子供に漫画で論理学を説明する話#04【マイノング主義の不思議】・・・ってさすがに小学生にコレは難しすぎたかw😓
皆さん、こんにちは、ヤシロです。
本記事は以下の続きとなります。
論理学や情報理論を子供に説明するための漫画を試験的に作っている件、第四話が完成しました。
今回は、マイノング主義についてのハナシ、、、
、、、って、
ありゃりゃ!さすがにコレは論理学のコアな専門話すぎて、子供には難しすぎるうえに、イミフメイだったか?読み聞かせではめちゃくちゃ不評の回になってしまったw
ところで、
私のこの↑マンガでは、なんだか悪意があるように誤解されるかもしれませんが、
「あまりにもなんでもかんでもに『存在する』という述語を許してしまう」という風評被害wで長らく不遇だったマイノング主義ですが、どうやら、人工知能ブームの昨今、改めて見直されているみたい。
※まあそもそも、私の理解している限り、マイノングは「なんでもかんでも存在する」エキセントリックな世界を空想しているわけではなく、「存在する」という動詞の意味を物凄く拡張することを提案しているだけと取れるので、よーーく考えると、見た目ほどトンデモでもなかったり
なお、私自身は、
論理学においては実は(もうバレてる?)徹底したラッセル主義者にして、執拗なアンチウィトゲンシュタイン派なのですがw
ラッセル好きの立場からすると、実はマイノング主義は、たいへん興味深い。
Wikipediaとかを見ると、「マイノング主義はラッセル派に徹底的に批判され、乗り越えられた」みたいなことが書いてあるんですが、コトはそう簡単ではなく、、、
実は、少なくともひところのラッセルは、めちゃくちゃマイノング主義にソックリな考え方を持っていたんです。
このあたりの、ラッセルVSマイノングVSウィトゲンシュタインという、それぞれ実に濃ゆい(それゆえにキャラが立ってて面白いとも言える)三つ巴の対決は、たとえば以下の本に詳しいです!このあたりの論理学史はほんと、面白い!
ただし、、、なるほどたしかに、小学生には難しすぎたw。そこは反省して、次回はもう少し、子供の興味も惹く話題を工夫します、、、
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