早すぎる「子の不登校問題」②子供の特性を認めて、それに合った接し方を
▼この記事は2023年3月にSNSでシェアしたものです。
①はこちら↓
娘が保育園に行かない・その後
近況報告。以前の投稿にあたたかいメッセージをくださった方、本当にありがとうございました!
娘は今のところ「週の前半は朝ギャン泣き」を保ちながら、なんとかかんとか、保育園に継続的に行けるようになりました。
「慣れた」とは言い難いですが、緊張しながらも少しずつ楽しみを見出している段階のようです。2ヶ月半でようやくここまで。ゆるゆるペースで少しずつ進んでいってます。
この件でわかった娘の大事な特性
めいちゃんは、どうやら繊細さん(HSP)の性質が強い子みたいです。今回の件で、いろんな方から意見をいただき、それに気づくことができました。
ちゃんと検査したとかではなくて、「23個中13個以上あてはまったらあなたのお子さんはHSPかも?」というネット上のチェックリストで16個当てはまった、というだけなんですが。それでも、「そっか、そういう性質を持った子なんだな」とすんなり腑に落ちました。そして、その性質を認められたことでとても楽になりました。
ちなみに見たチェックリストはこれ↓↓
チェックリストの項目を見てみると、「相手の気持ちをよく察する」「ハッとするような深い質問をしてくることがある」「子どものわりに物事を深く感じとっている」というのもあり…。いや、それ、むしろものすごい才能では?!と思ってしまいました。
つまりHSPって
「感受性が高すぎる人=天才」
ってことなんだな。と理解しました(笑)。
5人に1人がHSPなのだそうで、正直あまり珍しくもなく、「私もそうだ」「うちの子もそうだ」という方、いっぱいいるんじゃないでしょうか。有名人の方にもいるし、私の友人にも何人かいます。
なぜそれが「障害」かのように語られてしまうかというと、例えば今回のめいちゃんのように「保育園(学校)になかなか馴染めない」といった、協調性や社交性が重視される世の中においては良しとされない行動として現れたり、大人だと「人の気持ちが分かりすぎて気を遣いまくってしんどくなる」みたいな、社会との距離感がうまく取れずに自分が辛くなることがあるからだと思っています。
どんな障害も、「社会との距離」が障害である、というのを聞いたことがあります。「みんなが当たり前のようにできていることができない」と、周りと比較するから障害になる。特に、日本人は同調圧力が強い民族ですから、「みんなはできるのになんでできないの」「みんなやってるんだから頑張らなくちゃね」「みんなに迷惑かけないようにしなくちゃね」みたいなことを、子供の頃から大人に言われて育つから、生きづらくなるのかなと思います。
なので、私はめいちゃんを周りと比較するのをやめます。こういう子なんだな〜とまるっと認めて、安心して接してあげたいと思います。
HSPの子への「適切な接し方」
自身がHSPだという方に話を聞いたり、いろんな記事を読んだりして、HSPの子供への適切な接し方をまとめてみました↓↓
過度に協調性や積極性を求めない。
1人でいることを個性と捉え、1人でやれることを褒める。
「恥ずかしがらないで〜( ´ ▽ ` )」はNGワード(恥ずかしいんじゃなくて嫌がってるだけなので、その嫌がる気持ちを尊重する)。
「そんな気にすることじゃないよ、気にしないでいいよ( ´ ▽ ` )」もNGワード(どうしても気にしてしまうその特性を尊重する)。
その子自身の感性をとことん大事にする(克服とかしようとしない)。
しっかり甘えさせて、どんな時も味方だよというメッセージを伝え、安心させてあげる。
周りと比べて劣等感を持たせない、自己肯定感を下げないような工夫が大事。(←これ一番重要)
むしろ、HSPの子は頭がいいので、こういう接し方さえしていれば「手がかからない」子だと言えると思うのです。ほっといても時間をかけて自分で切り拓いていくというか。
めいちゃんも、決して「内向的でおとなしい子」ではありません。「繊細=もろくて壊れやすい」ってわけでもありません。人より脳に入ってくる情報量が多いので、情報の処理に時間がかかったり、過敏に反応したりするだけ。その情報処理速度に合わせて大人が見守ればいいだけのかな〜と思ってます。
例えば、これからも環境が変わるたびに馴染むのに時間がかかるかもしれないので、あらかじめこちらも予測して余裕を持っているといいのかなと。今回特に「クラスの園児数が多い」のが一番の嫌なポイントだったみたいなので、「人数の多すぎるコミュニティをなるべく選ばない」みたいな対応もできるかも。とはいえ、「なるべく環境を変えない」というよりは、「一つの環境にこだわらず、なるべく多くの選択肢を見せるために色んな場所に連れ出す」という方が彼女には合っているかな〜と感じています。我々も、今の環境にこだわらず、「いつでもどこにでも行ける」という余白を持ちながら生きているといいのかな。その方が、親も生きやすいよね。めいちゃんに、親の生き方や行き先を導いてもらっている気もします。
子育ては、「信じて見守る」がメイン作業
我々親にできることって、子供の才能の芽を摘まず、関心を持って観察しながら見守って、求められたら愛情たっぷりに抱きしめることだけなんですよね。HSPに限らず、全ての子がそうかもしれないです。
ちなみに私も大人になってから気づいたADHD(注意欠陥)です。社会との距離感が障害という意味では、HSPと同じようなものです。
しかし時代はどんどん変わって、「社会の平均」というものがあまり意味を持たないほどの多様化の時代になりました。もう、社会や周りに合わせたり比べたりする必要なんてどこにもない時代になっているのかもしれません。そろそろ、我々大人にこそ、価値観のパラダイムシフトが必要ですね。
ここまで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m
SNSで皆さんにいただいた励ましの意見をもとにまとめた記事を書きましたので、よろしければご一読ください↓↓