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自選評論・随筆集

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気になる社会現象について、毎日の生活における小さな気づきから論じた記事を、多くは匿名で自身が展開する媒体(メルマガ・ブログ・SNS等)から選んでまとめています。
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#学び

私はどちらを信じたか?(note書き下ろし)

 この話題、占いのメルマガに書こうか、ブログ代わりのインスタにしようか、はたまたSNS類しようか……少し悩んで、noteが適切だろうと考えました。  オンラインコミュニティの中で、あるアイテムを紹介している人があり、話題になっていました。占星学や神秘学、さらには量子力学といった分野の叡智を結集したというそれは、私が扱っている占術や思想の分野から見ても、よくできたものだと思いました。  しかし、再販は未定であるということでした。その理由というのが、オリジナルの体系を確立した人

信頼貯金 ~新しい時代の人間関係~(2021年12月28日メルマガ)

 2021年末にメルマガに書いた文章をそのまま掲載しています。年が改まる前の表現になっておりますので了承ください。  おはようございます。気づけば今年もあと四日です。今日が仕事納めの方も多いのかと思いますが、「仕事納め」なんて言葉もすでに昭和の死語なのかもしれません。  ある時期から、コンビニやスーパーや百貨店が年末年始関係なく営業しているのが当たり前になりました。すべてのお店が12月29日から1月3日まで閉まってしまうから、それまでに買い出しをして、祖父母の家でおそばや

センスも才能もない私のような人間はしぶとく継続するのみ!(2021年8月18日メルマガ)

 登録者数50万人に迫る勢いの「ガチャピンちゃんねる」ですが、始めた当初は全然だったということです。あれこれ試行錯誤を重ねていたのがわかります。ガチャピンの声優交代なども不評だったようですが、歌ってみたシリーズの動画が伸び、今やガチャピンの歌中毒の人が続出!?  気づけばオリンピックもお盆も終わりです。  唐突ですが、SNSで毎日のように投稿していた人がそれをやめてしまうのは突然だと思いませんか。  いや、なに、自分の投稿をけっこう応援してくれていたみたいだし、私もひそ

現代の悪魔……そして、自らの黒歴史は自らより生じたと気づく(2021年7月31日メルマガ)

 私の場合、こうやって吊されて悪魔祓いをしないとダメなことのくり返し人生でした(それでもまたやってしまう…)。  おはようございます。あっという間に7月も最終日。何だかよくわからないのですが忙しかったです。それには、自分の中でのいろいろな気づきがあって……というのも含まれます。  一例として、私が近頃入れ込んでいるYouTubeチャンネルのひとつ「占い師けんけんTV」のこの動画を見たあとにしばらく内省が続きました。 【危険】子宮系スピリチュアル 動画内は実名公開!  

廃業しようと思っていた占いの鑑定や講座を続けている理由(2021年7月30日SNS)

 占いなんか習っているのは怪しい人だと思われる二十年くらい前に、偶然にもプロの占い師さんより占星術とタロットカードを習う機会を得て、ずっと趣味で鑑定をしてきました。そして、これまた不思議なめぐりあわせで受講した起業塾ですすめられ、お金をいただいて鑑定をするようになり、いろいろ嫌になっていつ廃業しようかずっと考えていましたが、〝続ける〟と腹をくくりました。  鑑定のかたわら、タロットカードや占星術の背景となるところを教える講座(占い方を教える講座ではない)も1年間続けることが

Facebookの友達が気づいたらじわっと減っていました……(2020年12月15日メルマガ)

 Facebookの友達を5,000人(限度枠いっぱい)にした方がいいというのをコンサルティングを受けた方からから言われたものの、不愉快なことが重なり、ある日とうとうブチ切れた私は、500人までいった友達を250人くらいまで減らしました。  しかしここにきて、自分では減らしていないのにじわっと友達が減っているのに気づきました。その理由は、リアルで二十年近い交流のある友人の一言でわかりました。先日会って話をした時に、最近私が「南北朝時代」に入れ込んでいることを受けて友人はこう

占いだってスピだって、本気でなければ救われない(2020年12月4日メルマガ)

私は、二十年くらい前にプロの占い師より指導を受けて以来、サビアン占星術とタロット・カードに携わってきました。現在は、あまり表には出さない形で副業として鑑定を行っています。その理由もいずれ機会があればお話ししていきたいと思っていますが、そこで生じる問題意識と昨今の占い・スピリチュアルブームについて考えたことがありました。それを書き綴っています。  今回は、占い鑑定における「当たる」「当たらない」という話から始めてみたいと思います。  巷(ちまた)では「よく当たる」占い師がや

学校教育では何を教えるのか?(2019年9月1日ブログ)

 この度、地方のある学校の先生方と交流を持つ機会に恵まれました。その学校では学習と部活動との文武両道を掲げており、日に焼けた生徒さんたちは、学校で用意した補習や9月始まってすぐの学園祭の準備などもあって、夏休み中いえどもたくさん登校していました。  この学校訪問の前には東京で私学展がありました。その時に感じたことがよみがえりました。  ーーどの学校も、みんな同じに見えるには私だけなのかな。ーー  地方は遅れているだけという言い方をするのは簡単だし、正しいのかもしれません

成功法則の罠――「マス」の時代の終焉と「自己責任」の本当の意味(2020年10月7日メルマガ)

 先日、実家に帰って両親とTVを見ていたのですが、はたと気づいたことがあったのでシェアしたいと思いました。  現在、指導を受けてファスティングを実施しています。その取り組みの中で知った「腸内フローラ」という用語を冠した番組が始まった時に、こと不健康な食生活をしている父に見るように言ったのですが、“まったくわからない” “結局何が言いたいんだ” とイライラしだしたのです。  ※腸内フローラ……詳しく知りたい方のためにひとつリンクを貼っておきますが、これがベストの解説というわ

情報を盗む、盗まれる――本当に「痛い」のはどっち?(2020年9月28日メルマガ)

 継続してある方のブログを読んでいたのですが、久しぶりにページを訪れたところ、ブログが有料になっていました。  なんだ、結局金儲け主義だったのか……と思いがっかりしたのですが、後日あらためてnoteで展開している記事を確認したところ、有料のものばかりでないことに気づきました。そのうちのひとつに、ブログの記事を有料にした理由が述べられていました。  なんと、記事を剽窃(ひょうせつ)していた人がいたということだったのです。その人はわざわざメルマガの読者登録までして、その情報も

10代の頃に学校で勉強したことを思い出す(2020年8月9日SNS)

 私の10代の頃は、今でこそ「団塊ジュニア」という言葉もあるけれども、何事もライバルが多くて脱落しないことで必死でした。競争も当たり前。  しかし、人生も折り返し地点まで来て、個々の人生の内実と価値は本人にしかわからないと強く感じるようになりました。  一方で、私たち世代は激しい競争の中で引きこもりの一期生を生んだ世代でもあり、この歳になってやっと、そうした立場の人にも思いを致すことができるようになった我が身を口惜しくも思います。  コロナで社会が従来の価値観を否応なく否定す