【危機の時に役立つ】フランス革命を舞台にした物語からイチオシの作品を集めてみた

この記事を書いているのは世界が新型コロナ危機の真っ最中の2020年3月。後世の歴史の教科書には、アメリカ同時多発テロやリーマンショックよりも重大な歴史の転換点として記録されることでしょう

個人的には今回の感染症危機は、それこそフランス革命や第二次大戦のように「その時にどういう行動をとったかで、各国のその後百年くらいの盛衰が決まる」くらいの重大時と思います。

はじめに:私と「フランス革命」の長い付き合い

ちょうど最近、以下の記事で、フランス革命との関わりを熱く語ってしまった私、

この機会に、私もこれまでの人生で私を勇気づけてくれた、数々の「フランス革命を舞台にした物語」を読み直そうとしています。それが、人類レベルの危機に対して個々人はどう考え何をすべきかのヒントをくれるかもしれません

まずはこれでしょう!『レ・ミゼラブル』

まずは、定番中の定番ながら、「人類レベルの危機にあっても良心を忘れない」という熱い気持ちを持たせてくれるのはこれでしょう。直接の背景は二月革命時代ですが、物語の端々にフランス革命時代の生き残りのキャラクターが登場し、その理念が主人公たちの行動に絡んできます。

本当は原作小説を読んで欲しいのですが、さすがに長大すぎてなかなか手が出ない人が多いと思い、ここでは映画版をオススメします↓

フランス革命を外から見た視線の名作『二都物語』

どちらかといえばフランス革命の負の部分に注目し、そのような狂気の時代にあってもなお残る人間の崇高さを説いたのは、こちら。イギリスから見たフランス革命という視点でも面白い。ラストは号泣

日本人の作家が描いた文芸作品としてはコチラ『王妃マリーアントワネット』

日本のカトリック作家、遠藤周作は、時代に翻弄される悲劇の人物を描く歴史小説も多々書いています。マリー・アントワネットを主人公に据えたこの作品は、時代背景の説明もわかりやすく、日本人読者にはとても馴染みやすい。

日本人の漫画家が描いたものとしては言わずもがなの名作『ベルサイユのばら』

「日本人のフランス革命観のベース」を作ったという影響力のデカさという意味でも重要かもしれません。歴史的考証も完成され尽くしているので、少女漫画と思って食わず嫌いをしている男性陣にはぜひ、読み直してもらいたい。

最近の漫画家の描いたフランス革命モノとしてダントツ!『イノサン』

これほどの表現力を持った美しい作品が、日本の漫画というジャンルから生み出されたこと自体が感動でした。引きずり込まれそうなほどの魅力に満ちた作品。間違いなく、「アート」の領域です!

と、紹介したいものが多すぎるのでこのテーマはまた続きをやります

私の中で特に好きなものを五つ、紹介しましたが、フランス革命という題材はいろいろなテーマを現代にも投げかけてくるものであり、肯定派のもの否定派のもの含め、名作がたくさんあります。

いろんな立場の作家さんのものを紹介したいということもあり、このテーマはマガジン化して、また続きの記事を出していきたいと思います。

人類の歴史そのものが動くような大事件の最中、個々人はどう生きるべきか(場合によっては、どう死ぬべきか)を考えるヒントとして、フランス革命を背景にした芸術作品に触れてみる機会を作るのは、いかがでしょう、というお誘いでした!

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