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【紙の本で読むべき名作選#14】My First Book About the Qur’an(はじめてのコーラン)で電子書籍を越えてゆけ!

海外から洋書を取り寄せる楽しみの一つが、子供向けの絵本。世界各国のデザインの優れた絵本を集めると書棚が華やかになりますし、なによりも、家に置いておくと子供たちが外国の文字に興味を持ってくれます

今回はちょっと面白い方面のものを紹介しましょう。My First Book About the Qur’an.日本語では「はじめてのコーラン」となりましょうか。

英語圏で出版された、イスラム教徒の幼児のための教育絵本ですが、

・我々非ムスリム圏の大人が読むと、「イスラム教の世界観」がよくわかる!
・普通に「いいこと」がいっぱい書いてあるので、このまま子供に読ませてもよい教育本である!

というわけで、まさにイスラム理解がカギとなってきている二十一世紀を生きる上でぜひ、オススメです。

ざっと中身をかいつまんで紹介すると、

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「アラー」というのは、「そもそもこの宇宙そのもの、すべてを包み込むもの、やさしいもの」という説明がされ、

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野の花や空の色といった、「自然の豊かさ」に感謝する気持ちが教えられ、

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家族を大事にして、子供をよい人間に育てることが大切であることが、このような優しい絵柄で説かれます。

このようなあまりにも素朴な世界観が、女性の積極的な社会進出や核家族化を前提とする西欧の価値観とはイマイチなじまないという問題は確かにあります。ですが、それはまた別の話。

まずはイスラム理解、という点でいうなら、このような子供向けの本から入ってみるのもいかがでしょうか?

少なくとも私の感想としては、「この素朴さ、おおらかさは、日本人としてもわかるところがある、やはりアジアの宗教なんだなあ」と改めて確認した次第です。

何より、うちの子供たちが「この格好をしている人たちはどんな国の人たちなの?」と、外国のことに興味を持つきっかけになっていることが嬉しい

△本記事はコチラの「紙の本で読んでほしい名作選」マガジンの一記事となります

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