カラダの守る防波堤〜ヨーグルトだけじゃない!感染症などからカラダを守る漢方的食養生【漢方的食養生】後編
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今回は前回に続き、残念ながらまたまた感染拡大傾向が出てきたので、少しでも感染症の防止に役立つ養生法ということで、カラダの防波堤となる力を高める食養生についてお届けしております。
カラダの守る防波堤〜ヨーグルトだけじゃない!感染症などからカラダを守る漢方的食養生【漢方的食養生】後編
というテーマでお届け致します。
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前回はカラダを様々な病気から守るために大切な力の一つとして『腸管免疫』についてお届けしました。
そんな腸管免疫を高めるための方法を幾つかご紹介しましたが、善玉菌が豊富な発酵食品を取ることも大切だ、というところで前編は終了でした。
善玉菌を取ればよい、で終わってしまったらその辺の健康コラムと同じです。今回の後編ではより具体的にどんな発酵食品を取るとよいのか?
また、腸管免疫以外の方法でカラダのバリア機能を高める方法についてお届けしたいと思います。
【ヨーグルトだけじゃない発酵食品】
前回は腸管免疫を整えるためには腸内環境を整えることが大切、というお話をしました。
そして腸内環境を整える食養生と言えば多くの方の頭に浮かぶのはあの食べ物。
そうです。
『ヨーグルト』です。
ヨーグルトはたくさんの善玉菌を一度にたくさん取れる優れた食べ物ですが善玉菌を取るには決してヨーグルトだけでなくても良いのです。
発酵食品は世界中にたくさん存在しますし、日本の伝統的な食品にもたくさんあります。一部を紹介しましょう。
主な発酵食品
納豆
醤油
味噌
ぬか漬け
イカの塩辛
キムチ
ザワークラウト
メンマ
みりん
コチュジャン
お酢
ワインビネガー
塩麹
アンチョビ
サラミ
鰹節
日頃の料理に僕らがよく使っている日本の伝統的な食材はもちろん、世界中を見渡せばかなりたくさんの種類があります。
寒さのピークでもある今の時期は発酵食品たっぷりのお鍋なんかはおすすめです。
塩麹鍋、キムチ鍋(納豆入り)、味噌味の鍋などは特におすすめです。
【毎日でも飽きない・腸管免疫を整えるおすすめの料理は?】
腸管免疫を整えてくれる様々な発酵食品があるとお伝えしましたが、その中でもおすすめしたいものがあります。
特に冬の寒い時期にはおすすめの料理に使う食品で僕ら日本人にとってはいわゆる『ソウルフード』と言っても過言でないものです。
もったいぶるほどの答えではありませんよね。みなさんご存知の
『味噌汁』
です。
【なぜみそ汁が免疫バランスを整えるのか?】
なぜ僕らのもっとも身近な料理、好きな方なら1日に1回は飲むみそ汁が免疫バランスを整えるのでしょうか?
腸管免疫を知れば知るほどみそ汁の大切さがわかると思います。
当たり前ですが、味噌汁は善玉菌の宝庫である味噌を使います。
さらに温かいみそ汁を飲むことで温まるので、カラダの機能が向上します。
そしてみそ汁に入っている具材も大切なポイント。
野菜、キノコなどの不溶性食物繊維で便のカサを増すことや腸のお掃除ができます。
さらにワカメなどの海藻類をたっぷり入れると水溶性食物繊維が豊富に取れてさらに腸内環境が快適に。
血液の原料であり、体力をしっかりつける豆腐や魚介類、お肉類も味噌汁に入れて食べてもOKですよね。
まさに具だくさんの味噌汁は究極の腸活フードであり、感染症予防のためにもぜひ毎日食べておきたい食べ物です。
【腸活以外のカラダのバリア〜『気』を増す食養生】
腸の働きを整える食養生は薬膳的にも、生理学的にもカラダの免疫バランスを整えるために大切です。
ぜひご紹介した僕らのソウルフード『みそ汁』を中心に発酵食品を積極的に食べて腸内環境を整えておきましょう。
今回もう一つご紹介したい感染症などからカラダを守ってくれる防波堤となる食上は『気』を増す食養生です。
『気』というのは漢方独特の概念で『気』なんていうとだいたい胡散臭いと思われてしまいますが、以前からこのnoteでもお伝えしている通り、非常に僕ら日本人にとって『気』という概念は身近なものです。
気を使う
気をつける
気が短い
気が利く
気を配る
気が回る
などなど『気』というものは目に見えないものですが、常に僕らの意識の中にあるのでも漢方ではカラダを動かす源でもあり、カラダを外からやって来る邪気などから守ってくれるバリアのような働きもあると考えます。
『気』について話し始めるとキリがないので、今回はこのあたりにしておきますが、この『気』を僕らは常に消耗して生きているので『気』が常に充実している状態でいることが様々な病気の予防につながるのです。
【気を増す食材の前に大事なこと】
そんな大切な『気』ですが先程もお伝えしたいように僕らは常に気を消耗しながらいきているようなものです。
しっかりカラダを守ってくれるように常に一定の気をカラダに保っておけるような養生をしておくことが大切です。
気を補う、気を増す食養生の前にまずはしっかり睡眠を取ることだけはしておきましょう。
いくら気を補う食材をとったところで睡眠という気を充電する時間を削ってしまっていては本末転倒。
『良いものを食べる』前にしっかり心身に休息を与えてあげましょう。
そして不安や心配事を考えすぎたり、怒りすぎないこと、過度の感情の高ぶりは気を消耗します。
気忙しい(ここでも気ですね)毎日でゆとりがないと心にもゆとりがなくなります。
意識的に心をほぐす時間を作りましょう。
肩の力を抜いてちょっとコタツにあたる。座椅子などあればなお心とカラダがとろけます。
一見するとダレているだけに感じるかもしれませんが、普段から気の消耗が激しい方はこんな時間も養生の一つです。
【気を増す食材とは?】
しっかり睡眠を取るなどカラダのバリア的な働きをする気を補う養生をした上で、気を補う食材を上手に活用しましょう。
元気不足の気虚と言われる状態の方は『何を食べるか?』も大切ですが
『どう食べるか?』
も大切。消化の良い状態でどんなものも食べるように心がけましょう。
冷たいもの、生の物(生野菜・お刺身など)はできるだけ避けて火を入れて柔らかい状態のものをできるだけ取りましょう。
食材では気を補う食材
米類 豆類 鶏肉 かぼちゃ 人参 山芋 さつまいも トウモロコシ ほうじ茶 紅茶 卵 味噌 たけのこ じゃがいも
などがおすすめですが、日常的に食べるものであれば白米、イモ類、豆類などは日頃から積極的にとっておきましょう。
2回に分けて感染拡大傾向の今だからこそ皆さんにお伝えしたいカラダを守るための食養生についてお届け致しました。
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