長崎異聞 幕間
このお話、ようやく最終話に辿り着きます。
思えばこの異世界長崎も、着想は夢見からでしたね。
昨年の11月中旬に最初の数話分を夢に見て、それから一気に書き出すと、そんなときは得てして。設定とかキャラの名前や地名などがどんどんと出てくる。記憶を取り出すように筆が進んでくる。
最初はこの作品。
6話分程度でまとめるはずの、ただの恋愛小説だったのですが。
異世界の長崎、異世界の日本がこのような歴史であれば、どんなに変化するのだろう、と興味が湧いてきました。
自分が書いているものなのに。
慶応26年、徳川慶喜政庁が継続している別時空であれば。戊辰戦役がない時空であれば。命ながら得た人物もいるだろう。活躍の機会を失った人物もいるのだろう。
そうして風呂敷をどんどんと拡げて今に至ります。
次回で最終話っていうか。
第一部終了ってことです。
もうこの世界線においての日清戦争までは進むつもりです。
だって見たいんです。
大村益次郎が権謀術数を尽くし、西郷隆盛が三軍を率いる大将となる戦争の趨勢。
再開できるのはいつになるのでしょうね。
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