柴田一哉

京都・株式会社おいかぜ 代表取締役。プロダクション(ウェブデザイン・グラフィックデザイ…

柴田一哉

京都・株式会社おいかぜ 代表取締役。プロダクション(ウェブデザイン・グラフィックデザイン)とITインフラ(サーバ・ネットワーク)の業務を生業にしつつ、いろいろな自社プロジェクトも展開中。テクノロジーとデザインの領域を横断しながら、クライアントの依頼や課題に日々向き合っています。

マガジン

  • 柴田ログ

    柴田ログ

  • おいかぜ柴田の「だれかのおいかぜになる」

    株式会社おいかぜ代表の柴田一哉がお届けする「だれかのおいかぜになる」。「日々のこと」「仕事のこと」「本のこと」「思考のこと」そんなかたまりをつくって「おいかぜになること」をみなさまにお伝えしていければと思っております。

  • みんなでおいかぜの人格をつくっていく

    この度、”みんなでおいかぜの人格をつくっていく"という新しい企画をはじめることにしました。日々業務で忙しいスタッフのみんなをつかまえて、代表柴田が話を聞いて記事にします。端的に言うと社長から社員へのインタビュー記事なんだけど、代表柴田の人格と株式会社おいかぜの法人格の分離のプロセスでもあります。

  • はたらくデザイン読本

    ボクの”はたらくデザイン”という考え方を支えている書籍の紹介をしていきます。

記事一覧

うちの社内報

新年あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いします。 年始は何かと心が痛む出来事が多く、犠牲となられた方々に心よりお悔み申し上げるとともに、…

柴田一哉
3か月前
4

”MIX BIKEと楽曲という工数の概念ではないモノづくりについての対話” vol.5(後編) ITインフラエンジニアしんじょうさん

しんじょうさんはいつも笑顔である。 ボクの印象としては彼はいつも笑っているような気がします。礼儀正しいし、場に応じて冗談を言うこともできて、当然仕事もきっちりこ…

柴田一哉
4か月前
7

はたらくデザイン読本 vol.2

社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論 ※ 現在は新版として再販されているようですが、ボクのものは旧版です。 いまや知らない人はいないかもしれな…

柴田一哉
4か月前
1

”ゴールが明確ではないという点での音楽活動と経営の相似性について” vol.5(前編) ITインフラエンジニアしんじょうさん

対話における立場や役割はグラデーションで変化し続ける。 ボクはおいかぜの社長ではあるけれど一人の人間です。とても当たり前の話です。この企画は社長とスタッフという…

柴田一哉
4か月前
8

”技術の勉強とは鉛筆を削る作業のことなんですよね” vol.4(後編) ITインフラエンジニア渡邉さん

渡邉さんはいつも良い言葉をくれる。 今回は”技術の勉強とは鉛筆を削る作業のことなんですよね”って言葉。深く頷くしかない良い言葉。そうだよなぁ。仕事におけるスキル…

柴田一哉
5か月前
4

”教員の経験があったからこその粘り強いチームビルディング” vol.4(前編) ITインフラエンジニアわたなべさん

“継続する"というのはどういうことなんでしょう。 約2年半前を最後に更新しなくなった連載を本日再開致しました。短い時間軸だと途中でストップしたというように見えるか…

柴田一哉
5か月前
1

はたらくデザイン読本 vol.1

株式会社おいかぜの20周年企画の1つ「対話する」。ボクが京都で活躍する経営者の方々と”はたらくデザイン”について対話するコンテンツ”「はたらくデザイン」をめぐる対…

柴田一哉
6か月前
5

”最近会社に行ってません”っておはなし

最近会社に行ってません。 こう書くと登校?登社?拒否の人みたいですが、いろいろ理由があってのことではあったりします。前期20期の後半、ボクは社内の調整ごとに奔走し…

柴田一哉
6か月前
8

21年目もだれかのおいかぜになるために

今月、いよいよ株式会社おいかぜの第21期がはじまりました。 20周年です。まずは20年間も会社を続けてこられたことを感謝します。クライアントのみなさん、パートナーのみ…

