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私のプログラミングスクール受講後の進路と進路の選び方について解説します。

結論:待遇の良い企業を選んで、さっさとIT業界に入ってください。

私がプログラミングスクール受講中に考えていたことは、どの種類の会社を選んだ方がよいのだろうか、SES、Sier、自社開発会社、フリーランス、etc…と考えていました。おそらく、他の人も同じようなことを考えているのではないでしょうか。

次いで、SE、インフラエンジニア、プログラマー、etc…のどれが良いのか、と考えていると思います。私がIT業界に飛び込んでわかったことは、この業界は転職ありきの世界なので、転職活動をしてどの職種、種類で選ぶよりもとりあえず、待遇の良い会社に入社して経験を積むことが近道だということが判明しました。

私が現在の会社を選んだ理由は、スクールからの紹介、待遇が良い、レスポンスが超絶速い、面接官が合理的な考え方をしている、そして一番重要である=最初に内定をいただいたという理由で選びました。


IT業界の転職は経験が物を言う世界です。

SEとして、3年働いてきました。携わったプロジェクトは~~~です。という説明で簡単に転職はできます(社会人としてのコミュニケーション能力がある前提)。

日本の情勢を ”少子化傾向+IT人材が少ない” ということを考えると、どれくらいIT人材が必要とされているかわかります。sattaku1538のように未経験30歳でもIT業界にジョブチェンジできると考えると経験があって、それなりの経験と能力がある人は転職できます。


しかしながら、未経験を雇用してくれる企業は少ないもので(今の会社に感謝)、スクール受講時は会社をえり好みするようなわがままな思考になっていたかもしれません。私が転職活動の際にハローワークの求人表を見て驚いたことは、転職サイトに載っている待遇の良い会社はIT経験者のみ求人しているということです。

未経験を雇用するような場所は大抵、アットホームな職場、残業見合い、固定給、基本給は低いが、残業見合いが高い、などの給料の固定費を抑えた給与体系になっております。自社開発でも待遇が怪しい会社もあるので、一概にも”花形の自社開発=良い”という方程式はあてはまりません。

以上のことから、ITで待遇の良い求人は経験者のみ採用が多く、未経験者が考えるべきは ”どういうキャリアを築くためにどの種類のITに行きいか” ということよりも、未経験者でも雇用してくれる会社の中でさっさと経験を積むことが重要。その中での選択基準はどの会社の待遇が良いかということを考えるべきです。


進路は自社開発、SIer、SESで選ぶのではなく、待遇で選んだ方が良い理由。

IT業界は経験が大切ということを理解した上で、待遇という面で何を重要視するのかを解説します。

  • そこそこの給料を確保

  • そこそこの労働時間

ここの上記2点はとても重要です。

①そこそこの給料とは、自由に使える給料が安すぎて、自己投資ができないということです。

私の場合は手取り、20万+残業代で服はユニクロ、お昼はお弁当、家賃は古い集合住宅に暮らしています。週1の外食とジム、動画編集用の(Adobe)の使用料を支払うことができる水準で暮らしています。生活が厳しくて、ジムや新しいことに挑戦できないような環境ですと、自身の成長が見込めないので、ある程度の給料は必要になります。

sattaku1538を例にすると、毎朝のカフェでのコーヒー注文(300円)で執筆や情報収集を行っています。これも一種の自己投資となります。朝の300円を捻出できないぐらいの給与水準ですと、エンジニアに必要な資格(次の現場に行くための証明書)を得られず、新しいことに挑戦できません。

世の中の会社員は入社後に会社が研修をして成長させてくれると勘違いしていますが、東証一部上場の企業でも内輪しか通じない研修を受けさせて、会社から離れられないようにする従属研修をします。給料が低いということは生かさず、殺さずに会社に従わせる手法なので、待遇ベースで見ると社員をどういう風に扱うかがわかってきます。

つまり、待遇の良い会社は社員に経験をさせる考えがあり、自分の頑張り(資格取得など)次第で色々な経験をさせてもらえるということです。しかし、このような会社は有名商社、有名メーカーでしか行っていないものであり、前職がBK企業だった場合は自分で経験と自己研鑽をする必要があります。


