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✅40代女性【死後、夫の姓でいたくない】を選択理論でコーチング人生案内#36

40代の主婦。夫はもともと他人に興味のない人でしたが、結婚20年近くになり、3人の子どもの親になっても、自分以外への興味も感情もありません。家族と一緒にいても姿があるだけで透明人間のようです。

 発達障害の子どもを育てる中、私一人では背負いきれない困難な状況に、夫の協力や理解を求めても受け止めてもらえません。まるでよその話を聞くよう。夫に助けを求めることはやめました。深い溝を感じる日々。子育てが終われば一緒にいる意味はない、と思っています。終わるまでは我慢する覚悟です。

 万が一、子育てが終わる前に私が死ぬことがあるとしたら「死後は夫の姓でいたくない」と強く思うようになりました。もし夫の姓のままで死を迎えてしまった場合、信頼できる誰かに頼んで死後に姓を変えることはできるのでしょうか。よい案があれば教えてほしいです。(奈良・D子)

(2022年2月22日読売新聞)


次を参考に、相談者の答えを引き出す質問を、自由に考えてみてください。

【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】

相談者の「願いごと」

・子育てが終わる前に、自分が先に死んだ場合、「死後は夫の姓でいたくない」と強く思うが、そのためのよい案があれば知りたい。

【ふだん使いをしやすいコーチングモデル】

「自分の考え方や見方、行動は、
自分が自由に選択できるし、変えられる」
と考えてみましょう

【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう

・子育てが終わる前に、自分が先に死んだ場合、「死後は夫の姓でいたくない」と強く思うが、そのためのよい案があれば知りたい。(自分の願いを叶える方法が知りたい) 

【心に響く回答者(山田昌弘さん)の言葉】

お気持ちを考えると、夫の姓のまま埋葬されるのは、想像するのもイヤということでしょうか。法的には死後の「姓」の規定がなく、変えようにも変えられません。

・あなたの望むような葬儀を遺言することはできます。(略)信頼できる人に依頼しておく必要があります。(略)弁護士などに依頼もできますが、お金がかかります。

・可能ですけど、実行するとなるとかなり面倒というのが回答です。亡くなった後のことを考えるより、お子さんが大きくなって離婚に踏み出すまで、とにかく健康に気をつけ、経済的に自立する準備をする方を優先すべきではないかと思います。

次のような質問を考えてみました(ご参考まで)

・自分以外への興味も感情もないご主人でも、「子育てが終わるまでは一緒にいる意味がある」ようですが、それはどういう理由から、そのように思われているのですか?

・ご主人は「他者や家族への配慮や関心を示すことが苦手な人」なのかもしれません。そのようなご主人が良き夫や父親に変わることを、あなたは諦める覚悟(そんな夫に振り回されることをやめる覚悟)が既にできておられるようですが、もしそうだとした場合、それはそれとして、あなたが自由にできるところ(あなたの自由になるところ)では、あなたはできればどのような人生を、これから送っていきたいと願っておられるのでしょうか?

・もし、ご主人が、子育ての途中で、離婚したいと言い出したり、あるいは、事故や大病に遇われ、仕事ができなくなったりしたら、そのときは、あなたと子供さんは、どんな状況になりそうですか?

今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。


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