柴田一哉
7か月前
13

"20周年というちょっと特別な通過点のはじまり"のおはなし

あと1ヶ月半ほどで弊社株式会社おいかぜが20周年を迎えるにあたり、20周年の特設サイトをつくりました。20周年のはじまりのおしらせであり、ログをとっていく場所になりま…

柴田一哉
9か月前
9

”身体性を伴う情報化と世の中のスナップショットをとる感覚、どちらも併せ持つことがこれからを生き抜く知恵かもしれない”って…

梅雨もそろそろ終盤というこの時期、7月に入ると祇園祭がはじまります。 京都は宵山、山鉾巡行の日付あたりが梅雨明けということが多く、街に祇園囃子が響き始めると「夏…

柴田一哉
9か月前
1

”世の中のスナップショットをとる感覚がボクの情報処理を捉え直すきっかけになるかもしれない”っておはなし

みなさんは毎日どんな方法で世の中の出来事をキャッチアップしているでしょう? テレビ?ラジオ?iPhoneのニュースアプリ?Twitter・Instagram・TikTokなどのSNS?ほんと…

柴田一哉
9か月前
2

”部活のマネージャー的な会社の代表がいてもいいんじゃない?”っておはなし

弊社株式会社おいかぜの20周年まであと2ヶ月と少しです。 最近の柴田の動きとしましては、5月から20周年の対談コンテンツの企画がスタートしておりまして、毎月いろいろな…

柴田一哉
10か月前
4

”マネジメントで大切にしているある一つのこと”のおはなし

弊社株式会社おいかぜは本日仕事始めです。 西院本社では毎年ご近所さんの春日神社に初詣に行きます。いつから行き始めたのか覚えていないけれど恒例行事になっています。…

柴田一哉
1年前
3

"情報発信って筋持久力と筋瞬発力がいるよね"っておはなし

トップの画像は最終営業日後の納会ホームタップ部の様子を横井さんが撮影してくれた1枚。お気に入りです。なんだか今年1年おつかれさまって雰囲気があって、素敵な1枚なの…

柴田一哉
1年前
4

20年目もだれかのおいかぜになるために

株式会社おいかぜの第20期がはじまりました。 ボクが「もうすぐ20周年で…」って早くから言い過ぎたせいで「おいかぜさん20周年おめでとうございます!」ってお声がけいた…

柴田一哉
1年前
2

うちの社内報

新年あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いします。 年始は何かと心が痛む出来事が多く、犠牲となられた方々に心よりお悔み申し上げるとともに、被災された方々に心よりお見舞いの気持ちでいっぱいです。被災地域のみなさまの安全確保、そして一日も早い復旧・復興を心より願っております。 新年1つ目のnoteが社内報かよという気もしますが、おいかぜの社内報は手書きで手描きです。ボクを含めたプロジェクトメンバー4人が中心となって2023年は3号つくりました。ボクが木村

”MIX BIKEと楽曲という工数の概念ではないモノづくりについての対話” vol.5(後編) ITインフラエンジニアしんじょうさん

しんじょうさんはいつも笑顔である。 ボクの印象としては彼はいつも笑っているような気がします。礼儀正しいし、場に応じて冗談を言うこともできて、当然仕事もきっちりこなしてくれる。 ボクはしんじょうさんのようなスタッフと接するとき「きっと親御さんがきちんと育てられたんだな」って思うようになりました。実際のことはボクの知るところではないにしても。 それはボクが親になったことが大きい。いろんな人を見るときの目線が変わってきた。一人の人間を、毎日仕事をこなせるようになるところまで、

はたらくデザイン読本 vol.2

社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論 ※ 現在は新版として再販されているようですが、ボクのものは旧版です。 いまや知らない人はいないかもしれないアウトドアブランド、パタゴニアの創業者イヴォン・シュイナード氏による2007年に出版された書籍です。いまから16年前に書かれている地球環境についての警鐘、いまも何も変わっていない、むしろ悪化しているのではないかとさえ感じます。16年前に既にこの危機感を持って事業に取り組んでいるパタゴニアの視座の高さは、ボク如きが

