【台湾旅2023 #04】旗山老街
前回の記事はこちら。
五龍山鳳山寺から旗山の町まで30分ぐらいのんびり歩く。バナナ農園の広がるのんびりした郊外の街…と思っていたけど、中心部は意外と都会的だ。
歩いていたらフルーツの専門店を見つけた。この後バナナアイスを食べようと思っていたのであまりたくさん食べるわけには…でも暑いし喉が渇いたのよね…というわけでスイカジュースを選ぶ。台北や高雄の街中だと英語や日本語が通じたりするが、ここでは「スイカ」も「watermelon」もまったく通じなかった。スマホに「西瓜汁」と大きく表示したらやっと通じた。
この辺りにはかつてサトウキビを運ぶミニ鉄道が走っていた。その駅舎が産業遺産として残っている。
駅のホームがそのまま残されており、小さなSLが展示されていた。
昔は台湾全土にサトウキビ列車が走っていたらしい。ちょっと見づらいけど、この地図に茶色で示された短い路線が全部サトウキビ鉄道だ。
駅舎は鐵道グッズのお店になっていて,木でできた列車の模型が可愛かったのでお買い上げ。
帰国後に組み立ててみた。図解入りで作り方説明があり、とても簡単。
畠山車站の近くは「旗山老街」といって、昔の建物が保存されて店舗などに活用されている。
ただし歴史的な建物以外は結構ツギハギ感が…。
街にはバナナのお店がいっぱいある。
せっかく旗山に来たから,バナナのスイーツを食べよう!というわけで,フルーツパフェやアイスクリームで有名なこちらのお店へ。
バナナがたくさん載った「映える」パフェを食べようと思っていたのだが,やはりここでも英語が通じず、筆談を端折って適当にやり取りした結果注文を間違えてしまった。来たのはどシンプルなバナナアイスと小豆のデザートだったけど,これが美味かった!
そしてお土産屋さんでちょっと買い物をして、パン屋さんでバナナケーキを購入。高雄方面のバスに乗り込んだ。
台湾では市内のバス路線は飲食禁止ルールが厳しいことも多いが、郊外路線はその辺りは緩いようだ。他にもパンを齧ってる人がいるのを確認してから、私ももそもそとバナナケーキを食べた。
ふわふわで柔らかく、自然な甘さで、バナナの香りもやさしい。日本ではバナナの香料にまみれたお菓子はたくさんあるけど,素材の味が生きているのは珍しいんだよな。
高雄市内に入り,適当なところでバスを降りると、台湾ではよく見るお廟があった。鳥居みたいな装飾(名称がわからん)が道路をまたいで設置されているのが面白い。
高雄客家文化博物館に行ってみた。
客家(ハッカ)とは中国大陸の北部(広東・広西・江西・福健など)から移住してきた人々。台湾国内でも独自の文化・生活習慣を維持しているそうだ。
台北にある客家の博物館では、独自の民芸品(美しい布小物や衣類など)や、客家料理の解説があったり、レストランで客家料理を楽しめたりしたんだけど,ここは小規模で,パネル展示が中心。農具や婚礼の道具なんかが少し展示されていたけど、外国人がビジュアル的に楽しめるようなものはあまりなかった。
ネットにはお土産屋さんやカフェがあるとの書き込みもあったが,この日はやっていなかった。なんとなく政治的な意図を感じるハコモノだったな。「少数民族の文化も尊重してますよ」的なポーズというか…ね。
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