②そこそこの労働時間とは業務終了後に自己研鑽をするための時間を確保するということです。

できれば残業が少ない会社が良いです。1日の労働時間が8時間だったとしても、9:00~18:00だとしても通勤時間が往復2時間ですと、8:00~19:00となる。食事、シャワー、トイレの合計時間が2時間だとしたら、1日の拘束時間が7:00~20:00となります。残業が増えるとこの拘束時間がさらに増えるので、そこそこの労働時間を確保して、できるだけ自己研鑽ができるようにすることが必要です。


私の場合は6時に起床して30分で弁当を含めた身支度を済ませます。6:30~7:50までブログや勉強をしています。19:00~20:30までジムで汗を流して、21:00~21:30まで少し勉強しています。1日に使える時間は110分しかありません。長時間労働となると、使える時間が減るとともに疲労が溜まるため、帰宅後に勉強できなくなります。

前職の給与体系は長時間労働の傾向になり高額な残業代を支払うため、基本給を下げて残業代を支払って手取りを上げるような給与体系にしていました。労働時間と給与は表裏一体です。会社というのは騙してくると考えて、会社の仕組みを疑いましょう。

良い企業を選ぶポイント

  • 給与体系が残業見合いを含んでいない

  • 資格取得手当がある

  • 技術手当がある

  • 基本給が普通の水準

  • 人事、面接官が考えを押し付けるような言い方をしない

  • 研修が少ない(もしくは研修内容がかなり実践的で他社でに通用する内容)

  • 人事評価制度が360度

  • 会社の目標が ”世界を変える”、”自分を変えよう”、 などのおおざっぱな内容ではない

  • 会社紹介サイトが質素

現在、所属している会社は6つぐらい当てはまっています。人それぞれ、ホワイト企業の基準が変わりますが、弊社の待遇はかなり良いと思います。

少しだけ、上記内容を解説していくと

手当がある=資格取得手当がある会社は会社員に投資をする方針なので長期的に働いてもらう待遇になります。前職は内輪の強制研修を行い、最終テストの点数が悪ければ成績優秀者の実費を支払うような仕組みでした。解説するまでもなく、研修実施先と会社との関係がきな臭いように思えます。研修をしても会社にダメージがないので、このような研修をしているような会社の離職率は高くなります。


人事、面接官が考えを押し付けるような言い方をしない=社風が人を作っていきますので、人事、面接官がブラック的な考えをしているような人は会社全体としてブラックの傾向があります。また、人事は会社を作る上でとても重要です。権限を持つものが一人、変われば会社は良くもなるし、悪くもなります。こういう部分でも人を見極めることも大事なポイントになります。


会社の目標が 世界を変える、自分を変えよう などのおおざっぱな内容ではない=社則というのは会社の戦略です。社員を長く飼い殺しをするためには、会社にロイヤリティーをもってもらうことが必要です。ロイヤリティーを持たせるためには、働くための大きな目標が必要になります。だからこそ、おおざっぱな内容ですと、どうにでも解釈ができるので、目標が世界を変えるという内容=世界を変えるために長時間労働、サービス残業をしても世界を変えるためだから仕方ない。自分を変えるという内容=自分を成長させるためだから、長時間労働で自分を成長させよう。←このようになし崩しにBK企業の方針が正当化されます。


BK企業からWH企業に転職したsattaku1538の経験を基にしています。


最後に、この記事を要約すると

①IT系に行きたいならさっさと転職して経験を積んでください。

②転職先はやりたいことよりも、待遇で選んでください。

③自分のやりたいことは自己研鑽(資格取得など)をしていくと、道は開けます。


ポイントは3つです。正直な話をすると、就活している時間はもったいないです。就活よりも現場で働いて経験値を積むか、動画編集をする、フリーランスとしての経験を積む、などさっさと経験を積んでください。経験を積む場所は待遇で選ぶようにしてください。BK企業になると、自己研鑽する時間がなくなるので注意してください。労基を順守して、社員がより良い生活をすることを願っている企業は世の中にあります。その中でも弊社はその1つでかなり正統派の会社です。皆さんも勉強してBK企業から脱出しましょう。

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