マガジンのカバー画像

ライターさとゆみの日記

153
こぼれ話とか
運営しているクリエイター

2019年12月の記事一覧

今年書いた書評コラム、54冊一気振り返り。年末の読書のお供になりましたら

今年書いた書評コラム、54冊一気振り返り。年末の読書のお供になりましたら

毎週水曜日に連載させていただいている、朝日新聞「telling,」の「読書という贅沢」。書評のようで書評はあまりしない、コラムなのですが、この一年に読んで書いた本を一気にご紹介します。

コラムを書いた時には気づかなかったこととか、コラムを書いていた時の話とかも書き添えてみました。
年末年始の読書のお供にしていただけましたら。

1月の書籍テーマは「目標」【001『夢の叶え方を知っていますか?』森

もっとみる
正しい強度で弱音を吐くこと。SOSを出すこと。フリーランスの命綱。

正しい強度で弱音を吐くこと。SOSを出すこと。フリーランスの命綱。

今年最後の原稿を納品し、先ほど校了の連絡をもらい仕事おさめ。
最後のメールを送ったら、入れ替わりに、著者さんからメッセージが届いた。今年最後に脱稿した書籍の原稿をとても気に入った。発売が待ち通しいとのこと。ちょっとほっとする。

しみじみ、きつい一年だったけど、なんとか生き延びたと、思った。

2019年は走りたい場面で怪我したり転んだりしてばかりで、いろんな大切なものを目の前で獲り逃してきた。こ

もっとみる
上阪塾と、さとなおラボと、本気ゼミ。

上阪塾と、さとなおラボと、本気ゼミ。

大人になってから友達を作るのは難しい。
そんな言葉をよく聞く。

というか私の場合、子どもの頃も、友達を作るのはじゅうぶん難しかった。
運動部だったから、先輩はいる。後輩もいる。ライバルもいる。
あと、運動部以外だと、彼氏とか彼氏っぽいのとか。
でも、友達って、なかなかうまくつくれなかった。

なんだけど、この6年ほど。ものすっごく友達が増えた。それは、

上阪塾(上阪徹さんのブックライター塾)と

もっとみる
ずっと誰かを口説いている

ずっと誰かを口説いている

ライターの仕事は、ずっと、誰かを口説いているようなものだなと思う。

誰かに何かを知ってほしい。
誰かにこれをやってほしい。
誰かの身体に入りたい。
誰かの人生にくさびを打ちたい。

自分の本でも、どなたか著者さんの本でも、ライターの仕事は、ずっと誰かを口説いているようなものだと思う。

時々、そっと囁くように小さな声で。
時々、街宣演説のように大きな声で。

私は書籍の先にいる彼/彼女を口説き

もっとみる