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SF作家安野貴博氏の都知事選記者会見がどうして「私にとっては」こんなに面白いのか

政治絡みの記者会見で、

こんなにも

「ほう」「なるほど」「そうきたか」とのめり込んで聞いてしまった記者会見は初めてかもしれない。

というのが、SF作家にしてAIエンジニアの安野貴博氏の、東京都知事選出馬の記者会見。

どうしてこんなに面白かったのか、というと、

もちろん私がエンジニアだからでしょうw

彼と目線がバッチリ合っている上に、AIの活用ビジョンについても頷けるところが多いし、だいいち、彼が「自分が都政に携われば東京をこういう都市にしたい」というイメージも私にはとてもよく伝わる。

・ブロードリスニングによる直接民主主義

とか

・Githubマニフェスト

とか

・AIタウンミーティング

とかね。

というわけで、個人的には、この記者会見をみて、この方にとても関心を持ったが、

関心を持ったが故に、気になる点も二点ある。

・「誰もとりこぼさない東京」をテーマにしているが、ここまでテクノロジー専門用語をばりばり使いこなすこの方の話し方は、すでに、「横文字だらけでわからない、、、」と戸惑う有権者層もいるのではないかな?(たとえば「githubでのマニフェスト公開」なんて、私にはめちゃくちゃ意味も意図もメリットも危険性もパッとわかるハナシだが、有権者全体の中では果たして…)。もちろん、その解決として、彼自身の政策を代弁するAIを公開する、というのが戦略なのだろうけど、それにしても、彼の政策の良し悪しを判断するにはAIテクノロジーの前知識がそれなりに必要とは思う

・「テクノロジーの徹底活用を軸に東京の経済を推進する」と言っている経済観と、「みんなの意見をデジタルで集め、集合知を活かした政策をする」という政治観が、うまく噛み合うか、、、まあ、やってみないとわからない話かもですが、私は心配だ。「テクノロジーをばんばん都政に入れる!」と主張しているなら、有る程度、知事としてのリーダーシップも必要であって、そこにもし、「テクノロジー改革をあまりやってほしくない」という民意がデジタル集合知の分析結果で出たら、どちらを優先するのだろう、、、理想と現実の矛盾に早々にぶつかり動けなくなる危険はないか、とか

ただし!

この方の、「人口も増えず、資源もない東京を蘇らせるには、世界でも最先端レベルのテクノロジー都市にするしかない」という意見には、実は私は大賛成なのです。

というわけで、安野氏にフォーカスしましたが、

私の本音を言えば、安野氏と同じようなタイプのバリバリエンジニア出身で、テクノロジー推進主義という経済観も一緒で、しかし、安野氏とは政治的なスタンスが少し違う、、、くらいの対抗馬が出てくると、めちゃくちゃ盛り上がるのではないかと思った。

ともあれ、私のようなITエンジニア出身者からすると、めちゃくちゃ主張はわかるし、目線も合っている立候補者の出現は、歓迎します。

私自身、↑こんなふうに、「面白い方が出てきたが、まずは様子見…」という立場だし、そもそも都知事へのこの方の当選の勝ち目はかなり薄いが、、、この選挙を通じて知名度を上げて今後の活躍に繋げてくれて、かつ、安野氏のような「AI世代の理系」タイプの人材が、「俺も立候補してみようかな」と、今後、続々と、政治や選挙の世界に現れてくれると面白いのではないでしょうか?

※え?私ですか?私はメンタル弱弱なので政治の才能はないですw。でもこういう世代から政治の世界に人材が出てくることを何らかの意味で手伝いたいとは常に思う。

▼本日の参考文献(Amazonアフィリエイトリンクである旨ご了承ください)▼とてもスピーディーで読みやすいSFサスペンスです。ストーリーそのものも興味深いテーマを含んでいて、読ませる小説ですが、私なんぞは、「フィボナッチ数列式に痛みが増えてく拷問」とかの理系コネタにクスリと笑えてしまう☺️


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