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踊るように、舞うように / 灯りと生活

書かねぇとなあ(使命感)

こんちわ。今朝は冷凍のピザを食べました。ブラッドリンクも切らしてるし、スープ溶かすのもなんか違って・・・(そんなにいらねぇというか)

プチトマトがまだあったので、それと食べました。

昨日久々の外出をしまして。特に行先は決めておらず、というか、外に出たくて出たというよりは"いい加減出ないとな"というのがありました。引きこもりなので

このコロナ禍が始まる前からこもりがちだったんですよね。なんとか正午あたりには家を出て、放置していた支払いを済ませ、いざ電車へ。

気分転換の外出の際は大体同じ路線です。ただ、どこで降りるかは決めずに。ICカードなら、それがスムーズに可能ですよね。でもどういうわけか、大体同じ駅で降りるわけです。(笑)

そう、昨日も板宿駅で降りました。地上に出るとすぐ商店街があって、その中のお店で食事をするのが好きです。今回はマクドナルドというパン屋さんに入りました。本当はグランクラブハウスを食べたかったのだけれど、150円けちって照り焼きにしてしまいます。※これもいつもの傾向

店員さんがなんか冷たい感じしたな。僕が求めるレベルが高いんでしょうけどねw 「安い店に行って接客にガチャガチャ言う奴なんなん?(笑)」と、とある芸能人も言っていました。そうだよね~

緊急事態宣言解除後からなのか、イートインが可能になっていました。お客はちらほら。ソーシャルディスタンスも気にかけられています。ほんとに飲食店の方々お疲れ様です。儲けたいのに、感染が怖い。感染が怖いけど、収入を得て生活を守らねば・・・本当に厄介な事態に我々は直面していますね。

食事を済ませた後はこれまたお決まりなのですが、少し高い場所にあるお寺へお散歩です。家々が並ぶ道を歩くのが好きなので、住宅街が参道になっているのがごひいきポイントです。細い道幅の坂道もあったり、こういう所は歩いていて飽きない。

お寺に着きました。そんなに見ることもないので、少しうろちょろしてみます。なにやら「六甲全山縦走」という木の看板を見つけ、少し散歩してみることにしました。

「ちょっと登って、すぐ引き返そう」

この感じで山を歩くと、たいがいめんどくさい事態に陥ります。

今回もそうでした。二時間以内にどっかで降りられればいいなと思っていたのですが、須磨アルプス逆行ルートで馬の背を渡った後は、すげーアップダウンがあるわけです。おこもりで衰弱したからだ、水分、食料のない不安、15時を過ぎていること、そして馬の背までの距離もわからない(眼前には猛烈な下り階段)

馬の背を渡るのは諦めました。僕はこれに固執していたわけです、散歩がてらのくせに。(笑)

ただ引き返すのもシャクなので、違うルートで帰ってみることにしました。ただ、その案内看板の文字は"わざと消されて"いました。

そのルートを歩いて1分で「あ、ここやばいかも」と感じたのですが、なにぶん山歩きが好きで、久々にからだを動かす快感、高揚感もあり、引き返すことをしませんでした。不安さえもスパイスと、脳は捉えたのかもしれません。

しかし、現実は事実だけを突き付けてきます。斜面の上の細い道、砂に足をとられそうな斜面、繰り返すアップダウン、そして「進むなよ」と言わんばかりの倒木。

かなり焦っていました。まあ滑落したり、遭難したらその時か~とは思っていたのですが、なんせ気分転換で来たもので、意地でも下山したいと思いました。(笑) 体力はへっぽこですが、今までの経験上それなりに生命力はある方です。

30分も暗澹たる悪路を駆けていると、それなりに人がここを歩いていると感じる痕跡や、ビニールテープの目印も発見しました。それに勇気づけられ、そこからさらに数分歩くと確実に下山へ向かっていると感じられました。

↑ここから脱出

そして無事に下山。出口は整備されておらず、それなりに草道でしたが。(笑) 天井川憩いの広場という場所でした。辺りを見渡すと、高速道路が走っています。全然知らない場所で、「どこだ?」とポカンとしました。(笑) 汗だくのからだをボディペーパーで涼め、川べりの岩に腰を掛けながら一息つき、僕は安堵しました。

