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現代の悪魔……そして、自らの黒歴史は自らより生じたと気づく(2021年7月31日メルマガ)

 私の場合、こうやって吊されて悪魔祓いをしないとダメなことのくり返し人生でした(それでもまたやってしまう…)。

 おはようございます。あっという間に7月も最終日。何だかよくわからないのですが忙しかったです。それには、自分の中でのいろいろな気づきがあって……というのも含まれます。

 一例として、私が近頃入れ込んでいるYouTubeチャンネルのひとつ「占い師けんけんTV」のこの動画を見たあとにしばらく内省が続きました。

【危険】子宮系スピリチュアル 動画内は実名公開!

 実は、私もこの人たちの一人の本を読んだことがありました。その本は、すぐにブックオフに出しました。なんとなく納得できないところがあったからですが、納得できたところもあったのが実際のところでした。

 それというのは、女性が持つ大変繊細な悩みや孤独というものに対して、よく切り込めていると感じたからです。小林麻耶さんのご主人もからんでいる団体らしいですが、小林麻耶さんもそのあたりを付け込まれたのではないかと思いました。

 何に違和感を感じたかというと、無意味なまでの〝キラッキラ感〟でした。

 そうしたら、同じような感覚の人のブログを見つけました。

 「マダムユキ」さんは、ハンドメイドをされていて、それを通じてSNSを使ったビジネスに足を踏み入れたものの、違和感を感じるようになって目が覚め、そこから抜け出したということです。しかしながら、その間に何人もの人にインチキな先生やセミナーを紹介してしまったことを悔いているということでした(ブログはその啓発ということもあるのですが、復讐心もあるのか少々文体がキツイと思う記事もあります。ですが、総じて鋭い突っ込みに恐れ入ります)。

 「マダムユキ」さんのブログには、けんけん先生が糾弾した以上の〝悪魔〟がたくさん潜んでいました。それで、私は空恐ろしさにその日は眠れなくなってしまいました。

 同時に、自らを振り返る点もあったのです。

 私自身、自己肯定感の低さを妙な野心や見栄で埋めようとして、「マダムユキ」さんのようなことを経験しました。そして、友達を失いそうになって早い段階で目が覚めました(それがなかったらどうなっていただろうと、本当に今でもひやっとします。それでも、それは自分の黒歴史であり、今もこうしてブログやSNSやメルマガで情報を発信し、副業はもちろんですが、自分の考えなどを他人に伝える責任について、忸怩たるものを抱えながら歩んでいこうと心に決めています)。

 また、本当に長いこと(もしかしたら現在も払拭しきれてないのですが)、やはり自分で自分を認めることがなかなかできずに、自分とは全然違うものに可能性を見出して、痛い目に遭い続けています。本当に情けないことですが……。

 その最たるものが地方都市への転職です。先のけんけん先生の「子宮系スピリチュアル」の動画のコメント欄も興味深く読んだのですが、その中でこのコメントに頭をガツンとやられた気がしました。

 「😅よほどうまくプレゼンできるんですね、ある意味。」

 地方都市で仕事をしている時に、辞めることを決意したのには、ある人物の言動のもろもろがありました。

 ある時その人は、子どもたちがしたことに対してプレゼンをさせ、教員たちががそれで納得できれば許すみたいなことをしました。その子どもたちのしたことというのは、道徳面や本人たちの良心に訴えなければいけない内容であったにもかかわらずそれをした(しかも、私はそれに異を唱えることもできない状況にありました)上に、「いやあ、あれはプレゼンができていれば通ったのにな」などとほざいたのでした。

 こんな性根の人間を最初から見抜けなかったのは、私にずっと自分自身に対する自信のなさがあったからなのです。普段の自分は、理の通った、対象に真摯に向き合った文章(言葉)しか是としないのに、よにも簡単に〝インチキな物言い〟(プレゼン(笑))にひっかかるのは、だいたいが感情の高ぶりがあるか、自分の自信のなさを他者によって解決しようとするときです。

 これまで私は、地方都市に転職した時のことをないことにしようと、極力思い出さないようにしてきましたが、最近になって、それではいけないと怒りや悲しみを正直に出すようにしました。しかし最終的には、それらが自分の中に潜んでいた〝悪魔〟によって起きたことだった事実を認め、それを素直に受け入れなければならないのだと気づきました。

 よくよく考えれば、これまで〝良い〟と思って近づいて嫌な思いをした人たちというのは、だいたいが品のない顔つきと服装、物言いをしていました。自分の友達には絶対しないタイプの人たちです。でも、心に隙があれば、いくらでも理由をつけて、自ら進んで〝良い〟と思って受け入れてしまっていました。

 もう二度と、いくらうまいこと言われてもだまされない自分になる!

 ――残りの人生、自分をバカにした人たちを誰も見返せなくても、大金持ちになれなくても、目指す分野で超有名になれなくても、それでも、自分と自分が大事に思う人たちにいいと認められる人生を送りたいと心から思うのです。

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