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化粧品の広告

 メンバーのKです。記事をご覧いただき、ありがとうございます。化粧品の広告について思うことを綴ります。

広告とは

 そのそも広告とは、「世間に広く知らせること」を意味しています。自社のサービス・商品を広く知ってもらうために、媒体を選定し、広告出稿する。世の中には広告で溢れていて、一日に数千件の広告を目にしているとも言われています。化粧品業界の広告も多岐にわたり、店頭ポスターや什器などのPOPから、SNS広告、TV広告など日常での接点が多いジャンルの一つかなと思っています。

化粧品広告の実態

化粧品(医薬部外品を含む)広告では、薬機法景表法に大きく関わります。例えば、”肌にハリを与える”という表現は、薬機法の管轄で、”今だけ限定〇〇円!”といった表現は、景表法の管轄です。
個人的な見解ですが、景表法は薬機法と比べて、基準が明確なため、比較的順守されている印象です。一方、薬機法の観点から言うと、表現の幅があるため、グレー・ブラックな広告が多いです・・・
 ”シミが薄くなる”、”2週間でシワが改善する”などは、アウトな例ですが、店頭やデジタル広告でも目にすることがあります。以前の記事にて、定期販売について私が思うことを綴りましたが、広告も同様に、急ピッチで改善が必須です。
アウトな広告表現が増えると、身体トラブルにつながる可能性が一番の恐怖だと感じています。誇張された表現で購入してしまうお金のマイナスももちろんですが、薬機法を違反した商品で身体にダメージを受けることが最悪だと思っています。デジタル広告でも、アフィリエイターに規制が入ったりと規制強化の流れはありますが、抜け道は多々あります。
 もってのほかですが、この抜け道を広告代理店が推奨することも耳にします。「〇〇のようなページであれば、薬機法的にグレーでも、目につきにくいから大丈夫ですよ!」などと普通に提案を受けることがあります。

 化粧品販売者(ブランド側)、広告代理店、小売業者など広告~販売までに関わる全ての人が責任を持つようにならないと解決までは遠いです。

化粧品広告の今後

 化粧品の広告規制は、時代とともに厳しくなってきています。それは、化粧品販売業者、ブランドが増え、目の届かないところで、違法な広告表現が増えているからだと思います。品質での勝負ができないから、小手先の広告表現(しかも違法な表現)で、お客様を引き付け、売上につなげるという最低な行いです。
 新たな技術や成分が世に出て、化粧品の幅が広がることは、業界・お客様にとっても選択肢が広がり、プラスです。ですが、規制の強化もその都度同時進行で行わなければならないというのが、私の意見です。
化粧品を使う 世の中の人全員が 幸せになりますように。