少し休憩したのち、とりあえずどこかしらの駅を目指すことにしました。看板やグーグルマップを参考に、ひとまず月見山駅を目指します。

高速の下、沿うようにして南下していきます。あまり人の生活の気配は感じませんが、少し歩くとマンションがあり、ここも生活圏なのだなと不思議に思いました。空が少し曇っていて、高速の下に薄暗い公園があって。その公園には子連れの親がいたりして・・・もしかしてあそこは須磨離宮公園だったのかもしれません。まだいったことがないなあ。

当然ですが、筋肉の落ちた身体で悪路を駆け回ったともなればどこかに損傷は出ます。左足の太ももの付け根を痛めました。ぎこちない歩き方をしながらも気分はどこか落ち着いていて、知らない街並みを歩くのは新鮮で楽しかったです。

月見山駅に着きました。この時点で17時頃。さてここからどこへ行こうか、路線図を見ながら考えていました。仕事で明石方面へ行ったことがあるので、林崎松江海岸なんかもいいなあ・・・

結局ぱっと思い当たらず、駅の周辺地図を見るともう少し南下すれば須磨海浜公園駅があるので、てくてくさらに南下。少し大きくて、きれいな駅でした。傍にはスポーツクラブがありました。

駅のベンチに腰を掛け、自動販売機で買ったアセロラ・ソーダを飲みながらしばしぽかーん。なかなか疲れました。なんでリハビリ初日に過酷なことをするのか(笑) 変な奴だと思いますが、こういう自分の"馬鹿"なところ、そんなに嫌いじゃありません。

結局どこも行先は思いつかず、家に帰りたくなかったのですが、帰宅することにしました。友だちの家に泊めてもらおうかなあとか考えたんですが、さすがに迷惑かなと。外泊するのも痛手だし・・・一人は退屈ですし。

三ノ宮までJRに揺られ、私鉄に乗り換え。そこから急行に乗り・・・目的の駅の一つ前で降りました。

この駅は3駅しか無い路線がありまして、終着駅周辺の雰囲気が好きなのです。直帰の予定でしたが予定変更し、甲陽園で降車。近くに阪急OASISというスーパーマーケットがあり、2階にはHIROコーヒーがあります。そこでお茶をしようと思いました。

もう暑くなってきたからでしょうか、フローズン系のドリンクがお薦めされていました。悩んだのですがすぐ飲み切っちゃいそうだなと思い、アイスカフェラテとオレンジのケーキを注文。正面に窓があり、外の景色に見える席に座り、ぼんやりしながら憩いのひとときを過ごしました。

閉店間際(19時と早い)に店を後にし、なんだかまだ帰りたくなくて、僕は東の方向へずーーーっと歩いていきました。

薄暗くなってきて、仕事帰りの人たちがちらほらいたりして。家々の灯り、紫なのかピンクなのか、色んな暖色系の色で構成された夕暮れ、ぼやっとした、やわらかなぬくもり。

僕も帰っていいんでしょうか?いいえ、そこに僕は住所を登録していません。赤の他人で、何の繋がりもありません。

あんなに温かそうで、優しそうなのに、僕はそこへ行けません。それが少しかなしくて、じっと見つめるしかありませんでした。

ずーーーーーっと東へ歩いたあと、南へ向かいました。道中、年季の入った飲食店や、庭で花火をする人や。マンションの灯り。ついていない部屋。それらを横目に、ぼんやり歩いていく。お寺の参道を通る・・・また高速が見えました。

甲東園駅に着きました。リュックをあさり、アセロラ・ソーダを探します。

フタがしっかり閉まっていなかったのか、構造上の弱点なのか、ジュースが漏れていて替えの下着などを濡らしていました。

いえ、衣類が守ってくれたのかもしれませんね。もっとベトベトになっていたのかもしれないから。

さぁ、帰りましょう。今の僕にとって、帰る場所はあそこしかないのです。

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