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かもめ食堂のシナモンロール作ってみた/Finnish Cinamon Rolls Recipe :)

Päivää♩ 

先日、かもめ食堂を久しぶりに観たら、焼きたてのシナモンロールが食べたくなってしまったので、久しぶりにシナモンロールを焼いてみました。
(前回観たときも、すっかりシナモンロール気分になり作ったことがあるのですが、調べたらすでに多くの人がやっていました。笑)

かもめ食堂は、ご存知の方も多いと思いますが、2006年の荻上直子監督の日本映画で、フィンランドのヘルシンキを舞台に、かもめ食堂という小さな食堂をはじめたサチエが、個性豊かな仲間達との出会いや交流によって、まったりゆったり成長していくお話です。

ゆっくりと流れる時間や、ささやかな幸せを大切にしたくなる、癒し系おすすめ映画です。

意外にも14年前の映画ですが、荻上監督のシリーズは大好きで、小林聡美、片桐はいり、もたいまさこという演技派女優が揃えばおもしろくならない訳がない。自然な会話が、何度観てもくすっと笑えて、癒されます。

かもめ食堂のメインメニューはおにぎりなのですが、お客さんを増やす為に、ミドリ(サチエがカフェでガッチャマンの歌詞を聞いたのをきっかけに仲良くなった日本人)の提案でシナモンロールを作り始めます。
それから、徐々にシナモンロールの甘い香りにつられてお客さんが増えていくのでした。

コーヒーは自分で淹れるより、人に淹れてもらった方が美味しい。
おにぎりも人に作ってもらった方が美味しいと気がつくシーンがあるのですが、一生懸命心を込めて作ったものは、ご飯に限らずなんでも特別なパワーを秘めている気がします。

以前、南インドで仲良くなったカフェのおじいちゃんに、カレーのレシピを聞こうとしたら、

" Anything you make add a little love into it. that would be the best food you ever had in your life "

と言われました。スパイスの配分とか教えてほしかったのですが、、
料理は分量より愛情が大切。ということですね:)

さてさて前置きが長くなりましたが、

家で作る焼きたてパンはやっぱり美味しいです。

今日は失敗しない簡単レシピを記録しておこうと思います。
(まだ改良の余地ありです。)


フィンランドでは、シナモンロールではなく、“korvapuusti” コルヴァプースティと呼ばれているらしく、「ビンタされた耳」という意味らしいです。生地を叩いたりして、耳の形ぽく成形するからでしょうか。
意外とハードな名前でした。笑

今回は、北欧の味に近づけたかったので、Jocooksのレシピサイトのレシピを参考に作ってみました。

材料:7,8個分
強力粉 200g ふるっておく
グラニュー糖 15g
塩 小さじ1/2
カルダモン 小さじ1(あれば)
ドライイースト 3g
豆乳又は牛乳 1/2カップ (100g位)
卵1個 (30g位で、残りは焼く時塗る用に少しとっておく)常温。
無塩バター 30g(有塩でも)常温にしておく
○シナモンフィリング用
シナモン 大さじ1
グラニュー(今回はざらめ糖代用) 20g
バター 15g

○アイシング用材料
粉砂糖 15g
水 小さじ1ちょい

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さて作り方です。

豆乳(または牛乳)レンジ3、40秒で人肌に温めます。
そこへ、溶き卵(30gくらい)とカルダモンも投入します。

ドライイースト以外の粉系の材料全て混ぜます。
(強力粉、砂糖、塩)

混ぜた粉の真ん中にくぼみを作り、ドライイーストを入れ、そこに温めた牛乳と卵を混ぜたものをイーストめがけて入れ、ぐるぐるします。

そしてゴムベラで手早くよく混ぜます。

生地がべたつきやすいので、作業台に強力粉少々(分量外)をふっておくと作業しやすいです。

まとまってきたら、生地の真ん中に常温でやわらかい状態のバターを入れ、よく混ざるようにさらに10〜15分くらいよく捏ねます。
たまに叩きつけたりするといいらしいです。

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40℃くらいの温かいところで3、40分発酵させます。
(保温機能がついたオーブンレンジがあると便利なのですが、なければ冬だとこたつ、夏だと低温で一瞬温めたオーブンの中で発酵させても大丈夫です。)

しばらくして、2倍くらいに膨らんでたら、成功です。

こぶしで、ぎゅーとパンチするようにガス抜きします。
そしてまた丸めて、ラップか濡れぶきんをかけて、室温で15分。

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シナモンフィリングも混ぜておきます。
バターは溶かしバターにしておくと混ざりやすいです。
(又は、混ぜずにパン生地に、バターを先に塗って、その上にシナモンと砂糖を混ぜたものを振りかけるというやり方でも大丈夫です。)

パン生地を長方形に伸ばします。

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厚さ1cmくらい、幅25cmくらい。
ラップをしておくと、綿棒にくっつかず伸ばしやすいです。

巻き終わり2cm位残して、シナモンフィリングを塗ります。

手前からしっかりとくるくる巻きます。
(シナモンフィリングを手前2cm残して、奥から巻くというレシピもありましたが、結果同じなのでお好きな方で大丈夫と思います。)

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棒状になったら、形を整えて、大体、8等分位に切れるよう線をつけておきます。

横からスケッパーかナイフかなにかで、八の字に切っていきます。
(かもめ食堂風にしたい場合。)

八の字の幅が狭い方に、指か菜箸で、(美味しくなーれと心で念じながら)
ぎゅっと跡をつけます。

かもめ食堂シナモンロールシーン


このシーンですね:)

アメリカぽいシナモンロールにしたいときは、まっすぐ切って切り口を上に並べるとシナボンみたいに焼けます。

クッキングシートを敷いたオーブン台に、並べます。
意外と膨らむのでひとつひとつやや離しておいた方がいいです。

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オーブンを200℃に余熱します。
予熱している間に、オーブンの近くに置いてさらに発酵させます。

余熱がそろそろの頃に、残しておいた溶き卵を生地に塗ります。

200℃で10〜12分、焼きます。

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待っている間に、アイシングシュガーの材料を混ぜておきます。

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焼けました:)
(跡のつけ方がちょっと足りなかったようです。)

焼き上がったら、網の上であら熱を取り、少し覚めたら、アイシングを塗ってできあがりです。

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温かいコーヒーや紅茶と一緒に。

Bon Appétit :)

甘さや、シナモンの量などは、お好みでアレンジしてみてください。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

モイモイ!よい週末を!


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