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「何とかしてあげたい!」と頑張るあなたへ

「話してくれて、ありがとう。」
と言ってあげる。

これだけで十分なことが
多いのかもしれないと思った。

ある授業のあと
「先生、僕は〇〇だとつまらない。
だから、前向きにできなかった。
だって面白くないじゃん。
まあ次はちゃんどやるけどね。」
と言われた。

この話を聞きながら私は
「どうやったらクラスのみんなが
納得できる学習発表会にできるか。」
必死で考えていた。

話してくれる間
100%耳を傾けるのでなく

「どうしたらいいかな。」
「どうしたらこの子も
クラスの仲間も納得して
準備を進められるか。」

解決策ばかり考えていた。

こうしたいな
ああしたいな 
と思ってがんばっていたのに
何一つ自分の想いが叶わない。

そんな人を見ると
「何かできることないかな?」
と手を伸ばしてあげたくなる。

特にそれが
子ども、家族、友達
仲間、同僚
身近な大切な人であればあるほど。

でもね、何かして
解決してあげようとしなくていい。

実は話をただ聞いて
「話してくれて、ありがとう。」
でいい。

「ただ聞いてほしい。」

私たち誰もが一度はこんなふうに
思ったことあるんじゃないかな。

ジャッジせず
ただ話を聞いてあげる。
100%話しを聞くに徹する。

これだけで満たされて
次に進める人は
意外と多いのかも
とふと思った。

私は話の終わり際に
そのことに気がつき
「話してくれて、ありがとう。」
と生徒に言った。

すると、その子の顔が
少し照れたような表情に変わった。

あなたは、どうですか?
全力で人の話を聞けていますか?

もしあなたの話を
ただ聞いてくれる人がいたら
あなたはどんな気持ちになりますか?

もしよかったら
今週、誰か大切な人の話を
「聞く」
に集中してみてください😊


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