目にしますよ。特にヒト幹細胞系とかで見ること多かった印象です。結局、●●賞を受賞したって文言で顧客を釣ろうとしてるだけなので、聞いたことないコスメ賞は信用に値しないって覚えておきましょう。

トレンドカラーってどうやって予測してるの?
毎年トレンドカラーが変わりますけど、担当者はどうやって予測してるんでしょうか?今日は実際にメイク品担当だった私が、どのようにトレンド予測していたかお伝えします。大きくは二つあります。一つは、ファッション雑誌や美容雑誌を読み込んで、トレンドを踏まえながら未来予測する。もう一つは、日本流行色協会等が主催するセミナーや講演会に参加して、国際的なトレンド状況から予測する感じです。でも、セミナーとか参加しても、「次のトレンドは大きく4パターンあります」とか曖昧なことも多いので、最終的には担当者のセンスに依存します。

化粧品業界に入ってよかったこと(親編)
化粧品業界に入ってよかったことが一つあります。母親との会話が増えました。男兄弟だったせいか、母親との共通の話題って基本的に地域コミュニティーの話くらいしかなかったんですけど、化粧品業界に入ってからは、化粧品の話で盛り上がることが多くなりました。特に、スキンケアでおススメある?とか、最近こんな商品が売れてるよね?とか話すことが増えましたね。たぶんですけど、化粧品メーカーに入社したことが一番の母親孝行かもしれませんね。もう辞めて起業しましたけど・・・笑