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夜中に目が覚めると、不安や寂しさを感じることってありませんか?

ひとりで夜中に目が覚めると、なんか、とてつもない不安や寂しさ
が押し寄せてくる。そんな経験をしたことはないでしょうか? 
もう20年以上も前のことですが、私はよくそんな経験をしていま
した。当時は、寝るときに「また夜中に起きたら、怖い思いをして
しまうのかなあ。。」なんて考えていたことがあります。

心のことを学んでいくのかで、なぜこんなことが起きるのか、どう
したら、この不安を解消できるのかがわかってきました。

わたしたちが普段、起きて生活しているときは、「顕在意識」
眠っているときは、「潜在意識」が優位になっています。

顕在意識は、私たちの目の前に広がっている物理的な世界。

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潜在意識は、普段は意識できていない顕在意識の奥底にある
精神的な世界です。

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私たちは、1日を過ごすなかで、物理的な顕在意識の世界と、
精神的な潜在意識の世界を行き来しています。

目の前に広がる物理的な世界が、私たちにとって日常の世界と
考えるかもませんが、もともと、私たちの日常は精神的な世界
だった。
私はそんなふうに考えています。

もともとは、精神的な世界の住人で、ひとつの意識(魂)として
存在していた。なにかのきっかけで、物理的な世界に送り込まれ
た。海の奥底にある、深海水が、海面上まで上がってきて、ひと
つの波という存在になるように。。

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海の奥底の精神世界は、全てがつながっている「All One」 の世界、
海面の上まで上がってくると、そこは、「Alone」の世界です。

aloneの世界

「All  One」 の世界では、ひとつの意識(魂と)して存在していても、
海の水のように全てはつながっているので、みんなが一緒。
なので、とても安心していられます。

一方、「Alone」の世界は、個別の世界。波がひとつひとつ存在する
ように、自分の身体の外は別の存在。なので、夜中に目が覚めるとき、
全てが一緒の「All One」の世界から、いきなり、「Alone」の世界に
送り込まれてしまうのです。

仲の良い友達と一緒に楽しく食事しているときに、急にみんなが去っ
てしまって、独りぼっちになってしまう。そんな状況とも言えるかも
しれません。不安や寂しさを感じるのも無理もないのではないでしょ
うか。

では、なぜ、私たちは、不安や寂しさを感じる「Alone」の世界へ、
わざわざ送り込まれたのでしょうか?

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「Alone」世界だからこそできるなにかしらの目的がある気がしてなり
ません。スポーツ選手や、音楽家など、何か目的を持ったり、目標に
向かったりして、積極的に行動している人って、不安なんか感じない
ように見えます。

山登りをする時に、目標も決めないで、地図も持たずに、ただ彷徨って
いるだけだと、不安になるし、どこに行っていいのかもわからなくなり
ます。山の頂上を目標に決めて、事前にルートを確認して、途中、地図
を見ながら自分の居場所を確認しながら進んでいくと、不安というより
ワクワク感といった楽しさのほうが強くなります。これと同じような
感覚ではないかと思います。

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過去に、「今年は、キリマンジャロに登るぞ!」と、目標を決めて、
その目標に向かっているときは、夜中に目が覚めても、不安を感じ
ていませんでした。目標というより、自分が心からワクワクすること
でいいのです。

ワクワクすることを想像すると、こうしたい、ああしたいといろいろ
と妄想が膨らみます。結果的にそれが目標になることがあります。
私自身、そんなことを意識して、小さな目標を積み重ねていくうちに、
夜中に目覚めても不安を感じることがなくなりました。

「All One」は、みんなと一緒の世界。 「Alone」は、一人の世界。 「Alone」の世界で、自分がワクワクすることを続けていくことで、
不安もなくなってくるのではないでしょうか。

なので、

私たちは、不安や寂しさを感じるために「Alone」の世界へ送り込ま
れたのではなく、意識(魂)としての存在では絶対に経験できない、
何か自分がやりたいことを見つけて、ワクワクすること、楽しむこと
など、いろいろなことを経験するために、この世界に送り込んでもら
ったのではないでしょうか。

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これが、物理的な世界の住人としてのMission(何かを成すために派遣
された人の使命)なのかもしれません。