「時短でゆるキャリ or 子育ては諦めてバリキャリ」の2択を迫られてブチ切れたので、【新しい仕事のカタチ】を作ることにした
こんにちは、株式会社LiBの柴田小夜子と申します。
いきなり私ごとで恐縮ですが、2019年にLiBに転職してきて3年ちょっと。最初の2年は法人営業をしていましたが、今は、リモートで働きたい個人様と企業様をお繋ぎするキャリアパートナーとして働いています。
私自身、未就学の娘と多忙な夫、両実家も遠方という家庭事情の中、働き方を模索しながらも「キャリアをあきらめたくない」という一心で、娘が3歳の時に転職活動をし、LiBに入社しました。
せっかくならば、初めてご面談する方にむけた自己紹介になるような記事にしたいなと思ったので、今回は自身の転職活動の経験と、それを経て今LiBで挑戦していることを、書いてみたいと思います。
自己紹介
はじめましての方むけに、簡単に自己紹介をさせてください。
生まれ育った愛知県から大学進学とともに上京してきて、現在は6歳娘（4月から小学生）と夫と一緒に、神奈川県で暮らしています。
大学卒業後、業界特化型の人材系ベンチャーに新卒で入社。入社時で社員数10名ほどの会社だったので、法人営業をメインとしつつも要は何でもやる仕事でした。
約5年勤めたところで結婚出産というライフイベントを経て、1年の産育休後迷いもせずそのまま復帰。最初の3ヶ月は時短勤務でしたが、物足りないと感じてすぐにフルタイムにもどしてもらい、とにかく目の前の仕事に精一杯駆け抜けてきました。
娘3歳（ほぼワンオペ）の中での転職活動
復帰から1年半くらいたったところで30歳目前になり「転職、するなら今では？」と思い立ち、転職活動を始めました（わかりやすく思い切り型の人間なのです）。
当時、娘は3歳。夫は、平気で何日も徹夜/土日も出勤、みたいな、なかなかブラックな働き方をしている人で、ほぼワンオペ。私も夫も地方出身なので、近くに頼れる親類はおりません。
深く考えずに大手のエージェントに登録して、求人の紹介を受けました。
産育休期間含めると約8年、一定タフな環境での1社経験、営業としても（小さい会社の中ではありますが）何度かMVPをいただくなどしていたので、ありがたいことにたくさんの求人をご提案いただけました。やりがいのありそうな、面白そうな求人もたくさんありました。
通っていた保育園の延長保育時間の関係で、場所にもよりますが定時よりも5～10分くらい前に会社を出ないと間に合わなさそうだったので、それを伝えたところ「あ～、では難しいですね。時短可能な求人をご案内しますね」と言われて驚愕しました。
いやいや待って、たかが5分よ？
その分朝とか、帰宅後とか、きちんと仕事するから、よくない？？
ちゃんとがんばって成果も出すからさ？？？
と内心思いつつ、「そういうものなんですね」と言いました。
そして、出していただいた【時短ママさん歓迎！】みたいな求人たちを見て、さらに驚愕。いきなり業務の裁量が小さくなるし、条件面が（明らかに時間数以上に）下がるんですよね。
エージェントの担当の方との面談は笑顔で受け切りましたが、気が短い私は、帰り道で憤慨。
「ゆるキャリ」か「バリキャリ」の2択を迫られる
であれば、フレックスの制度などがあって、かつ働き方に融通が利きそうなベンチャー企業に的を絞って活動しようと思い、リファラルや自己応募で何社か選考に進みました。
リファラルで進んでいた有名ベンチャー（今は上場）の最終面接では、その場で役員の方より「内定」のお言葉もいただきほっとしたのもつかの間。
翌日人事の方から、とても残念そうなお声でお電話をいただき、「（保育園のお迎えで）残業ができない場合、通常の正社員の条件でオファーをお出しできないことになってしまった」とのこと。
「定時で一度会社は出ないといけませんが、その分朝の時間で働いたり、夜持ち帰ったりすることはできます」とは面接でも伝えていたのですが、当初の想定オファーよりも、なんなら時短勤務で働いていた時の年収よりも低い額を提示されて、またしても驚愕。
そこでやっと気づきました。
今（2018年当時）の日本では、「ゆるキャリ」か「バリキャリ」の2択しか与えられていないんだと。
子育てという制約を理由に「ゆるキャリ」を選べば、その後のキャリア形成の難易度がぐんと上がる。
それを避けるには、子育ては諦めて「バリキャリ」を選ぶしかない。
「そんな世の中はPOISON」と思った私は、できれば女性の働き方に理解のある会社を探したいと、LIBZ（当時のLiBzCAREER）に登録。8社くらい受けた中の一つが、サービスの運営企業であるLiBでした。
LiBへの転職と、不甲斐なさ過ぎる1年半
今回は、2月に行われたリブランディングを受けてnoteを書いているわけですが、選考を受けていた当時からLiBが目指す世界観って実は一切変わってないんですよね。
