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10代の頃に学校で勉強したことを思い出す(2020年8月9日SNS)

 私の10代の頃は、今でこそ「団塊ジュニア」という言葉もあるけれども、何事もライバルが多くて脱落しないことで必死でした。競争も当たり前。
 しかし、人生も折り返し地点まで来て、個々の人生の内実と価値は本人にしかわからないと強く感じるようになりました。
 一方で、私たち世代は激しい競争の中で引きこもりの一期生を生んだ世代でもあり、この歳になってやっと、そうした立場の人にも思いを致すことができるようになった我が身を口惜しくも思います。
 コロナで社会が従来の価値観を否応なく否定する中、私が10代で学校で教わったことで今でも思い出す学びは、修学旅行の長崎で聞いた原爆体験者の言葉であったり、校長先生や神父様の言葉であったり、名作とされる文学作品の意味の理解できなかった内容だったり、覚えども何故それが起きるかわからない科学の現象や歴史的な事実だったり、友人とのすれ違いだったりします。

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