”ゴールが明確ではないという点での音楽活動と経営の相似性について” vol.5(前編) ITインフラエンジニアしんじょうさん

対話における立場や役割はグラデーションで変化し続ける。 ボクはおいかぜの社長ではあるけれど一人の人間です。とても当たり前の話です。この企画は社長とスタッフというそれぞれの立場で話す対談ではあるのですが、対談の時間の中でその立場や役割が薄れたり無くなったりして、頻繁に一人の人間と人間とで対話している時間が訪れます。 今回のしんじょうさんとの対談はそういう時間が多くありました。 会社勤めから経営者になったボクとフリランサーから会社勤めになったしんじょうさんが、経営と音楽活動

”技術の勉強とは鉛筆を削る作業のことなんですよね” vol.4(後編) ITインフラエンジニア渡邉さん

渡邉さんはいつも良い言葉をくれる。 今回は”技術の勉強とは鉛筆を削る作業のことなんですよね”って言葉。深く頷くしかない良い言葉。そうだよなぁ。仕事におけるスキルの習得を”鉛筆を削る作業”って捉えると、勉強をすることやどういうモチベーションで勉強をするかということを素直に捉えられる気がするんです。前時代的な”鉛筆は家で削ってきてね”って意図はまったくなく態度とか向き合い方の話として。 この対談を振り返りながら、あらゆる職種のあらゆる立場の人が”鉛筆を削る作業”をしない理由は

”教員の経験があったからこその粘り強いチームビルディング” vol.4(前編) ITインフラエンジニアわたなべさん

“継続する"というのはどういうことなんでしょう。 約2年半前を最後に更新しなくなった連載を本日再開致しました。短い時間軸だと途中でストップしたというように見えるかもしれないけれど、長い時間軸であれば続いている。きっとボクが「やめた!」って言わない限りは継続なのではないか、たとえ止まっていた期間があったとしても再開すれば継続していることになる、そんな言い訳からの"みんなでおいかぜの人格をつくっていく"の連載のリスタートです。 最後に聡さんの記事をアップしたあと、次にお願いす

はたらくデザイン読本 vol.1

株式会社おいかぜの20周年企画の1つ「対話する」。ボクが京都で活躍する経営者の方々と”はたらくデザイン”について対話するコンテンツ”「はたらくデザイン」をめぐる対話”が第2回まで公開になりました。 第1回:株式会社マガザン 岩崎達也さん 第2回:株式会社坂ノ途中 小野邦彦さん この2記事を読んでもらって感じていただけると嬉しいのですが、めちゃくちゃおもしろいです。ボクが尊敬する経営者たちがどのように”はらたくデザイン”しているか、経営者それぞれの思考や喜びや苦悩が垣間見

”最近会社に行ってません”っておはなし

最近会社に行ってません。 こう書くと登校?登社?拒否の人みたいですが、いろいろ理由があってのことではあったりします。前期20期の後半、ボクは社内の調整ごとに奔走していました。ボクは割と現場での細かい調整が得意なタイプ。周りのみんなからもそういう立場を求められるので、社長というよりは現場のマネージャー的な動きをしていたんですね。なぜ会社に行かなくなったかをわかりやすく言うとボクのマネージャー的な立ち回りが20期の後半くらいから決定的にうまくいかなくなったんです。こう書くとやっ

21年目もだれかのおいかぜになるために

今月、いよいよ株式会社おいかぜの第21期がはじまりました。 20周年です。まずは20年間も会社を続けてこられたことを感謝します。クライアントのみなさん、パートナーのみなさん、スタッフのみなさん、そして家族・友人、ほんとうにありがとうございます。みなさんの支えがあっての20年。これからもどうぞよろしくお願い致します。 26歳の若者は46歳のおじさんになり、2人だったメンバーは45人になり、売上は数十倍になり、取り巻く状況や会社としての見られ方もずいぶん変わりました。京都で”

"20周年というちょっと特別な通過点のはじまり"のおはなし

あと1ヶ月半ほどで弊社株式会社おいかぜが20周年を迎えるにあたり、20周年の特設サイトをつくりました。20周年のはじまりのおしらせであり、ログをとっていく場所になります。 2003年に創業し、これまで20年間“技術とデザインで課題を解決する”をキーワードに”だれかのおいかぜになる”をつくり続けてきたボクたち株式会社おいかぜ。20周年を迎える2023年9月から1年間をかけて、事業や自社プロジェクトで”だれかのおいかぜになる”5つの取り組みを実施します。 詳しくはこれから詳細

