【ラン＆グルメ】春爛漫の隅田川テラスラン、からの、ボリューム満点、貝づくしのパスタ！（築地）
隅田川テラスとは。東京都内在住のランナーには有名で、とても人気のあるエリアである。東京公園協会さんのホームページによると、隅田川の堤防を補強する護岸基礎を親水施設として開放した場所で、隅田川テラスは隅田川の両岸約47㎞の内、約28㎞の区間で整備され都心の貴重な水辺空間として、多くの方々に利用されているということである。
北は牛田、南千住あたりから、南は築地、勝どきまで、幅広い舗装されたテラスが続いている。その日走りたい距離に応じて、スタート地点とゴール地点を好きに定められる。往復するもよし、片道コースでもよし。広々とした隅田川の水辺の風景が、普段、都会のビル群の中でせせこましく働いている社畜の私の閉塞感を一気に取り払ってくれる。
少し前の写真であるが、桜の季節には、堂々たるソメイヨシノの桜並木が、日本らしい風景を楽しませてくれる。
桜のシーズンが終わると、その後、５月にかけて、これでもか、と、色とりどりの花たちが、競うように咲き乱れて、大変美しい。まさにこれこそ百花繚乱、というのであろう。
つい、少し走っては、珍しい花、美しい花を見つけるたびに立ち止まり、スマホのカメラを向けてしまう。立ち止まってばかりいるので、全くトレーニングにはならないが、これこそ目の保養であり、癒しである。
でも、花より何とやら、である。花だけでは、お腹はいっぱいにならない。
お決まりのグルメである。隅田川テラスを北から南へひたすら走る。到達したののは、グルメの聖地、築地である。プロの市場が豊洲に移転しても、築地には場外市場が残った。ここは、依然として、都民の胃袋を満足させ、海外からのお客様を笑顔でいっぱいにする、いわば食のテーマパークである。
場外市場の奥のほう、波除稲荷神社にほど近いあたりの、小さな商店の並ぶ通りに、小さなイタリアンの名店がある。こちら、「トラットリア・築地パラディーゾ」さんへ、ランチにピットイン。いつも混雑している、名店である。本日現在（2020/5/11）、食べログのTop 5000にも入っている。
看板メニューの、新鮮な貝づくしのペスカトーラのランチセットをオーダーする。まずは、色とりどりの野菜たっぷりのサラダと、パンがやってきた。（ビールは別オーダーです。また、ビールは写真撮影の前に少し飲んでしまいました。）
そして、お待ちかねの、看板メニュー、ペスカトーラ。ムール貝、はまぐり、あさり、しじみ、など、これでもか、と、大小の貝たちが、山盛りにもりつけられている。写真奥の殻入れボウルが、貝たちの殻で一杯になってしまうくらいのボリューム。トマトソースも貝によく合い、パスタもモチモチ。
身の引き締まった新鮮な貝たちのタンパク質と、天然の塩味が、疲れた身体に染みわたる。そして、たっぷりのパスタでエネルギーもチャージ。こういうご褒美があれば、アラフィフ女子でも、ランニングはいくらでも頑張れちゃうのである。
現在はコロナ禍で、場外市場も大変であると思う。コロナ前までは、外国人のお客さんでいつも大変な賑わいだったが、コロナ後、痛々しいほど静かになってしまった。コロナが早く終息して、また築地が以前のような活気ある食のワンダーランドに一日も早く復活することを祈るばかりである。
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