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18歳(女)のスイス留学

ワタシの地元は、スイスの「サンモリッツ」という町と姉妹都市の協定を結んでいます。どちらも、豪雪地帯でウィンタースポーツが盛んです。

私は、2人の子と一緒に面接や試験を乗り越え、2年に1度スイスに行ける交換留学のチケットを掴む事ができました。

中学3年生の時に家族とアメリカに行き、高校生活では何度も友達と韓国に行き、スイスに行く1週間前には1人で初の海外旅行としてタイに行った経験をしていました。その成果、海外旅行に行く事が原因で緊張する事は無く、当時はスイスに行く事がすごく待ち遠しかったのです。

私は、その時のスイスが初のヨーロッパ旅行でした。フライトもそれなりに長く11時間近くかかりました。長いフライトを終えいざ、ヨーロッパの土地に第一歩を踏み出しました!!!!

最初のスイスの印象は、とにかく見る景色が全て綺麗で絵本の中にいるみたいでした。汽車に乗り、2時間程かけサンモリッツに向かいました。途中、古城があったり大きな石積みのラントヴァッサーという橋があったり、汽車の中にいてもスイスの雰囲気に飽きることはありませんでした。

ガタゴト汽車に揺られ到着した先は、サンモリッツという小さな街。人口は5000人程で、自然いっぱいののどかな街です。富士山の標高の半分の高さに街があります。到着した日はもうすでに寒さが押し寄せており、寒かったのを覚えています。

さあ、いざホストファミリーの家へ!!!!!!!!!

私たちを受け入れてくれたホストファミリーは4人家族で、お父さん、お母さん、男の子2人兄弟のお家でした。家はアパートでしたがとても広く、ベランダもありました。私たちはすぐにサンモリッツの街とホストファミリーに溶け込む事が出来ました。お父さんとお母さんはとても穏やかで優しい人たちで私たちが不安にならないよう気をかけてくれ、いろんな場所に連れ出してくれました。その息子さん達は、元気がよく陽気で一緒にテレビゲームやテーブルゲームをしたり、プールに行ったりして一緒に時を過ごしました。私たちは、終始「帰りたくない」と言っていたのを覚えています。いつの間にか、サンモリッツとホストファミリーの事を大好きになっていました。

サンモリッツの街を散歩した際の感想は、牛さんが放牧されたくさんの山に囲まれ、かわいいおうちがたくさん並んでいました。サンモリッツは冬のオリンピックが2度も行われた事がある街で、その形跡も街に残っていました。ヨーロッパの本物の教会に入ることもでき、綺麗な大きい湖も眺める事が出来ました。

ホストファミリーと一緒にスーパーに行った際には、見た事のない商品がずらりと並んでおりひとつひとつじっくり見てしまいました。1番感動したのは、生のオレンジから直接オレンジジュースを潰して出す機会がスーパにあり、本当の100%のオレンジジュースを飲みました。カボチャは絵本のようなものがたくさんあり、日本の料理代表と言っても過言ではないお寿司もありました。チーズフォンデュ専用の鍋があったり、コストコ並みのコーラがずらりとあったり、チーズや生ハムも豊富にありました。スーパーの中を見ているだけで、幸せでお腹いっぱいになりました。w 

役場にも遊びに行く事ができ、当時のサンモリッツ町長と話す機会も設けられました。町長さんからは、サンモリッツのたくさんのグッズをもらいました。今でも思い出の品です。

他にも、私たちはサンモリッツの山々を眺めながらのハイキングや、チーズ工房の見学、山頂でイタリアを眺めながらピザを食べたり、クライミングジムでボルダリングをしたり、サンモリッツの小学校と中学校の授業に参加させてもらったり、ほんとに多くの経験をする事ができました。サンモリッツで日々を過ごしている中、サンモリッツという街が本当に大好きになっていました。

帰国する日、その年初めての雪が降りました。朝目覚めると、外は真っ白になっていて、まるでハリーポッターの世界に来たようでした。雪が降るのと同時に、私たちはここを離れなきゃいけない、旅立たなければいけないという事実を信じる事ができませんでした。朝から涙が止まらず、何個もティッシュをもらいました。w サンモリッツの皆とお別れのハグをし、また必ず戻ってくるのを約束しサンモリッツの街を離れました。

今でも、一緒に行った2人とは連絡を取り合いその度、もう一度いきたいねなんて話しています。サンモリッツの人たちともインスタのDMでやりとりをし、近況報告などよくしています。私は、サンモリッツに行く事が出来た経験を本当に誇りに思っています。たくさん素敵な人たちと場所に触れ合う事ができ、人生の中でもものすごくいい思い出になりました。「スイスのサンモリッツ」、気になった方は是非、足を運んでみてください。そこには、最高な景色が広がっている事間違いないでしょう。

今回も読んで頂きありがとうございます☺︎♡



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