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【台湾旅2023 #04】旗山老街

前回の記事はこちら。

2023年11月3日(金)の記録です。

五龍山鳳山寺から旗山の町まで30分ぐらいのんびり歩く。バナナ農園の広がるのんびりした郊外の街…と思っていたけど、中心部は意外と都会的だ。

旗山の街。

歩いていたらフルーツの専門店を見つけた。この後バナナアイスを食べようと思っていたのであまりたくさん食べるわけには…でも暑いし喉が渇いたのよね…というわけでスイカジュースを選ぶ。台北や高雄の街中だと英語や日本語が通じたりするが、ここでは「スイカ」も「watermelon」もまったく通じなかった。スマホに「西瓜汁」と大きく表示したらやっと通じた。

その場で作ってくれる西瓜汁、うまい!

この辺りにはかつてサトウキビを運ぶミニ鉄道が走っていた。その駅舎が産業遺産として残っている。

糖業鐵路旗山車站。

駅のホームがそのまま残されており、小さなSLが展示されていた。

サトウキビ列車。

昔は台湾全土にサトウキビ列車が走っていたらしい。ちょっと見づらいけど、この地図に茶色で示された短い路線が全部サトウキビ鉄道だ。

かつてのサトウキビ列車の路線図

駅舎は鐵道グッズのお店になっていて,木でできた列車の模型が可愛かったのでお買い上げ。

自分で組み立てる列車のおもちゃいろいろ
買ったのは莒光号。

帰国後に組み立ててみた。図解入りで作り方説明があり、とても簡単。

莒光号、完成。

畠山車站の近くは「旗山老街」といって、昔の建物が保存されて店舗などに活用されている。

バロック建築が残る。
ファサードがかっこいい。
店舗前は雨に濡れずに歩けるアーケードも。

ただし歴史的な建物以外は結構ツギハギ感が…。

地震大国ではなんとなく不安な…。

街にはバナナのお店がいっぱいある。

バナナアイスのお店?

せっかく旗山に来たから,バナナのスイーツを食べよう!というわけで,フルーツパフェやアイスクリームで有名なこちらのお店へ。

バナナがたくさん載った「映える」パフェを食べようと思っていたのだが,やはりここでも英語が通じず、筆談を端折って適当にやり取りした結果注文を間違えてしまった。来たのはどシンプルなバナナアイスと小豆のデザートだったけど,これが美味かった!

見た目は地味だけど,濃厚なバナナの味!

そしてお土産屋さんでちょっと買い物をして、パン屋さんでバナナケーキを購入。高雄方面のバスに乗り込んだ。

台湾では市内のバス路線は飲食禁止ルールが厳しいことも多いが、郊外路線はその辺りは緩いようだ。他にもパンを齧ってる人がいるのを確認してから、私ももそもそとバナナケーキを食べた。

バナナケーキ

ふわふわで柔らかく、自然な甘さで、バナナの香りもやさしい。日本ではバナナの香料にまみれたお菓子はたくさんあるけど,素材の味が生きているのは珍しいんだよな。

高雄市内に入り,適当なところでバスを降りると、台湾ではよく見るお廟があった。鳥居みたいな装飾(名称がわからん)が道路をまたいで設置されているのが面白い。

この中華風鳥居みたいなの何て言うんだろ?
立派なお堂と三重塔がある。
お堂の前には大屋根があり、雨に濡れずに参拝可能。
電光掲示板にカラフルな文字を流すのも中華圏あるある。

高雄客家文化博物館に行ってみた。

客家(ハッカ)とは中国大陸の北部(広東・広西・江西・福健など)から移住してきた人々。台湾国内でも独自の文化・生活習慣を維持しているそうだ。

高雄客家文化博物館

台北にある客家の博物館では、独自の民芸品(美しい布小物や衣類など)や、客家料理の解説があったり、レストランで客家料理を楽しめたりしたんだけど,ここは小規模で,パネル展示が中心。農具や婚礼の道具なんかが少し展示されていたけど、外国人がビジュアル的に楽しめるようなものはあまりなかった。

婚礼に用いられる道具
農具と…右のは案山子か?

ネットにはお土産屋さんやカフェがあるとの書き込みもあったが,この日はやっていなかった。なんとなく政治的な意図を感じるハコモノだったな。「少数民族の文化も尊重してますよ」的なポーズというか…ね。

続きはこちら。

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