心のゆとりは『時間のゆとり』〜忙しい・時間がない！口癖の時は要注意【漢方的メンタルケア】

☆今回のテーマは『心のゆとり』

さて、今日のテーマは『ゆとり』についてです。

#漢方的メンタルケア

漢方相談をしているといろいろ生活環境に問題があって体調を崩してしまう方が多いことに気が付きます。

運動
睡眠
心の癒やし
食事

など

心とカラダを常に一定の状態にしておくためにもこれら生活環境を整えておくことはとっても大切だということは言うまでもありません。

運動してください
しっかり寝てください
リラックスしてください
食事をちゃんととってください

このような正論をいうのは簡単ですが、漢方相談、というか僕の場合は健康カウンセリング、健康コンサルティングをしているので、病気や不調の原因にあった漢方薬を販売して

『おわり』

ではなく

運動できない理由は何か？
睡眠がしっかり取れない理由は何か？
自分時間を作って好きなことをして過ごすリラックスタイムが取れない理由は何か？
食事がちゃんと食べれない理由は何か？

ここをしっかりお聞きして一緒に対策を考えることが大切だと思います。

☆養生が上手くできない理由を考えてみよう

皆さんがもし、体調を整えるために必要な養生があり、それがなかなかできない理由があればその原因をちょっと考えてみましょう。

子育て中の方などはお子さんから目が離せない、などの理由で、物理的な拘束時間が長く、どうしても時間が取れない時期があります。

それでもパートナーや家族の協力、シッターさん、一時保育など周りのサポートを活用する方法もありますし、寝ている間のちょっとした時間を活用して、家事であれば代わりにデキる人がいればやってもらい、その時間を自分メンテにつかう、なんてことも可能です。

もちろん、これも一般論なので、一人一人の環境も異なるので、対策も様々ですが

『どうすれば少しでもできるか？』

って考えることは大切ですよね。

養生が上手く出来ない理由の中でかなり多いのが

『時間がない』

という理由です。

☆養生できない理由の多くは『時間がない』

運動する時間がない
寝る時間がない
リラックする時間がない
御飯食べる時間がない

このように『時間がない』と言う理由で養生できない方が非常に多いのですが、実は『時間がない』とおっしゃる方の多くは

ないのは時間でなく

『心のゆとり』

だと思います。

時間がない

と言いながら以外と疲れてテレビをぼーっと見ていたり

御飯食べる時間がないといいつつも、休憩時間にスマホは見る時間があったり

気持ちにゆとりがなくなってしまうと

『仕事が忙しいからご飯なんて悠長に食べていられない！』
『こんな忙しいのに読書なんてしてられない！』
『子育て中に運動なんてする暇ない！』

と頭ごなしに

『自分には時間がないんだ！』

と自分で自分を追い込んですり減らしてしまっていると思います。

☆時間がない、という方は頑張ることへの執着にも注意を

忙しい自分に酔ってしまったり

頑張ることに執着し過ぎてしまって、休めない、なんて方もいます。

もしかしたら誰かへのあてつけとして忙しくして、自分をいじめることでアピールをしているのかもしれません。

もちろん、職場がかなりブラックで本当に食事を食べる暇も与えてくれないぐらい働かされているブラック企業もあるとおもいます。

チョット前にしゃぶしゃぶチェーン店でしたかね？

昨年末のおせちの時期に２日間で４０何時間も働かされた、なんていう労働環境、働き方改革などと言われている今の時代にありえないことをするひどいところもありますが、かなり例外的だと思います。

残業が多い、ワンオペ育児で時間がホントに取れない方もいると思います。そんな時間にゆとりがなくなると心も忙しくなり、心のゆとりもなくなってきます。

そうなると他人からの意見や、頑張りすぎている、なんて言われても聞く耳を持てず

何を言われても自分を否定されているような気がして、どんどん精神的にも弱ってしまいます。

☆『時間がない』『忙しい』が口癖になったらやるべきこと

そうならないためにもまず僕が大事だと思うことは

『あ〜〇〇する時間なんてないよ！』

と心のゆとりがなくなってきたら、意識して『時間』を作って欲しいのです。

心のゆとりは意識してもなかなか取れないですが、時間は自分の1日の時間の使い方を棚卸しして整理すると以外と作れるものです。

御飯食べる時間がない、という方もいると思いますが、ゆっくり食べることがもちろん大切ですが、食事は５分でも、１０分でも食べることは出来ますよね。

食べれなくて激ヤセするほど分刻みでスケジュールが入っている方って実際はほとんどいないと思います。

むしろ

『ご飯なんて食べている時間がない』

という思考を変えるためにも一度自分の時間の棚卸しをしてみてはどうでしょうか？

１日３食２０分でも食事を食べる時間を作ることはできると思います。

当然もっとゆっくりの食事が良いに決まっていますが、忙しくて食べれないぐらいであれば、移動中の電車の中、車の中で食べてもいいとおもいます。

自分時間の動画を見たり、読書してたりするのもスキマ時間の５分でも１０分でもいいので、作ることは可能だと思います。

運動も『時間がない』といいますが、棚卸しして時間をちょっと組み立てると１日５分は歩くことができたり

３分程度のラジオ体操ぐらいはできる時間が全くない人ってあまりいないと思います。

これは決して理詰めで『時間ないとか言ってるけどただ気持ちのゆとりがないだけでしょ？』と言いたいのではなく、そこまで自分を追い込んでしまったり、追い込まれてしまっている状態から抜け出すためにも一度自分の今の状態を俯瞰して見ていただきたいのです。

☆時間のゆとり＝心のゆとり

今は忙しいだけで済んでいるかもしれませんが、これが続くときっとカラダも心もかなり病んでしまうと思います。

意識的に時間を作り、習慣をチョット変えることで、心やカラダにもゆとりができてきて、徐々に

『時間がない！』『忙しい！』

という心のゆとりがない状態から抜け出すことができると思います。

時間のゆとり
心のゆとり

僕はこの２つはほぼ同じだと思っています。

時間のゆとりがないと徐々に心のゆとりがなくなり、さらに

『こんな事やってる暇ない！』

と自分を追い込み

最終的には『本なんて読んでる暇ない！』『ご飯なんて食べている暇ない！』という

『どんだけ忙しんだよ』という状態になってしまうと思います。

中には、本当に、本当に、本当に、１分も時間がないという方がいるかも知れませんので、その方からすると今日のお話はイマイチかもしれませんが、読書などはしようと思えばトイレにしゃがみながらでもすることができます。

『時間がない』

と思い始めたら

『心のゆとり』がないサインなので

早めに意識して時間を作って心のゆとりを作ってあげましょう。

今日は『心のゆとりを作るには時間のゆとりを作ろう』というお話をさせていただきました。

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