”身体性を伴う情報化と世の中のスナップショットをとる感覚、どちらも併せ持つことがこれからを生き抜く知恵かもしれない”っておはなし

梅雨もそろそろ終盤というこの時期、7月に入ると祇園祭がはじまります。 京都は宵山、山鉾巡行の日付あたりが梅雨明けということが多く、街に祇園囃子が響き始めると「夏がそこまでやってきているなぁ」と感じます。夏の風物詩ですね。 ボク自身としては夏はそんなに好みではなく、冬の方が性に合っています。好きな時期は秋から冬への移り変わりの頃、赤や黄に色づいた木々がどんどん色が無くなってモノクロになっていく様子、少しずつ気温が下がって寒くなっていく感じが好きです。 昔は夏が嫌いでした。

”世の中のスナップショットをとる感覚がボクの情報処理を捉え直すきっかけになるかもしれない”っておはなし

みなさんは毎日どんな方法で世の中の出来事をキャッチアップしているでしょう? テレビ?ラジオ?iPhoneのニュースアプリ?Twitter・Instagram・TikTokなどのSNS?ほんとにいろいろな方法があります。 ボクたちの情報摂取の方法はこの20年、いや30年で大きく変わりました。既存のテレビ・ラジオ・新聞などのメディアをベースに、インターネットの登場と普及、スマートフォンを中心としたユビキタス社会の到来、それらによって各画面では情報が更新され続け、ボクたちの身体

”部活のマネージャー的な会社の代表がいてもいいんじゃない?”っておはなし

弊社株式会社おいかぜの20周年まであと2ヶ月と少しです。 最近の柴田の動きとしましては、5月から20周年の対談コンテンツの企画がスタートしておりまして、毎月いろいろな経営者の方と対談をさせていただいております。今現在、お二方との対談が終わったばかりですが、とても対談の内容がおもしろく、なによりボクが楽しくお話しをさせていただいております。公開に向けて広報室にて鋭意編集・制作中でございますので、ぜひ楽しみにお待ちいただけたらなぁ、たくさんの方に読んでいただけたらなぁ、と思って

”マネジメントで大切にしているある一つのこと”のおはなし

弊社株式会社おいかぜは本日仕事始めです。 西院本社では毎年ご近所さんの春日神社に初詣に行きます。いつから行き始めたのか覚えていないけれど恒例行事になっています。それぞれでお参りしたあと、ボクは毎年この神社でおみくじを引きます。今年は末吉。取り引きが「今すぐの利益はない」ってなってました。ってことはいつかは利益が出るはず、ポジティブにいきます。はい。でもすぐに忘れてしまうのでこの結果に意味はないかもしれませんが一応ね。 さて。 今日はボクが「”マネジメントで大切にしている

"情報発信って筋持久力と筋瞬発力がいるよね"っておはなし

トップの画像は最終営業日後の納会ホームタップ部の様子を横井さんが撮影してくれた1枚。お気に入りです。なんだか今年1年おつかれさまって雰囲気があって、素敵な1枚なのでトップ画像にしてみました。 さて本日は2022年の大晦日。 子どもたちが大晦日テンションが騒がしく、リビングでは紅白歌合戦が賑やかに流れ、ボクはこの1年を振り返るべく自室に篭っています。今年もいろんなことがありましたってのはもはや言うまでもなく、おいかぜを去っていった人、新しくおいかぜに入ってきてくれた人、お仕

20年目もだれかのおいかぜになるために

株式会社おいかぜの第20期がはじまりました。 ボクが「もうすぐ20周年で…」って早くから言い過ぎたせいで「おいかぜさん20周年おめでとうございます!」ってお声がけいただくことがあるんですが、まだちょっと先なんです…すいません。 どうなんだろう、周年っていろんな解釈があるかもですが、おいかぜ的にはボク的には第21期が20周年という定義でおります。つまりあと1年後です。 前期は広報室のチームビルディングを中心にやっていましたが一進一退。上手くいっていることもあるけれど、上手