LiBの一次面接官だったのが、偶然にも今の組織長である佐藤だったのですが、直近の佐藤のnoteで語られている内容ほんとうにそのまま、面接の場で話した記憶があります。
「働き方」に「生き方」をあわせるのではなく、「生き方」に「働き方」をあわせる時代に
という考え方に、まさに当事者だった私はひどく共感しました。
転職活動スタート時は、正直「人材系はもういいかな～」と思っていたのですが、「関係ないや！えい！」という気持ちで、LiBに飛び込みました。
法人営業としてLiBに入社してから最初の1年半は、上記佐藤のnoteやぶっちゃけすぎと話題になった社長のnote、社長noteの副音声版である近藤のnoteでもさんざん語られている通り、正直かなりしんどい期間でした。
無理めな営業目標がしんどかったとか、
コロコロ変わる組織方針がしんどかったとか、
社内の空気がしんどかったとか、
もちろんいろんなしんどさがあったと思いますが、それらは正直自分にとっては大きなことではなくて、
「LiBを頼ってくださる個人様の期待」と「LiBを頼ってくださる企業様の期待」の乖離が、本当に本当にしんどかった。
結局、「ゆるキャリ」か「バリキャリ」の2択しか提供できていない。
なんのためにLiBに転職したんだ…
という不甲斐なさをず～～～～～～っと抱えていました。
「働く場所と時間の制約」と「企業の選考基準」との絶望感ある戦い
まじ、わかる、それな、ほんまそれ。
絶望感しかない。
LIBZ エキスパートの自慢
そんな絶望感の中訪れたのが「コロナ禍」。
当時はまだ法人営業に従事しており、緊急事態宣言が発令された最初の月には、営業人生最初（で最後と思いたい）の受注ゼロをたたいてしまい「かなりやばい…」と思っていたのですが、そんな「コロナ禍」をきっかけに産まれた新サービスが、今私が所属している≪LIBZ エキスパート≫でした。
≪LIBZ エキスパート≫のサービスは、既存サービスではなかなか叶えられなかった、
・（フルリモートや週4勤務のような）柔軟な働き方
・長期の安定収入
・キャリアアップ/スキルアップ
のどれもをあきらめることのない、新しい働き方をご提案するサービスです。
創業以来、ずっと「女性のキャリア」に特化して向き合ってきたLiBの新サービスとして2020年6月にスタートし、現在では累計200名近い方が、当サービスを通じて働いていらっしゃいます。
・未就学のお子様がいて働き方に制約がある
・旦那様の転勤で転居を繰り返さざるを得ず、希望の仕事に就けない
・親の介護でUターンをすることになった
など、様々なご事情を抱える方に向けて、
→完全リモート
→時短×リモート併用
→リモート×週4
など、その方に合わせた働き方を叶えるためのご支援をしています。
「水曜日の15時～15時半だけ、
子ども習い事の送迎で抜けなきゃいけなくて…」
みたいな個人の事情にあわせて、働き方をフルカスタマイズできるサービスです。
≪LIBZエキスパート≫のサービスを通じて、その会社で初めてのフルリモート社員として登用された方もいらっしゃいます。
しかも、そういう方、お一人ではありません。
その方の登用と活躍をきっかけに、その会社で「そういう働き方もありなのか」という認知が広がり、別の部署からもお声掛けをいただく、みたいな輪が広がってきているのを実際に目にして、心から嬉しい気持ちです。
当時の自分と未来の自分に誇れる仕事を
たとえば、「子育て中」という一つのキーワードをとっても、
ママなのかパパなのか、子どもの年齢や人数、住んでいる場所、パートナーの状況、周りの環境など、置かれている状況は本当に人それぞれです。
そこにさらに、その方の経験やスキル、志向などもかけ合わせたら、本来は無数の選択肢があるはずなんです。
LiBも、LIBZエキスパートも、今はまだまだ小さな会社、小さなサービスです。
でも、めちゃくちゃ可能性を感じています。感じますよね？
こうやって選択肢を一つ一つ増やしていくことで、「1人の可能性をどこまでも活かせる仕事のカタチをつくっていく」
それが、LiBが掲げた新ミッションです。
少しでも同じようなモヤを感じたことがある方にこの記事が届いて、どんな形であれLiBに関心を持ち、応援をしてもらえたら、これほどうれしいことはありません。
LiBについてご興味をお持ちいただいた方も、サービスについてご興味をお持ちいただいた方も、どんな内容でもウェルカムですので、ぜひお気軽にお声掛けください！
転職相談じゃなくても、お仕事の依頼じゃなくても、ただの感想でも雑談でも、いつでもなんでも大歓迎です。
オンラインMTGしましょう。
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あなたからのご連絡を、心からお待ちしています！
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