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ぼくがとくべつ好きなこたちです 仮想のビートに乗せて どうかどうか
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#オリジナル歌詞

火照る三日月

火照る三日月


重力150% のっそりゆったり人は歩く

入道雲もゆっくり 淀んだ空気の街は枯れる

相当焦った左車線100キロオーバーバイパスで
透明マントを被ったヒーロー疲れた身体に突如のめり込む

あいや みな ココロから そら 天手古舞舞 自作自演
逃げたいな みな お外から そら 先生揃って 見ぬ振りです
勿体ないからココロしな そら 皆楽しく笑っていたい
超爆発 Let's スーパーノヴァノ

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カノン

カノン

雨 降り始めた夜の11時
曇りガラスを開けずに見た月は
僕に今残った全部の歴史を
今さら摘み直させるんだ
暗闇に飽き飽きした僕は外の声に
ただじっと耳をすまして聞いてみたんだ

神様がいた窓越しの大きな光は
地平線の彼方から伸びる銀河鉄道の線路を
大きな楕円の螺旋状に連ねていた

汽笛を鳴らして何処かへ 連れられて行く君を
追いかけずにただ僕はじっと寝転ぶ夜だ
昔 願った僕の幸福主義を 踏みにじる

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この町は僕を知ってる

この町は僕を知ってる

仄暗い、じっと仄暗い、
月ももう嫌になる季節です。
忙しない、ちと忙しない、
じぃっとしてればいいものを。
どっちかにしておくれよ町よ、
重い静寂に滲み出る生活。
そこがダメなんだよこの町は。
もっと、そうさ、このまま、もっと、
沈んでおくれ、いっそ底まで。
チカチカ信号機もご苦労様々、お前のことなんかもう今じゃ誰も見ちゃいないよ。
あれまどうしちまったんだよお前、頭は動いちゃいないが手と足はまだ

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