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ライターさとゆみの日記

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こぼれ話とか
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#読書

ライターの職業病

ライターの職業病

ライターという職業は、多かれ少なかれ、言葉の手触りに意識がいきやすい職業だと思うんだけど、ライターさんによって、言葉の受け止め方は違うみたいで、それについて聞くのは面白い。

私の場合、そもそも言葉はおもにビジュアルで見える。

 
言葉の色や形や温度、ベクトルみたいなものが、絵的に見えるのもそうだし、キーボードの配列や、ページのレイアウトみたいなビジュアルの記憶もよく残る。
みんながスマホでいろ

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「私語り」で連発される「私」って、誰?

「私語り」で連発される「私」って、誰?

蔦屋さんで2度ほど目にとまってパラパラめくって立ち読みというか、立ち眺めしていた本。昨夜、家に連れて帰ってきました。

ねぎトロアボカド丼がメニューにあったら避けて通れないのと同じくらい、こういう文房具関係の本や特集に弱いワタクシです。

のだけど、、、
読んでいたら、この本の「構造」に対する違和感が、どうしても気になって気になって仕方なくて、それっていま私が取り組んでいる仕事でぶち当たってる課題

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頑張るより頑張らないことのほうが難しい。『今日は、自分を甘やかす』(夏生さえり)_059

頑張るより頑張らないことのほうが難しい。『今日は、自分を甘やかす』(夏生さえり)_059

とってもとってもいい本でした。やさしくって、ふわっと抱きしめられるような、やわらかいクッションみたいな本。

先日、さえりさんの講演を聴く機会がありましてん。さえりさんってちょっとだけハスキーな素敵な声なのですが、その声で語りかけられているイメージで読むと、さらに◎でございます。

私が歳をとってよかったなあと思うことのひとつが、「頑張らない」ができるようになったこと。

これは、本当によかったこ

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『ドリトル先生アフリカゆき』は本当に面白いのか。

『ドリトル先生アフリカゆき』は本当に面白いのか。

最近、とても気になっていることがあって、それは『ドリトル先生アフリカゆき』は、本当に面白いのか、ということです。

夜、家にいる日は、この本を息子氏(7歳)に読んでいるのですが、ものすっごい食いつきようなんですよね。毎晩、「今日は2話分読んでほしい」とか、「お風呂に入ってあげるから(温泉好きだが風呂嫌い)お風呂の中で読んでほしいとか」とか、どうやら彼の心を強くノックしているようなのです。

私も、

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編集さん軸で、本を読む、という提案

編集さん軸で、本を読む、という提案

半年くらい前のことなんだけれど、

この著者さんが好きだから読む という読み方や
この翻訳家さんが好きだから読む という読み方や
このイラストレーターさんが好きだから読む という読み方に加えて
編集者さん軸で本を読むという読み方が、今後は増えそう。

誰か「読むべき編集さんの本リスト」を作って欲しいと、つぶやいたことがあるのですが、

それがそのまま企画になりました。

朝日新聞さんがミレニアル世

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